鳴尾記念は安田記念と同じ週に行われるため、マイル適性の高い馬は安田記念へ、中距離適性の高い馬は3週間後に行われる宝塚記念を目指してこのレースを使ってくることが多い。牝馬にとっては1週間後に同じコースでマーメイドステークスが行われるため、鳴尾記念は牡馬のオープン~G3クラス級の馬が集まる。
去年はこのレースをステップにカレンミロティックが宝塚記念で2着、エアソミュールが秋になってからハイレベルの毎日王冠を勝つなど、大舞台で活躍する馬も出ている。
そこで今回は鳴尾記念を血統面から考察し、推奨馬を決めていきたい。
鳴尾記念の過去の血統傾向
★鳴尾記念
2014年 良
1着 エアソミュール
父 ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
母父 サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)
2着 アドマイヤタイシ
父 Singspiel(サドラーズウェルズ系)
母父 Dubai Millennium(ミスタープロスペクター系)
3着 フラガラッハ
父 デュランダル(サンデーサイレンス系)
母父 トニービン(グレイソヴリン系)
2013年 良
1着 トウケイヘイロー
父 ゴールドヘイロー(サンデーサイレンス系)
母父 ミルジヨージ(ミルリーフ系)
2着 エクスペディション
父 ステイゴールド(サンデーサイレンス系)
母父 Lyphard(リファール系)
3着 ダノンバラード
父 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
母父 Unbridled(ミスタープロスペクター系)
2012年 良
1着 トゥザグローリー
父 キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)
母父 サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)
2着 ショウナンマイティ
父 マンハッタンカフェ(サンデーサイレンス系)
母父 Storm Cat(ストームバード系)
3着 トーセンラー
父 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
母父 Lycius(ミスタープロスペクター系)
鳴尾記念がこの時期に行われるようになった2012年からの傾向としては、父サンデーサイレンス系が9頭中6頭を占めている。
また配合としては父サンデー系×母父ナスルーラを含む系統(グレイソヴリン・ミルリーフ)、父サンデー系×母父ノーザンダンサーを含む系統(リファール・ストームバード)、父サンデー系×母父ミスタープロスペクター系の3系統が良さそう。
以下は今年の出走予定馬から該当する馬を挙げていく。
父サンデー系×母父ナスルーラを含む系統
クランモンタナ(父サンデー系×母父グレイソヴリン系)
トウケイヘイロー(父サンデー系×母父ミルリーフ系)
マジェスティハーツ(父サンデー系×母父シアトルスルー系)
マックスドリーム(父サンデー系×母父ネヴァーベンド系)
レッドデイヴィス(父サンデー系×母父グレイソヴリン系)
父サンデー系×母父ノーザンダンサーを含む系統
アズマシャトル(父サンデー系×母父ニジンスキー系)
グランデッツア(父サンデー系×母父ノーザンダンサー系)
セイカプリコーン(父サンデー系×母父ヴァイスリージェント系)
ダノンジェラート(父サンデー系×母父ヌレイエフ系)
メイショウナルト(父サンデー系×母父サドラーズウェルズ系)
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