東京大賞典とは|歴代優勝馬・賞金・条件と2026年の日程

この記事の要点
- 東京大賞典は、大井競馬場のダート2000m(外回り・右)で行われる3歳以上のGⅠ。負担重量は定量で、2026年は12月29日(火)に第72回が行われる
- 1着賞金は1億円(2026年)。地方競馬で唯一のGⅠで、2011年から国際GⅠになっている
- ダート2000mになった1998〜2025年の28回では、JRA所属の馬が23勝、地方所属の馬が5勝。2025年はディクテオン(大井)が勝った
- 同じ期間で2勝以上は5頭。オメガパフュームが2018〜2021年に4連覇している
目次
東京大賞典は、大井競馬場のダート2000mで行われる3歳以上のGⅠだ。負担重量は定量で、2026年は12月29日(火)に行われ、1着賞金は1億円。本記事では、レースの条件と賞金、2026年の日程、1998〜2025年の歴代優勝馬、表から数えたJRA所属と地方所属の勝ち数、1955年の「秋の鞍」から始まる歴史をまとめる。
東京大賞典とは?大井・ダート2000mの年末のGⅠ
東京大賞典は、地方競馬の大井競馬場で毎年12月29日に行われるダートのGⅠだ。地方競馬のレースだが、JRA所属の馬も地方所属の馬も同じレースに出られる。2026年10月時点で、地方競馬で行われるGⅠは東京大賞典だけで、2011年からは国際GⅠになっている。
1999年から12月29日の開催が続き、年末のGⅠとしては中山の有馬記念(2026年は12月27日)の2日後にあたる。有馬記念の条件と歴代優勝馬は「有馬記念のレースガイド」でまとめている。
回数は1955年の第1回から通して数えていて、2025年が第71回、2026年は第72回になる。
東京大賞典のレースの条件(2026年)
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | GⅠ(国際GⅠ) |
| 競馬場 | 大井競馬場 |
| コース | ダート2000m(外回り・右回り) |
| 出走できる馬 | サラブレッド系3歳以上 |
| 負担重量 | 定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬は2kg減) |
| 1着賞金 | 1億円(2026年) |
1着賞金は、1998年が8,100万円、1999〜2010年が8,000万円、2011〜2014年が7,000万円、2015〜2021年が8,000万円で、2022年から1億円になった。2026年の地方競馬のダートグレード競走では、川崎記念・東京ダービー・JBCクラシックと並んで最も高い額だ。
JRAと地方競馬の馬が一緒に走るダートの重賞の仕組みと、JpnⅠとGⅠの表記の違いは「ダートグレード競走とは」で整理している。
2026年の東京大賞典はいつ?
2026年の東京大賞典は、12月29日(火)に大井競馬場で行われる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年12月29日(火) |
| 競馬場 | 大井競馬場(東京都品川区) |
| コース | ダート2000m(外回り・右回り) |
| 回 | 第72回 |
| 1着賞金 | 1億円 |
大井の2000mは外回りを使い、4コーナーからスタートする。同じ距離では、帝王賞・東京ダービー・ジャパンダートクラシックも行われる。最寄り駅からの行き方とコースは「大井競馬場ガイド」にまとめた。
東京大賞典の歴代優勝馬(1998〜2025年)
ダート2000mになった1998年から2025年までの28回の優勝馬は次のとおり。所属は勝ったときの馬の所属(JRAか、地方競馬の所属の地区)。格は各年の競走成績の表記による。
| 年 | 回 | 格 | 優勝馬 | 所属 | 人気 | タイム | 馬場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 第71回 | GⅠ | ディクテオン | 大井 | 7番人気 | 2:04.3 | 重 |
| 2024 | 第70回 | GⅠ | フォーエバーヤング | JRA | 1番人気 | 2:04.9 | 良 |
| 2023 | 第69回 | GⅠ | ウシュバテソーロ | JRA | 1番人気 | 2:07.3 | 良 |
| 2022 | 第68回 | GⅠ | ウシュバテソーロ | JRA | 2番人気 | 2:05.0 | 良 |
| 2021 | 第67回 | GⅠ | オメガパフューム | JRA | 1番人気 | 2:04.1 | 良 |
| 2020 | 第66回 | GⅠ | オメガパフューム | JRA | 1番人気 | 2:06.9 | 良 |
| 2019 | 第65回 | GⅠ | オメガパフューム | JRA | 2番人気 | 2:04.9 | 稍重 |
| 2018 | 第64回 | GⅠ | オメガパフューム | JRA | 3番人気 | 2:05.9 | 良 |
| 2017 | 第63回 | GⅠ | コパノリッキー | JRA | 3番人気 | 2:04.2 | 良 |
| 2016 | 第62回 | GⅠ | アポロケンタッキー | JRA | 5番人気 | 2:05.8 | 重 |
| 2015 | 第61回 | GⅠ | サウンドトゥルー | JRA | 3番人気 | 2:03.0 | 良 |
| 2014 | 第60回 | GⅠ | ホッコータルマエ | JRA | 1番人気 | 2:03.0 | 重 |
| 2013 | 第59回 | GⅠ | ホッコータルマエ | JRA | 1番人気 | 2:06.6 | 良 |
| 2012 | 第58回 | GⅠ | ローマンレジェンド | JRA | 2番人気 | 2:05.9 | 重 |
| 2011 | 第57回 | GⅠ | スマートファルコン | JRA | 1番人気 | 2:01.8 | 良 |
| 2010 | 第56回 | JpnⅠ | スマートファルコン | JRA | 1番人気 | 2:00.4(レコード) | 良 |
| 2009 | 第55回 | JpnⅠ | サクセスブロッケン | JRA | 2番人気 | 2:05.9 | 良 |
| 2008 | 第54回 | JpnⅠ | カネヒキリ | JRA | 2番人気 | 2:04.5 | 良 |
| 2007 | 第53回 | JpnⅠ | ヴァーミリアン | JRA | 1番人気 | 2:03.2 | 不良 |
| 2006 | 第52回 | GⅠ | ブルーコンコルド | JRA | 3番人気 | 2:03.5 | 稍重 |
| 2005 | 第51回 | GⅠ | アジュディミツオー | 船橋 | 4番人気 | 2:03.1 | 良 |
| 2004 | 第50回 | GⅠ | アジュディミツオー | 船橋 | 3番人気 | 2:02.6 | 重 |
| 2003 | 第49回 | GⅠ | スターキングマン | JRA | 2番人気 | 2:03.7 | 良 |
| 2002 | 第48回 | GⅠ | ゴールドアリュール | JRA | 1番人気 | 2:05.6 | 良 |
| 2001 | 第47回 | GⅠ | トーホウエンペラー | 岩手 | 3番人気 | 2:05.2 | 良 |
| 2000 | 第46回 | GⅠ | ファストフレンド | JRA | 1番人気 | 2:04.9 | 良 |
| 1999 | 第45回 | GⅠ | ワールドクリーク | JRA | 4番人気 | 2:04.9 | 良 |
| 1998 | 第44回 | GⅠ | アブクマポーロ | 船橋 | 1番人気 | 2:05.4 | 良 |
1998年は12月23日(水)に行われ、1999年から12月29日の開催になった。格の表記は、1998〜2006年がGⅠ、2007〜2010年がJpnⅠ、2011年からがGⅠだ。1998〜2000年の出走条件は、当時の年齢の数え方で「4歳以上」と書かれている(いまの3歳以上にあたる)。
28回の勝ちタイムで最も速いのは、2010年のスマートファルコンの2分00秒4で、この年の競走成績には「レコード」の表示がある。2分を切った年はない。
表から数えられること(JRA所属と地方所属の勝ち数、連覇、人気)
ここからの数字は、上の表(ダート2000mになってからの1998〜2025年の28回)から数えたものだ。
JRA所属と地方所属の勝ち数
| 所属 | 勝ち数 | 勝った年と馬 |
|---|---|---|
| JRA | 23勝 | ― |
| 船橋 | 3勝 | 1998年 アブクマポーロ、2004・2005年 アジュディミツオー |
| 岩手 | 1勝 | 2001年 トーホウエンペラー |
| 大井 | 1勝 | 2025年 ディクテオン |
| 地方所属の合計 | 5勝 | ― |
地方所属の馬の勝ちは5回で、勝った馬は4頭。うち3勝が船橋所属だ。2005年のアジュディミツオーのあと、2006〜2024年の19回はJRA所属の馬が続けて勝ち、2025年にディクテオンが20年ぶりに地方所属の馬として勝った。地元の大井所属の馬が勝ったのは、この28回では2025年だけだ。
2勝以上した馬
28回で2勝以上した馬は5頭。どれも続けて勝った連覇だ。
| 優勝馬 | 勝った年 | 所属 |
|---|---|---|
| オメガパフューム | 2018・2019・2020・2021年(4連覇) | JRA |
| アジュディミツオー | 2004・2005年 | 船橋 |
| スマートファルコン | 2010・2011年 | JRA |
| ホッコータルマエ | 2013・2014年 | JRA |
| ウシュバテソーロ | 2022・2023年 | JRA |
28回の優勝馬は、のべ28頭で、異なる馬は21頭になる。
優勝馬の人気
| 人気 | 勝ち数 |
|---|---|
| 1番人気 | 12勝 |
| 2番人気 | 6勝 |
| 3番人気 | 6勝 |
| 4番人気 | 2勝 |
| 5番人気 | 1勝 |
| 7番人気 | 1勝 |
1〜3番人気の馬が28回のうち24勝。最も人気のなかった優勝馬は、2025年のディクテオンの7番人気だ。1番人気の12勝のうち、2010・2011年のスマートファルコン、2013・2014年のホッコータルマエ、2020・2021年のオメガパフュームは、2年続けて1番人気で勝っている。
馬場と年齢
28回の馬場は、良が20回、稍重が2回、重が5回、不良が1回。年齢では、3歳で勝った馬が4頭いる(2002年ゴールドアリュール、2004年アジュディミツオー、2018年オメガパフューム、2024年フォーエバーヤング)。牝馬の優勝は2000年のファストフレンドだけだ。
東京大賞典の歴史(秋の鞍から)
東京大賞典は、距離が3回変わり、南関東の馬だけのレースからJRAとの交流のGⅠになったレースだ。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1955年 | 第1回。「秋の鞍」の名前で、2600mで行われる |
| 1962年 | 距離が3000mになる |
| 1964年 | 「東京大賞典」に改称 |
| 1988年 | 3000mで行われた最後の年。イナリワンが勝つ |
| 1989年 | 距離が2800mになる。この年はロジータが勝つ |
| 1995年 | 1994年までの南関東限定から、JRAとの交流競走になる |
| 1997年 | GⅠに格付けされる |
| 1998年 | 距離が今の2000mになる。12月23日(水)に行われ、アブクマポーロ(船橋)が勝つ |
| 1999年 | 12月29日の開催になり、2025年まで続く |
| 2011年 | 国際GⅠになる |
| 2022年 | 1着賞金が1億円になる |
| 2026年 | 12月29日(火)に第72回が行われる |
ダートの大きなレースとして同じ時期に行われるのは、11月3日のJBCと、12月6日のJRAのチャンピオンズカップだ。JBCは毎年開催場が変わり、2026年は金沢と門別で行われる。開催場と歴代勝ち馬は「JBCとは」で並べている。
東京大賞典の馬券の買い方
東京大賞典は大井競馬場の地方競馬のレースなので、馬券は地方競馬の投票サービスで買う。地方競馬の全レースを発売するSPAT4と楽天競馬なら買える一方、オッズパークは南関東4場を除くため大井のレースは買えず、JRAのネット投票(即PAT・A-PAT)はJRAが発表した発売レースに限られる(2026年10月時点)。それぞれのサービスの違いと始め方は「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。
東京大賞典のまとめ
東京大賞典は、大井競馬場のダート2000mで行われる3歳以上のGⅠで、2026年10月時点で地方競馬で唯一のGⅠだ。1955年に秋の鞍として始まり、1998年に今の2000m、1999年から12月29日の開催になった。2000mになった1998〜2025年の28回ではJRA所属の馬が23勝、地方所属の馬が5勝で、オメガパフュームが4連覇している。2026年は12月29日(火)に第72回が行われ、1着賞金は1億円だ。
同じ12月のダートのGⅠは「チャンピオンズカップのレースガイド」でまとめている。
よくある質問
- 2026年の東京大賞典はいつ?
- 2026年12月29日(火)に、大井競馬場のダート2000m(外回り・右)で行われる。第72回にあたる。
- 東京大賞典の1着賞金はいくら?
- 2026年は1億円。2022年から1億円になった。1998年は8,100万円、1999〜2021年は8,000万円か7,000万円だった。
- 東京大賞典を最も多く勝った馬は?
- 1998〜2025年の28回では、2018〜2021年に4連覇したオメガパフュームの4勝が最も多い。
- 東京大賞典で地方競馬の馬は何勝している?
- ダート2000mになった1998〜2025年の28回で5勝。1998年のアブクマポーロ(船橋)、2001年のトーホウエンペラー(岩手)、2004・2005年のアジュディミツオー(船橋)、2025年のディクテオン(大井)だ。
- 東京大賞典は昔からダート2000mだった?
- 1955年に「秋の鞍」の名前で2600mで始まり、3000m、2800mと変わってきた。今の2000mになったのは1998年からだ。






