中京記念が芝1600mで施行されるようになってからまだ今年でまだ4年目だが、過去3年の結果からは次の2つの特徴がある。

① 軽ハンデ馬が苦戦している
=ハンデを背負った実績馬が力を発揮している

② リピーターが出ている
→12年13年連覇したフラガラッハ、13年14年2着ミッキードリーム

まず①はGI級の実績があることで、12年3着のトライアンフマーチは皐月賞2着、安田記念3着、13年3着のリルダヴァルはNHKマイルカップ3着の実績があった。

次に②についてはリピーターの血統をみてみよう。


フラガラッハの母スキッフルはトニービン×ヌレイエフという組み合わせで、これはどちらもハイペリオンのクロスを持っている馬で母系に入ると底力や成長力を供給する。レースでは持続力、時計の掛かる馬場向きの馬になりやすい。

父のデュランダルもサンデーサイレンス産駒だが母父がハイペリオンのクロスを持っているノーザンテーストで母と強く脈絡する。ハイペリオン譲りの素晴らしい持続力を武器とする馬だ。

ミッキードリームは父がキングカメハメハ、母がサンデーサイレンス×トニービン×ノーザンテーストという血統で、これはドゥラメンテと15/16同血だ。母系にトニービンが入るキングカメハメハ産駒はホーンビーム(トニービンの母父)のクロスが成立し、トニービン直仔を再現したように直線の長いコースで持ち味を発揮する馬が多い。

では、具体的に今年の出走馬の中から注目馬を挙げていこう。

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