福島牝馬S2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年4月21日、福島競馬場で福島牝馬S(GⅢ/芝1800m)が行われる。ヴィクトリアマイルに向けた最後の前哨戦としてカワキタエンカ、トーセンビクトリー、デンコウアンジュなどが出走を予定している。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年(新潟開催の2011年を除く)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
13オンファイアフサイチコンコルド
24メイショウサムソンサンデーサイレンス
31マンハッタンカフェIn Excess
115ストーミングホームブライアンズタイム
21ゼンノロブロイKaldoun
313ハーツクライトウカイテイオー
13デュランダルGrand Lodge
29ゼンノロブロイシングスピール
313アグネスデジタルサンデーサイレンス
15キングカメハメハA.P. Indy
22ディープインパクトTejano Run
316ジャングルポケットWild Again
11タニノギムレットサンデーサイレンス
23テレグノシスサンデーサイレンス
310Monsunパントレセレブル
11タニノギムレットサンデーサイレンス
24ゼンノロブロイシングスピール
32フジキセキUnbridled's Song
15フレンチデピュティサンデーサイレンス
24クロフネサンデーサイレンス
33フジキセキトニービン
17クロフネサンデーサイレンス
211ステイゴールドモガンボ
313メジロマックイーンサンデーサイレンス
13アグネスタキオンサッカーボーイ
24マヤノトップガンSecretariat
31ダンスインザダークZafonic

解析・分析:注目血統は?

サンデーサイレンス系はゼンノロブロイを筆頭にオンファイア、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ディープインパクトなど様々な種牡馬の活躍が目立つ。他系統ではミスタープロスペクター系が活躍する傾向があるが、二アークティック系・ナスルーラ系と無視はできない。

非サンデー系の傾向としては母父サンデー系の馬が活躍しており見逃せないポイントだろう。

2017年 フロンテアクイーン(母父サンデーサイレンス)
2015年 メイショウスザンナ(母父サンデーサイレンス)
2013年 オールザットジャズ(母父サンデーサイレンス)/マイネイサベル(母父サンデーサイレンス)
2012年 オールザットジャズ
2010年 レジネッタ(母父サンデーサイレンス)/ブラボーデイジー(母父サンデーサイレンス)
2009年 ブラボーデイジー/ヤマニンメルベイユ(母父サンデーサイレンス)

今年はトーセンビクトリー、レイホーロマンス、キンショーユキヒメが該当しており注目してみたい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
キングカメハメハ6-3-3-667.7%15.4%
ディープインパクト16-13-14-6914.3%38.4%
メイショウサムソン3-7-2-326.8%27.3%
ロージズインメイ2-2-4-265.9%23.5%
ゴールドアリュール0-0-0-90.0%0.0%
ホワイトマズル0-0-2-90.0%18.2%
ヴァーミリアン0-0-2-130.0%13.3%
ブラックタイド4-2-1-2711.8%20.6%
ハービンジャー7-11-18-1015.1%26.3%
ステイゴールド10-13-10-1186.6%38.4%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

ディープインパクト・ステイゴールドが優れた成績を残しているが、一方でキングカメハメハはこの条件ではやや見劣りする成績である。人気となりそうなトーセンビクトリーにとって不安材料といえよう。

また、ハービンジャーもこれらに次ぐ成績を残せており、人気薄ながら好走を続けるレイホーロマンスが今回も激走するか注目したい。

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