こんなタイトルをつけておいてなんだが、ゴールドシップが3連覇を達成する可能性は高い。
宝塚記念で連覇を果たし、求められる要素が酷似している有馬記念で1度の制覇を含む3度の好走経験がある。適正に疑いの余地はなく、嫌える要素はない。「十中八九勝つ」と予想しても誰も疑わないはずだ。
ただし、今更ゴールドシップが買える理由をつらつら並べていっても面白くない。そういう記事を書いたら「バイエルンがブンデスで3連覇する!( ー`дー´)キリッ」とドヤ顔で言うくらい、周りから冷ややかな視線を送られるのは確実だろう。そんな勇気、僕にはない。
よって、これから不安要素を“こじつけ”ていきたい。言い切ろう。これから書くのは“こじつけ”だ。
とはいえ、競馬というのは案外“こじつけ”が正解だったりする。「まぁ買える要素しかないけど大外だから飛ぶんじゃね?」と半ば予想を放棄して買った時に限って単勝1.4倍の1番人気が12着になったりする。
ということで、「こじつけるのも競馬における大事な予想ファクターの一つ!」という強引な理論のもと、ゴールドシップの不安要素を探っていこう。
稀代の気分屋!走れる気分になるとは限らない
もう競馬ファンなら誰もが知っている。ゴールドシップは稀代の気分屋だ。
自分が走りたいと思えば走るし、「飽きたなぁ」「今日ダルいなぁ」と思えば走らない。ミュージックステーションのタトゥーばりに自分の部屋に閉じこもって出てこない。そんな時はオルフェーヴルという名のミッシェルガンエレファントが代わりに“伝説”を作ってくれるから競馬は面白いわけだが、兎にも角にもゴールドシップは気分屋で走らない時は走らない。
よって、いきなり理論をぶっ飛ばして恐縮だが「気分乗らなかったら走らないんじゃね?」という暴論が成り立ってしまう。
そう、気分が乗ると思えば1着固定で買えばいいし、乗らないと思ったら1円も買わなくていい。戦績を見てもそうだ。
(13−3−2−6)
2、3着が少なすぎる。勝つときは勝つし、勝たない時は馬券圏内にすら来ない。それがゴールドシップというタトゥー、じゃなかった、馬なのだ。
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