春の重賞戦線をにぎわせたベルーフが秋へ向けて反撃の狼煙を上げることができるのか?

8月9日に小倉競馬場で小倉記念(GIII/芝2000m)が開催される。3歳馬のハービンジャー産駒ベルーフが人気の一角を担うと見られている。

果たしてクラシックに出走した素質馬は古馬を相手に勝ち星を上げることができるのか。期待と不安について考察していこう。


ベルーフが期待される理由

もともとベルーフは皐月賞に出走したほどの素質馬だった。コンディションが整わなかったことでダービーは回避したが、現3歳世代で一目置かれる存在といえる。

その大きな理由が血統だ。

ベルーフは母レクレドール、母母ゴールデンサッシュという血統をしている。レクレドールは種牡馬として3冠馬オルフェーヴルやゴールドシップらを輩出したステイゴールドの全妹、さらにゴールデンサッシュはマイルチャンピオンシップの覇者サッカーボーイの全妹である。

つまり、母、母母ともにGI級の血が流れている。その仔どものベルーフが注目を集めるのは当然の流れだろう。

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