皐月賞2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年4月18日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるダノンザキッド、エフフォーリア、アドマイヤハダル、ヴィクティファルス、ステラヴェローチェらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

東京開催だった2011年を除く過去10年のデータを参考にする。


皐月賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は4勝、2着は1回、3着も1回。意外と人気が勝ち切れず、着外に沈むことも十分考えられる。

伏兵馬が絡みやすいのも皐月賞の特徴。ここ2年は人気馬が勝っているが、伏兵馬の取捨選択も大事だ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① トライアル組の取捨選択

弥生賞組(1- 4- 2-33)
勝率 2.5% │ 複勝率 17.5%

スプリングステークス組(2- 1- 3-34)
勝率 5.0% │ 複勝率 15.0%

若葉ステークス組(0- 3- 1-19)
勝率 0.0% │ 複勝率 17.4%

先週の桜花賞はトライアルを使わなかった組が上位を独占し、時代の変化を感じさせた。トライアル組の傾向を見る限り、どのレースも信用に欠けるデータである。

弥生賞組はコンマ3秒以内の負けにとどまっているかがポイントになる。弥生賞1番人気で負けた馬も来ているので負け幅が小さければ問題はない。スプリングステークス組は少し厳しく、2着以内でコンマ2秒まで。ただ2着でも3番人気まで。若葉ステークス組はさらに厳しく、1番人気で2着以内で、コンマ2秒以内の負けにとどめたい。

ダノンザキッドはギリギリセーフで基準内に入っている。弥生賞勝ちのタイトルホルダーも当然切れない。スプリングステークスではヴィクティファルスのみが入り、アサマノイタズラは前走の人気で引っかかる。若葉ステークス組はアドマイヤハダルの勝ち方は見事だったが、前走2番人気。これでかなりトライアル組は絞れた。

予想参考データ② 別路線組の取捨選択

桜花賞でもトライアル組以外、別路線組が席巻したように皐月賞でもその傾向は顕著で、特に共同通信杯組は過去10年で4勝もしている。1番人気もしくは1着、1着の場合はコンマ2秒以上の差をつけておきたい。負けたとしても2着まで。

京成杯やきさらぎ賞などその他の重賞組は1番人気ないし2番人気で1着のみ。ここでも差はあった方がいい。

エフフォーリアは4番人気1着で勝ち方が良かったので不安は薄い。ステラヴェローチェは共同通信杯1番人気だったが、少々負けすぎか。その他の重賞組で該当するのは京成杯1番人気1着のグラティアスのみ。

予想参考データ③ 人気馬たちの前走レベル

タイトルホルダーやダノンザキッドの前走は弥生賞だったが、タイトルホルダーが前半62秒後半でペースを落として結局前残り決着に。これだとダノンザキッドには厳しいか。一方で前半3ハロンで36秒台後半だった弥生賞で1着だった馬は皐月賞で苦戦している。同じようにスローになるとは限らないからだ。前走の再現は難しそうだが。

エフフォーリアとステラヴェローチェの前走は共同通信杯だったが、こちらはスタートからスローで道中で動く馬もいた。ラップタイムを見る限りでは最後の3ハロンだけの勝負になった。後半33秒8だったが、後半3ハロン33秒台だったレースの勝ち馬はダノンキングリー、イスラボニータ、ゴールドシップの3頭。このデータはエフフォーリアに味方するはずだが、不安は鞍上か。

アドマイヤハダルとシュヴァリエローズの前走は若葉ステークスだったが、このレースもスローで流れ、前半はかなりゆっくり流れている。それでも前目で33秒台で駆け抜けたアドマイヤハダルは見事だった。京都競馬場の改修工事で芝の状況は例年より悪化してて不思議がない中、1分59秒台で走れたのは大きい。

ヴィクティファルス、アサマノイタズラなどの前走はスプリングステークスだったが、同じ日に行われた3勝クラスと比較すると1秒近く遅く、タイム的にはやや物足りない。結局適性勝負になっており、鵜呑みにはできない。土曜日は雨予報だが、日曜は晴れ。悪化したとして、重馬場までになるかは微妙。そうなると前走の再現はこちらもどうか。

2021年の危険な人気馬は?

ヴィクティファルスは人気になる見込みだが、前走は重馬場適性の分も大きかった。良馬場でも切れる脚はあるが、共同通信杯での負け方を見るに逆転まではなさそう。皐月賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ステラヴェローチェは2つ目の消しデータに合致している。距離的にはマイルまでがよさそうで、あまり2000メートルを持たせられるイメージではない。

反対にダノンザキッドは危険なデータに一つも当てはまらない。上位人気で決まってもおかしくないと思うが、既に中山2000で結果を残し、計画的にローテをこなしてきたことを思えば、素直に狙いたい。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ダノンザキッドと言えそうだ。

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