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2018年6月24日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。サトノダイヤモンド、ダンビュライト、キセキ、ヴィブロス、サトノクラウン、ミッキーロケット、ストロングタイタンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

上半期の競馬の総決算。現役屈指の有力馬たちが集うビッグレースだ。しかし、阪神競馬場では雨が降り続き、土曜日の馬場状態は重馬場。日曜日は天気が回復する予報が出ているものの、良馬場まで回復するかどうかは不透明だ。仮に回復したとしても、パンパンの良馬場にはならない可能性が高い。

では、馬場が渋ったときに台頭してくる馬とは、どんな馬なのか? 強調できる血統をデータを見ながら分析していくことにしよう。


道悪で強調できる種牡馬は?

種牡馬着別度数
ディープインパクト40- 52- 55-410/557
キングカメハメハ26- 30- 23-282/361
ステイゴールド26- 25- 31-356/438
ジャングルポケット8- 13- 19-147/187
ルーラーシップ7- 8- 8- 87/110
ブラックタイド3- 9- 15-104/131
Marju3- 0- 0- 1/ 4
マーベラスサンデー2- 0- 1- 13/ 16
アドマイヤドン1- 0- 1- 4/ 6
種牡馬勝率複勝率単回値複回値
ディープインパクト7.2%26.4%7783
キングカメハメハ7.2%21.9%7461
ステイゴールド5.9%18.7%8769
ジャングルポケット4.3%21.4%8068
ルーラーシップ6.4%20.9%4772
ブラックタイド2.3%20.6%28160
Marju75.0%75.0%565245
マーベラスサンデー12.5%18.8%648118
アドマイヤドン16.7%33.3%8070

集計期間:2014. 2. 8 ~ 2018. 6.16

※芝1600〜2400mが対象
※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※やや重、重馬場、不良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外

サトノダイヤモンドの適正は?

一番人気が予想されるサトノダイヤモンドだが、馬場が渋るのが歓迎とは言えない血糖背景がある。

ディープインパクト産駒は数々のGIを勝っているが、実は重馬場、不良馬場のGIを勝ったことは一度もない。(0−3−2−31)と未だ未勝利なのだ。

明日は稍重まで回復する可能性があるものの、この時期の阪神はただでさえ馬場がタフになっている。そこに雨が加わって渋るとなると、発表以上に馬場が悪い可能性は否定できない。となると、重馬場以上でパフォーマンスを下げるディープインパクト産駒にとって歓迎とは言えないシチュエーションになるのだ。

事実、サトノダイヤモンドの戦績を見ても重馬場が得意とは言えない。馬場が悪かったフォワ賞、凱旋門賞は見どころのないパフォーマンスに終始してしまっている。

また、遠征後は本来の力を発揮できていないという状況にある。

・得意ではない馬場状態での開催
・全盛期には及ばないパフォーマンス
・それでいて1番人気濃厚

これらの状況を鑑みると、サトノダイヤモンドは買いにくい人気馬と言うことができそうだ。

重馬場適性が高いのは?

では代わりにどの馬に注目すべきなのか?

まずルーラーシップ産駒のキセキとダンビュライトは見逃せない。

ルーラーシップは現役時代、馬場が渋ったクイーンエリザベス2世ステークスでGI初制覇を果たした。また不良馬場の金鯱賞、アメリカジョッキークラブカップで勝っている。

母のエアグルーヴは現役時代、道悪で(3−1−0−0)とほぼパーフェクトな成績を収めているし、近親を見てもアドマイヤグルーヴが道悪の天皇賞秋で9番人気3着、フォゲッタブルは道悪のステイヤーズステークスを制覇。ドゥラメンテは人気こそ裏切ったものの、宝塚記念で2着の実績がある。

要するにルーラーシップの一族は究極の瞬発力勝負より馬場が渋って時計がかかる状況になってこそ力を発揮するタイプなのだ。

キセキは不良馬場の菊花賞を勝ち、ダンビュライトも同5着。2頭とも道悪実績があり、今回もチャンスはあるだろう。

また、”宝塚記念血統”ことステイゴールド産駒のパフォーマプロミス、道悪の宝塚記念を勝っているグランプリホースのサトノクラウンなど、有力各馬はほとんど道悪適性がある。

言い方を変えれば、サトノダイヤモンドはそれだけ厳しい状況に置かれているというわけだ。

果たしてサトノダイヤモンドは復活を遂げるのか。それとも道悪適性でまさる主役候補たちが栄冠をつかむのか。上半期最後の大一番から目が離せない。

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