夏の函館の名物重賞、函館記念(GIII/芝2000m)にレッドレイヴン(牡5)が出走する。
前走の巴賞で2着となり、悲願の重賞初制覇を目指す。人気の一角に支持され、十分にチャンスがあると見られている。
ただし、彼のキャリアを振り返ると、積極的に買うべきかどうか、疑問が生まれてくる。
今回は「レッドレイヴンが買いにくい理由」を解説していくことにしよう。
過剰人気馬
レッドレイヴンを積極的に買いにくい理由の一つとして「必ず人気になること」が挙げられる。
彼のキャリアを振り返ってみると、17走して16走が3番人気以内。うち、1番人気がなんと11走もある。4番人気以下になったのは日本ダービーのみだ。
確かに安定して走っているとはいえ、さすがに人気になりすぎといったところ。
必要以上にレースを使わない藤沢和雄厩舎らしい傾向と言えるわけだが、人気の割に着を外すことも多く、あまり妙味のある馬とは言いがたい。
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