京成杯2019の競馬予想分析!4つのデータから導く勝ち馬候補

2019年1月14日、中山競馬場で京成杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるカテドラル、シークレットラン、ダノンラスター、ナイママ、ラストドラフト、ランフォザローゼスなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

京成杯の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、勝ち馬10頭中6頭が1番人気か2番人気で、残る4頭は3番人気が1勝、5番人気が2勝、7番人気が1勝。10年中4年が1~3番人気で決着しており、大きな波乱は少ない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 芝2000mでのV実績に注目

まず注目すべきは距離実績。勝ち馬10頭中9頭に芝1800m以上で勝利実績があり、うち6頭は芝2000mで勝っていた。例外の1頭にしても、芝1800mの重賞で2着の実績があり、芝1800m以上の実績は不可欠で、芝2000mの実績があればなおいい。

また、勝ち馬10頭中5頭が2勝を挙げ、残る5頭中3頭には芝重賞で3着以内の実績があった。500万を勝っている馬、あるいは重賞で好走実績がある馬が中心になる。

予想参考データ② キャリア3、4戦が理想

キャリア別成績は以下の通り。

1戦(0-0-2-15)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率11.8%

2戦(1-2-1-27)
勝率 3.2% │ 連対率9.7% │ 複勝率12.9%

3戦(6-4-2-25)
勝率 16.2% │ 連対率27.0% │ 複勝率32.4%

4戦(3-3-0-15)
勝率 14.3% │ 連対率28.6% │ 複勝率28.6%

5戦(0-1-2-19)
勝率 0.0% │ 連対率4.5% │ 複勝率13.6%

6戦以上(0-0-3-17)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率15.0%

勝ち馬が出ているのはキャリア2~4戦の範囲で、中でも3、4戦が好成績。キャリア1戦、もしくは5戦以上は苦戦している。

予想参考データ③ 前走は芝2000mで1着が理想

前走を見ると、注目すべきはその距離。

1400m以下(0-0-0-1)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

1600m(1-1-0-23)
勝率 4.0% │ 連対率8.0% │ 複勝率8.0%

1700m(0-0-1-1)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率50.0%

1800m(2-2-3-32)
勝率 5.1% │ 連対率10.3% │ 複勝率17.9%

2000m(7-7-6-61)
勝率 8.6% │ 連対率17.3% │ 複勝率24.7%

勝ち馬10頭中7頭が芝2000mで、同じ距離から臨む馬が中心。逆に、1600m以下のレースから臨む馬は割り引く必要がある。

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(6-5-6-53)
勝率 8.6% │ 連対率11.1% │ 複勝率22.2%

前走2着(1-1-2-5)
勝率 11.1% │ 連対率22.2% │ 複勝率44.4%

前走3着(1-1-1-9)
勝率 8.3% │ 連対率16.7% │ 複勝率25.0%

前走4着(0-1-0-7)
勝率 0.0% │ 連対率12.5% │ 複勝率12.5%

前走5着(1-2-1-7)
勝率 9.1% │ 連対率27.3% │ 複勝率36.4%

前走6~9着(1-0-0-25)
勝率 3.8% │ 連対率3.8% │ 複勝率3.8%

前走10着以下(0-0-0-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

勝ち馬10頭中9頭が前走で掲示板を確保しており、うち6頭が1着。前走が芝2000mの500万下で1着だった馬は【4・1・1・3】と好成績。

予想参考データ④ 関西馬が優勢

美浦(5-5-7-83)
勝率 5.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率17.0%

栗東(4-5-3-35)
勝率 8.5% │ 連対率19.1% │ 複勝率25.5%

地方(1-0-0-0)
勝率 100.0% │ 連対率100.0.% │ 複勝率100.0%

勝率、連対率ともに、関西馬が関東馬を大きくリードしている。

2019年の主役候補は?

メンバー中で唯一、芝2000mの500万下を勝って参戦するシークレットランが中心となる。ここまで3戦2勝、2着1回で、前走の葉牡丹賞をレコード勝ち。未勝利戦、葉牡丹賞と連勝して臨むのは、昨年の勝ち馬ジェネラーレウーノと同じだ。

JRAで2勝しているもう1頭が、関西馬のカテドラル。前走で11着と大敗している点が気になるが、芝2000mでのVを含む3戦2勝と、その他は理想的と言える。

地方馬のナイママは5戦2勝、2着2回。2走前に芝重賞で2着と好走しており、2014年に優勝した地方馬プレイアンドリアルと戦績は似ている。

芝2000mで2戦して1勝のランフォザローゼスカフジジュピターリーガルメインにもチャンスはある。

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