ネックとなるのは父のズブさ?

もっとも、不安がないわけではない。例えば“父のズブさ”はベルーフの足かせになるかもしれない。

今まで、ハービンジャー産駒は芝の重賞に25頭が出走している。しかし、成績は芳しくない。

(1−1−1−22)
勝率4%
複勝率12%
単勝回収値21
複勝回収値28

1番人気3頭を含む13頭が5番人気以内に支持されていた。しかし、好走したのは3頭のみ。その3頭にしてもそれぞれ1、3番人気という人気馬、残りの1頭は実質500万条件だった今年のシンザン記念での好走(ロードフェリーチェ/9番人気2着)だった。

3着内馬が3頭に対し、4、5着は計8頭と、あと一歩のところで競り負ける傾向にあることが分かる。重賞レベルになるとハービンジャー産駒は後れを取ってしまうわけだ。

ベルーフ自身が京成杯を勝っているため、他のハービンジャー産駒とは違うかもしれないが、ネックになる可能性があることは否定できない。

果たしてベルーフは古馬を相手に勝ち名乗りを上げることができるのか?注目だ。

【関連記事】
小倉記念(2015年)の人気馬は?勢力図と予想オッズを展望
アストラエンブレムの血統や将来性は?素質馬のパフォーマンスは重賞級か
シルバーステートの血統や将来性は?重賞級な理由とGI馬になりきれないワケ
武豊騎手と社台グループの現在地とは?確執や絶縁説はオカルトだった?
彼女欲しけりゃペルーサになれ!稀代の愛され馬から学ぶ4つのモテテク

おすすめの記事