ばんえい記念とは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
この記事の要点
- ばんえい記念は、帯広競馬場の直線200m・障害2つのコースで行われる4歳以上オープンのBG1。重量は定量の1000kg(1トン)で、ばんえい競馬の年度(4月〜翌年3月)の最後を締めくくる
- 2026年は3月22日(日)に第58回が行われ、メムロボブサップが連覇した。2027年は3月21日(日)に第59回が行われる予定だ
- 1着賞金は2026年が2,000万円。2026年は10頭が出走し、1番人気のメムロボブサップが2着のクリスタルコルドに15秒差をつけて勝った
- 1988〜2026年の38回で最も多く勝ったのはスーパーペガサスの4勝(2003〜2006年の4連覇)。3勝はフクイチ、トモエパワー、オレノココロ、メムロボブサップの4頭

目次
ばんえい記念とは、帯広競馬場で毎年3月に行われる、ばんえい競馬の最高峰のBG1だ。4歳以上のオープンの馬が1000kg(1トン)のそりをひき、ばんえい競馬の年度の最後を締めくくる。2026年は3月22日(日)に第58回が行われ、2027年は3月21日(日)に第59回が行われる予定だ。本記事では、レースの条件と賞金、日程、1988〜2026年の歴代優勝馬、表から数えた連覇・騎手・調教師・年齢・タイム、名前と時期の移り変わりをまとめる。
ばんえい記念とは?1トンのそりをひく最高峰のBG1
ばんえい記念は、帯広市が主催するばんえい競馬(ばんえい十勝)の重賞で、格付けはBG1だ。BGは「ばんえいグレード」の略で、BG1がいちばん高い格になる。ばんえい十勝は、4月から翌年3月までを1つの年度として重賞を組んでいて、ばんえい記念はその年度の最後のBG1にあたる。
重量(馬がひくそりの重さ)は、1988年の第21回から2026年の第58回まで、どの回も1000kgと記録されている。
そり・障害・重量の決まりと、平地の競馬との違いは「ばんえい競馬とは」で解説している。
ばんえい記念のレースの条件と賞金(2026年)
2026年の第58回の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | BG1 |
| 競馬場 | 帯広競馬場(北海道帯広市) |
| コース | 直線200m(障害2つ) |
| 出走できる馬 | 4歳以上オープン |
| 重量 | 定量(1000kg) |
| 1着賞金 | 2,000万円(2026年) |
ばんえい記念の日程(2026年の結果と2027年)
2026年のばんえい記念は、3月22日(日)に帯広競馬場で行われた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年3月22日(日) |
| 回 | 第58回 |
| 頭数 | 10頭 |
| 1着 | メムロボブサップ(阿部武臣騎手、坂本東一調教師、1番人気) |
| 勝ちタイム | 3分18秒8(馬場水分1.6%) |
メムロボブサップは2025年に続く連覇で、2023年と合わせて3勝目になった。
2027年のばんえい記念は、3月21日(日)に第59回が行われる予定だ(日程は変わることがある)。令和8年度は、1週前の3月14日(日)に3歳のBG1のイレネー記念が組まれている。
ばんえい記念の歴代優勝馬(1988〜2026年)
第21回の1988年から第58回の2026年までの38回の優勝馬は次のとおり。年は行われた日の年で、ばんえい十勝の年度とは1年ずれる(2026年3月の第58回は令和7年度)。第1〜20回(1987年以前)は、この記事では扱わない。
| 年 | 回 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | タイム | 馬場水分 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第58回 | メムロボブサップ | 牡10 | 阿部武臣 | 3:18.8 | 1.6% |
| 2025 | 第57回 | メムロボブサップ | 牡9 | 渡来心路 | 2:17.5 | 1.3% |
| 2024 | 第56回 | メジロゴーリキ | 牡10 | 鈴木恵介 | 2:55.0 | 1.9% |
| 2023 | 第55回 | メムロボブサップ | 牡7 | 阿部武臣 | 3:34.4 | 1.3% |
| 2022 | 第54回 | メジロゴーリキ | 牡8 | 西謙一 | 2:47.2 | 4.8% |
| 2021 | 第53回 | ホクショウマサル | 牡10 | 阿部武臣 | 2:43.4 | 2.7% |
| 2020 | 第52回 | オレノココロ | 牡10 | 鈴木恵介 | 4:16.0 | 1.4% |
| 2019 | 第51回 | センゴクエース | 牡7 | 工藤篤 | 3:35.0 | 1.2% |
| 2018 | 第50回 | オレノココロ | 牡8 | 鈴木恵介 | 3:59.3 | 0.9% |
| 2017 | 第49回 | オレノココロ | 牡7 | 鈴木恵介 | 4:07.6 | 0.6% |
| 2016 | 第48回 | フジダイビクトリー | 牡8 | 松田道明 | 3:41.5 | 1.7% |
| 2015 | 第47回 | キタノタイショウ | 牡9 | 大河原和雄 | 3:49.9 | 2.4% |
| 2014 | 第46回 | インフィニティー | 牡8 | 浅田達 | 4:13.2 | 2.7% |
| 2013 | 第45回 | カネサブラック | 牡11 | 松田道明 | 3:43.1 | 1.8% |
| 2012 | 第44回 | ニシキダイジン | 牡11 | 鈴木恵介 | 2:34.0 | 5.1% |
| 2011 | 第43回 | カネサブラック | 牡9 | 松田道明 | 4:07.7 | 0.9% |
| 2010 | 第42回 | ニシキダイジン | 牡9 | 藤野俊一 | 4:24.8 | 4.6% |
| 2009 | 第41回 | トモエパワー | 牡9 | 西弘美 | 4:50.8 | 2.3% |
| 2008 | 第40回 | トモエパワー | 牡8 | 西弘美 | 5:35.8 | 0.6% |
| 2007 | 第39回 | トモエパワー | 牡7 | 坂本東一 | 4:50.6 | 4.4% |
| 2006 | 第38回 | スーパーペガサス | 牡10 | 藤野俊一 | 4:36.1 | 4.6% |
| 2005 | 第37回 | スーパーペガサス | 牡9 | 藤野俊一 | 3:15.3 | 9.2% |
| 2004 | 第36回 | スーパーペガサス | 牡8 | 岩本利春 | 3:07.8 | 6.9% |
| 2003 | 第35回 | スーパーペガサス | 牡7 | 岩本利春 | 4:19.8 | 2.2% |
| 2002 | 第34回 | サカノタイソン | 牡8 | 藤本匠 | 4:16.4 | 2.4% |
| 2001 | 第33回 | サカノタイソン | 牡7 | 大河原和雄 | 3:42.3 | 0.9% |
| 2000 | 第32回 | シマヅショウリキ | 牡8 | 藤野俊一 | 3:58.8 | 1.8% |
| 1999 | 第31回 | シマヅショウリキ | 牡7 | 藤野俊一 | 3:59.2 | 2.4% |
| 1998 | 第30回 | フクイチ | 牡10 | 西弘美 | 3:29.9 | 4.7% |
| 1997 | 第29回 | フクイチ | 牡9 | 西弘美 | 4:36.9 | 2.5% |
| 1996 | 第28回 | マルゼンバージ | 牡11 | 金山明彦 | 4:33.1 | 2.7% |
| 1995 | 第27回 | フクイチ | 牡7 | 西康幸 | 4:02.6 | 3.0% |
| 1993 | 第26回 | マルゼンバージ | 牡8 | 金山明彦 | 3:31.7 | 3.0% |
| 1992 | 第25回 | テンシヨウリ | 牡9 | 藤本匠 | 2:59.1 | 7.0% |
| 1991 | 第24回 | ヒカルテンリユウ | 牡9 | 金山明彦 | 4:42.5 | 2.0% |
| 1990 | 第23回 | タカラフジ | 牡10 | 久田守 | 4:37.3 | 2.3% |
| 1989 | 第22回 | イエヤス | 牡6 | 西弘美 | 5:32.2 | 2.5% |
| 1988 | 第21回 | ニユーフロンテヤ | 牡6 | 久田守 | 3:20.4 | 7.4% |
1988〜1998年は「農林水産大臣賞典」「農林水産大臣賞」の名前で行われていて、かっこ書きでばんえい記念と記録されている。タイムは、馬場水分(コースの水分の量)で大きく変わる。性齢は記録のまま載せた。騎手は、記録で名前が略されている年も姓名に直して載せている(2014年の浅田達は姓名を確かめられなかったため記録のまま)。
表から数えられること(勝ち数、連覇、騎手、調教師、年齢、タイム)
ここからの数字は、上の表(1988〜2026年の38回)から編集部が数えたものだ。
2勝以上した馬と連覇
38回で2勝以上した馬は11頭いる。
| 優勝馬 | 勝ち数 | 勝った年 |
|---|---|---|
| スーパーペガサス | 4勝 | 2003・2004・2005・2006年(4連覇) |
| フクイチ | 3勝 | 1995・1997・1998年(1997・1998年は連覇) |
| トモエパワー | 3勝 | 2007・2008・2009年(3連覇) |
| オレノココロ | 3勝 | 2017・2018・2020年(2017・2018年は連覇) |
| メムロボブサップ | 3勝 | 2023・2025・2026年(2025・2026年は連覇) |
| マルゼンバージ | 2勝 | 1993・1996年 |
| シマヅショウリキ | 2勝 | 1999・2000年(連覇) |
| サカノタイソン | 2勝 | 2001・2002年(連覇) |
| ニシキダイジン | 2勝 | 2010・2012年 |
| カネサブラック | 2勝 | 2011・2013年 |
| メジロゴーリキ | 2勝 | 2022・2024年 |
続けて勝った連覇は7頭で、とくに1997〜2009年は連覇が5頭続いた。38回の勝ち馬は21頭で、1勝だけの馬は10頭にとどまる。
騎手と調教師
騎手で最も多く勝ったのは、5勝の3人だ。藤野俊一騎手(1999・2000・2005・2006・2010年)、鈴木恵介騎手(2012・2017・2018・2020・2024年)、西弘美騎手(1989・1997・1998・2008・2009年)になる。3勝は、松田道明騎手(2011・2013・2016年)、阿部武臣騎手(2021・2023・2026年)、金山明彦騎手(1991・1993・1996年)の3人。阿部武臣騎手の3勝は、いずれも坂本東一厩舎の馬での勝ちだ。
調教師は、記録の表記が「松井浩」の5勝(2007〜2009・2011・2013年、トモエパワーとカネサブラック)が最も多く、2022・2024年にメジロゴーリキで勝った「松井浩文」の2勝を合わせると7勝になる。次いで、ホクショウマサルとメムロボブサップの坂本東一調教師(2021・2023・2025・2026年)が4勝。オレノココロとセンゴクエースの槻舘重人調教師は2018〜2020年の3勝で、2017年のオレノココロの調教師(記録の表記は「槻舘重」)を同じ調教師として足すと4勝だ。
年齢
2001〜2026年の26回の優勝馬の年齢は、7歳が6勝、8歳が7勝、9歳が6勝、10歳が5勝、11歳が2勝で、6歳以下の優勝はない。最年長は11歳で、2012年のニシキダイジンと2013年のカネサブラックだ。38回の優勝馬はすべて牡馬になる。
タイム
38回の勝ちタイムで最も速いのは、2025年のメムロボブサップの2分17秒5(馬場水分1.3%)。最も遅いのは、2008年のトモエパワーの5分35秒8(馬場水分0.6%)で、5分を超えたのはこの年と1989年のイエヤス(5分32秒2)の2回だけだ。3分を切ったのは、2025年のほかに2012年のニシキダイジン(2分34秒0)、2021年のホクショウマサル(2分43秒4)、2022年のメジロゴーリキ(2分47秒2)、2024年のメジロゴーリキ(2分55秒0)、1992年のテンシヨウリ(2分59秒1)の6回になる。
ばんえい記念の名前と時期の移り変わり
1988〜2026年の記録から分かる、名前と行われた時期の移り変わりは次のとおり。
| 年(回) | 名前・時期 |
|---|---|
| 1988〜1993年(第21〜26回) | 「農林水産大臣賞典(ばんえい記念)」の名前で、11月下旬〜12月下旬に行われる |
| 1995〜1998年(第27〜30回) | 1月に行われる。1997・1998年は「農林水産大臣賞(ばんえい記念)」 |
| 1999〜2005年(第31〜37回) | 「ばんえい記念」の名前で、2月に行われる |
| 2006年(第38回)から | 3月に行われる |
1993年12月の第26回の次は1995年1月の第27回で、1994年の暦年には行われていない。2006年からの21回は、すべて3月16〜29日に行われている。
ばんえい記念の馬券の買い方
ばんえい記念は帯広競馬場の地方競馬のレースなので、馬券は地方競馬の投票サービスで買う。SPAT4・楽天競馬・オッズパークの地方競馬のネット投票サービスで、ばんえい競馬の馬券も買える(2026年10月時点)。
それぞれのサービスの違いと始め方は「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。
ばんえい記念のまとめ
ばんえい記念は、帯広競馬場で毎年3月に行われる4歳以上オープンのBG1で、重量は1000kg。ばんえい競馬の年度の最後のレースだ。1988〜2026年の38回では、スーパーペガサスの4連覇(2003〜2006年)が最も多い勝ちで、連覇した馬は7頭いる。2026年はメムロボブサップが連覇し、2027年は3月21日(日)に第59回が行われる予定だ。
よくある質問
- ばんえい記念とはどんなレース?
- 帯広競馬場で毎年3月に行われる、ばんえい競馬の最高峰のBG1だ。4歳以上のオープンの馬が、定量の1000kg(1トン)のそりをひいて、2つの障害がある直線200mを競う。ばんえい競馬の年度の最後のレースでもある。
- 2027年のばんえい記念はいつ?
- 2027年3月21日(日)に、帯広競馬場で第59回が行われる予定だ(日程は変わることがある)。2006年からは毎年3月に行われている。
- ばんえい記念の1着賞金はいくら?
- 2026年の第58回は2,000万円だった。2着は800万円、3着は600万円、4着は400万円、5着は200万円だ。
- ばんえい記念の歴代優勝馬で最も多く勝った馬は?
- 1988〜2026年の38回では、スーパーペガサスの4勝が最多だ。2003〜2006年に4年続けて勝っている。3勝は、フクイチ、トモエパワー、オレノココロ、メムロボブサップの4頭になる。
- ばんえい記念を連覇した馬は?
- 1988〜2026年の38回では7頭いる。最も長いのはスーパーペガサスの4連覇(2003〜2006年)で、トモエパワーが3連覇(2007〜2009年)。最近では、メムロボブサップが2025・2026年に連覇した。






