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2019年10月26日、東京競馬場でアルテミスステークス(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるリアアメリア、サンクテュエール、オータムレッド、ラインオブダンス、ルーチェデラヴィタらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

2012年に創設されて以降の7年間のデータを参考に予想を進めていく。


アルテミスステークスの人気馬成績

過去7年のデータを見ると、1番人気が勝利したのは2回で、2着は2回、3着はなし。まずまずという結果というべきだが、過剰人気になりやすい馬には注意だ。

2歳馬ということもあってか、荒れるときは結構荒れる。ただ今年は少頭数なので、すべての馬を比較検討するだけの価値はありそうだ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 新馬組の取捨選択

前走新馬(1- 2- 1-27)
勝率 3.2% │ 複勝率 12.9%

意外と新馬組は苦戦で、未勝利組が相当な結果を残す。新馬とここを連勝したのは2017年のラッキーライラックだけ。ちなみに2012年2着のアユサンも新馬組だが、後に結果を残した。

条件としては、コンマ2秒以上の勝利、そしてもう1つは夏か秋の新馬戦を勝ち上がっていること、せめて8月以降に勝ち上がっておきたい。6月は仕上がりさえよければ勝ち上がれるという見方ができる。

ちなみに未勝利戦は、牡馬牝馬混合、1秒近い勝ち方で、距離短縮がポイント。去年のシェーングランツ、2016年のリスグラシューもその口だ。

予想参考データ② 前走重賞やオープン組の取捨選択

未勝利組が幅を利かせる中で、重賞やオープン組は、はっきり言ってパッとしない。ちなみに前走重賞で3着以内に入ったのはクロコスミアやレッツゴードンキなど。

オープン特別組も2014年3着のトーセンラーク以来3着以内にも入っておらず、狙いにくい。その中で傾向をつかむなら重賞なら、コンマ2秒負けまで、オープン特別なら1着もしくはコンマ2秒負けまで。

今年はオープン特別組の勝ち馬が2頭おり、面白みはありそうだ。しかし、オープン特別組で過去7年で馬券圏内に入った3頭のうち、2頭は前走中山だった。これをどう捉えるか。

予想参考データ③ タイム差なしはいずれも結果は散々

先ほどから前走の着差を注目しているが、勝ち方はとても大事で、前走1着馬6勝すべて、コンマ1秒差以上をつけた勝利だったケースである。

タイム差なしの勝利は、過去13頭いるが、3着が1回あるのみであとは着外。タイム差なしの負けは4頭いて4頭とも着外という結果。

1秒以上の大差をつけて勝てばいいのかと言われればそうではなく、実は連対がない。リアアメリアにとっては少々嫌なデータか。

2019年の危険な人気馬は?

リアアメリアは人気になる見込みだが、6月1日の新馬戦から5か月近い休み明けは不安要素。勝ち方が豪快だったが、単なる仕上がり早の可能性も捨てきれず、人気になるようなら嫌いたい。アルテミスステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、オータムレッドは2つ目の消しデータに合致している。確かにクローバー賞は勝ったが、8頭中6頭が道営所属。中央馬はもう1頭しかおらず、それでいて大勝とは言い切れず。ルメール騎手が別の馬を選んだということはそういうことだ。

反対にラインオブダンスは危険なデータに一つも当てはまらない。確実な末脚もそうだが、走るたびに力をつけている印象。勝ち方は小さいが、距離短縮や牡馬牝馬混合など来やすい条件を満たし、狙ってみていい馬だ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ラインオブダンスと言えそうだ。

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