イモータルの重賞制覇は時間の問題?血統と新馬戦で見せた大器の片鱗とは?

重賞級の理由

イモータルの新馬戦はかなり秀逸だった。走破時計は1分49秒8と平凡だったものの、見どころは多かった。

中でも注目したいのは上がりタイムだ。32.9秒という圧倒的な瞬発力を披露した。(同日の古馬500万条件で1分45秒台が出ているように馬場が速かったことは確かだが)2歳の若駒が簡単に出せるタイムではない。

実際、振り返ってみると気になるデータが浮上する。

2歳時に新潟芝外回り1800mで上がり33秒台前半より速い時計を記録した馬たちの“その後”が凄まじいものになっているのだ。

■条件
・2歳
・上がり33.4秒以内
・上がり1位

ジャストドゥイング 上がり32.0秒
OP特別2勝

ルージュバック 上がり32.9秒
オークス2着、きさらぎ賞1着

ダノンリバティ 上がり33.3秒
毎日杯、レパードS2着

クラリティシチー 上がり33.2秒
ダービー卿CT、ラジオNIKKEI賞2着
スプリングS、東スポ杯2歳S3着

サトノノブレス 上がり33.2秒(※2位)
菊花賞2着、日経新春杯、小倉記念1着など

オメガハートランド 上がり33.4秒
フラワーカップ1着

2010年以降、該当馬は6頭。うち、ヴュルデバンダムを除く5頭がOP馬で、重賞で勝ち負けするレベルの馬だった。また、上がり2位のため該当しなかったものの、サトノノブレスは重賞2勝、菊花賞でも馬券になっている。

イモータルは上がり32.9秒でこの条件に合致している。重賞で勝負できるレベルの才能を持っていると判断していいだろう。

今後、どのような路線を歩むかはまだ分からないが、クラシック路線に乗ってくる可能性は高い。注目の若駒として、覚えておきたいところだ。

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