天皇賞春2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年4月28日、京都競馬場で天皇賞(春)(GⅠ/芝3200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはエタリオウ、フィエールマン、ユーキャンスマイル、クリンチャー、メイショウテッコンらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

天皇賞(春)の配当傾向

過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2012年の1452,520円で、その他に2011年(911,660円)・2016年(236,300円)・2009年(221,080円)など10年中8年で10万越えの配当が出ている。近2年こそ堅い決着が続いているが、穴馬の存在は無視できないレースだ。

単勝オッズは2012年(15,960円)で人気薄の馬が優勝しており、2009年(4,650円)や2011年(1,690円)も人気薄が優勝している。それ以外は上位人気馬が優勝する傾向が強いが、人気馬に絶対の信頼は置けないと言える。

馬連は最高配当が2012年(61,570円)で2016年(20,160円)にも万馬券が出ている。2009年(10,200円)も含めて3年で万馬券が出ており、こちらも人気薄の激走に注意する必要があると言える。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

過去4勝のステイゴールド産駒を筆頭にサンデーサイレンス系種牡馬産駒の活躍が目立つ舞台である。母系にも注目すると概ねノーザンダンサー系の血が入っている産駒の活躍が目立つ。

2018年 レインボーライン(母父フレンチデピュティ/母母父レインボーアンバー)/ シュヴァルグラン(母母父Nureyev)
2017年 シュヴァルグラン /サトノダイヤモンド(母父Orpen)
2016年 カレンミロティック(母母父Caerleon)/シュヴァルグラン
2015年 ゴールドシップ(母母父プルラリズム)/カレンミロティック
2014年 フェノーメノ(母父デインヒル)/ウインバリアシオン(母父Storm Bird)/ホッコーブレーヴ(母父ダンシングブレーヴ)
2013年 フェノーメノ/トーセンラー(母母父Sadler's Wells)

カレンミロティックやホッコーブレーヴのように2桁人気馬の激走もこの傾向が該当しており今年も注目だ。

予想参考データ② 日経賞・阪神大賞典出走馬に注目

ローテーションに注目すると日経賞や阪神大賞典出走馬の激走が多い。以下に人気と該当レースでの成績を挙げた。

2016年 カレンミロティック(13人気/阪神大賞典6着)
2015年 カレンミロティック(10人気/阪神大賞典4着)
2014年 ホッコーブレーヴ(12人気/日経賞2着)
2012年 ビートブラック(14人気/阪神大賞典10着)
2010年 メイショウドンタク(16人気/日経賞11着)
2009年 マイネルキッツ(12人気/日経賞2着)

該当レースの着順に関わらず激走が見られるが、これらのレースで好成績を挙げながらも不当に本番で人気を落としている馬も多く見られており、特に警戒したい。

予想参考データ③ 逃げ・先行馬に注目

ビートブラックなどの激走に代表されるように逃げ・先行馬や後方待機からマクり激走する例も多く、今年も注目したい。以下に人気と道中の位置どりを挙げた。

2016年 カレンミロティック(13人気/3-3-3-3)
2015年 カレンミロティック(10人気/2-2-3-1)
2012年 ビートブラック(14人気/2-2-1-1)
2010年 メイショウドンタク(16人気/6-6-3-2)
2009年 マイネルキッツ(12人気/10-10-4-4)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはロードヴァンドール、チェスナットコート、カフジプリンスだ。

ロードヴァンドールは相性のよいサンデー系×ノーザンダンサー系であり、先行・逃げが今回予想される。前走阪神大賞典3着も評価は上がらずここでの激走に期待したい。

チェスナットコートもサンデー系×ノーザンダンサー系で日経賞をステップに参戦してくる。近走成績は振るわないが久々に激走となるか注目だ。

カフジプリンスも前走阪神大賞典2着があるものの人気の盲点となる一頭だ。こちらも先行策からの激走が期待される。

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