CBC賞の注目馬
ジャストドゥイング
母ストラテジーは芝1200mの新馬戦を快勝し、続く小倉2歳ステークスでも2番人気に推されたほどの素質の持ち主だった。母父フレンチデピュティは母ミターランドの影響か、種牡馬としてはアドマイヤジュピタ、レジネッタ、メイショウベルーガなど外回りの重賞で活躍する馬を輩出することもある。このミターランドと3代母父のシアトルスルーは血統的に脈絡する。4代母父のサンクタスも同じく外回り向きの鋭い末脚を伝える種牡馬だ。
マイニング≒ミスワキ3×3という父ミスタープロスペクター×母父バックパサーという馬のニアリークロスのためか530キロを超える大型馬だが、このパワーが更にスプリント適性を増幅しているように思う。
初の1200mだった前走・葵ステークスでのゴール前の末脚は中京で更に威力が増すだろう。スプリンターでありながら、2歳時には1800mの芙蓉ステークスでロジチャリス以下を切り捨てたのは素質が成せた業であろう。
ベステゲシェンク
全姉シュプリームギフトもキーンランドカップ4着の実績があるように、この馬もスプリント路線に転じてから重賞でも4着→3着と適性の高さをみせている。
緩さが目立つディープインパクト×ミスタープロスペクター系の組み合わせにおいて、ハイペリオンを基調とするパワー血統であるヌレイエフや、リボーの底力やウォーアドミラルのパワーを伝えるアレッジドが入り重厚感のあるキレを実現させている。
とはいえ、末脚を活かすディープインパクト産駒であるから近2走の中山1200mや京都内1200mよりは今回の中京1200mが舞台適正は高いはずだ。更なるパフォーマンスアップが見込める。
他では、ダッシャーゴーゴーやマジンプロスパーなどリピーターが好走しやすいレースということで昨年の覇者トーホウアマポーラや一昨年の3着馬で更に力を付けたサドンストーム、位置取りがガキとなるがダンスディレクターも舞台適正は高いだろう。
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