キャンディバローズの血統や将来性は?ファンタジーS1着馬を徹底分析

11月7日に京都競馬場で行われたファンタジーステークス(GII/芝1400m)でディープインパクト産駒のキャンディバローズ(牡2)が重賞初制覇を達成した。

まずまずのスタートから好位につけることに成功すると、直線ではしっかりと末脚を伸ばして1着でフィニッシュ。同じディープインパクト産駒のメジェルダ、ブランボヌールらをおさえて優勝した。

キャンディバローズの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。


血統評価は?

キャンディバローズは父ディープインパクト、母アフレタータ、その父タイキシャトルという血統。

ディープインパクト産駒は1400mを苦手としているが、ここでは馬券圏内を独占している。京都が得意なディープインパクト産駒に向いた展開、馬場だったということだろう。

また、同馬は種牡馬として、母系の良さを引き出すという特徴を持っている。母父のタイキシャトルは1200〜1600mで芝、ダート問わずに無類の強さを発揮した。このレースと同じ京都芝外回り1400mで行われるスワンステークスでも勝っている。

母のアフレタータはキャリア4勝のうち、2勝を3歳の2月までに挙げた。ある程度、早熟な馬だったということだ。

繁殖牝馬としては優秀な成績を残している。ファインチョイスは当レースで3着の実績があり、函館2歳ステークスで勝っている。アットウィルにしても2歳時にOPのクローバー賞を制覇。こちらも準OP馬と、そこそこしっかりと走っている。

要するにキャンディバローズは「京都が得意な父×ポテンシャルが高くて2歳戦に強い母系」という配合馬なのだ。ここでの勝利も納得といったところである。

【次のページヘ】キャンディバローズの将来性は?

おすすめの記事