エリザベス女王杯2020の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2020年11月15日、阪神競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ/芝2200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるラッキーライラック、ラヴズオンリーユー、ノームコア、センテリュオ、サラキアらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

今年は阪神2200メートルの開催のため、宝塚記念のデータなどを参考にしていく。


エリザベス女王杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は1勝、2着は3回、3着も3回。人気だからあっさり勝てるほど甘くなく、なかなか勝ち切れない。

伏兵馬が飛び込んできやすいが、単勝1ケタ台の馬が8勝を挙げており、3番人気が4勝を挙げているというのが1つの傾向か。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 宝塚記念の好走パターン

京都2200メートルから阪神2200メートルへ、外回りから内回りになるなど、明らかにこれまでのエリザベス女王杯の傾向が通じない。同じ斤量で戦える宝塚記念の傾向を見るしかない。

ここ数年、マリアライト、リスグラシュー、クロノジェネシスと牝馬が宝塚記念を制してきたが、マリアライトの場合は元々非根幹距離で強く、牡馬と走った非根幹距離の重賞では健闘してきた。天皇賞秋でフィエールマンに負けたことで初めて牡馬に負けたクロノジェネシスも非根幹距離に強く、京都記念を勝っている。リスグラシューの場合はマイルの東京新聞杯を制していたが、牡馬との戦いを制したこともある。

非根幹距離で強い、牡馬との戦いで負けていないことが好走パターンになる。オールカマーで勝ったセンテリュオはまさにうってつけではあるが、実はセンテリュオの勝ちタイムは稍重以下に悪化した過去のレースと見比べても強調するほどのタイムではない。それならば宝塚記念の凡走に目をつぶってラッキーライラックを信じる方がまだいいかもしれない。

予想参考データ② 3歳馬の取捨選択

例年気になる3歳馬の動向だが、数字上は4歳勢とほぼ同じくらい。6歳より上がほぼノーチャンスであることを考えると3歳馬も狙いたい。

ラヴズオンリーユーのようにオークスからの直行もいたが、基本は秋華賞組。勝ち馬かコンマ3秒負けまで、これが目安になる。該当するのはソフトフルートのみ。3歳馬で狙えるのはソフトフルートだけとなる。

この10年で唯一6歳馬が絡んだのはクロコスミアだけだが、そのクロコスミアは3年連続エリザベス女王杯2着、いわばリピーターだ。リピーターを考えるとラッキーライラックやラヴズオンリーユーということになるが、今年は阪神開催である。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

センテリュオはそこまで強調するタイムではなかったと照会したが、他の馬はどうか。例えば札幌記念だが、タイム的にはまずまずよかった。ただ1分59秒台で勝った牝馬はなぜかその後不振にあえぐ。エアグルーヴは1998年の札幌記念は58キロで完勝だったが、エリザベス女王杯では圧倒的人気で敗れた。テイエムオーシャンもハープスターも58秒台のフミノイマージンもそうだ。ノームコアが超えるべき壁は意外と高い。

秋華賞も実はそこまでよかったわけではない。府中牝馬ステークスも重馬場ということもあるが、それでも少し遅め。メンバーも手薄で人気薄で決着したあたりがどうか。その点、同じ重馬場の新潟牝馬ステークスはタイム的にはある程度よかった。

ウラヌスチャームあたりはもしかすると面白い存在になるかもしれない。あとは重馬場で思った走りができなかった馬の巻き返しも期待していいだろう。

2020年の危険な人気馬は?

サラキアは人気になる見込みだが、前走は54キロ、重馬場ということもあって完勝した。非根幹距離には強いが、距離的に長い気がする。少し荷が重いか。エリザベス女王杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ノームコアは2つ目の消しデータに合致している。超えるべきジンクスがこの馬の力量を考えると厳しい。ここは様子見だろう。

反対にラッキーライラックは危険なデータに一つも当てはまらない。確かに宝塚記念で惨敗したが、馬場の影響も関係していた可能性がある。エリザベス女王杯を勝った馬は宝塚記念も勝つことは歴史が証明している。今年の宝塚記念の結果に目をつぶれば買えないことはない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ラッキーライラックと言えそうだ。

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