前走の函館スプリントSの内容も…
前走を振り返ってみると、強いパフォーマンスだったように見える。最後方から捲って勝ったのだから、力が抜けていたということだろう。
ただし、上位に入った馬の4コーナーの位置取りを見てみると……
1着 ティーハーフ 4角14番手
2着 アースソニック 4角14番手
3着 レンイングランド 4角12番手
4着 セイコーライコウ 4角10番手
5着 アンバルブライベン 4角2番手
6着 マジンプロスパー 4角10番手
7着 クールホタルビ 4角12番手
8着 スギノエンデバー 4角14番手
アンバルブライベンを除くと、すべて4角10番手以下の馬が上位を独占していた。つまり、結果的に出遅れて後方に待機したことが功を奏したというわけだ。簡単にいえば「恵まれたレースだった」ということである。
キーンランドカップが同じような展開になれば浮上してくる可能性は高い。一方、例年のように前有利の展開になると、差しきれない可能性も十分にあるだろう。
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