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2018年10月6日、東京競馬場でサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。出走予定馬には、6月の新馬戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたグランアレグリア、叔父にディープインパクトがいるドラウプニル、勢いを増すゴルドフィンのシャドウエンペラーなどがいる。東京での2歳重賞はクラシックに直結する。

マイルで行われたいちょうステークス時代を含めた過去10回のデータを見ると、1番人気が勝ったのは10年で1回と少ない。2着4回3着2回と要するに勝ち切れない。4番人気が4勝、3番人気が3勝で2番人気が2勝と大変分かりやすい。つまり、勝ち馬は4番人気まで、2着も4番人気までというなんとも荒れにくい。3着は6番人気までで、7番人気以下は全く絡んでいない。

穴党には辛いレースだが、4番人気までならどの馬にもチャンスがあり馬群に沈むこともあるということだ。ここは諦めず、人気馬の取捨選択をしたい。


データ① 差をつけて勝ってこい!

圧倒的に新馬や未勝利のレースを勝った馬が多く結果を残しており、これだけでは非常にデータとして厳しく、むしろあってないようなものだ。その中で注目したのが前走の着差である。すると、コンマ1秒以上の差をつけて勝った馬が9勝していたが、タイム差なしで勝った馬はこれまでに18頭いながら2着が3頭、他はすべて着外だった。去年だとステルヴィオがそうだったが、なにせ勝ったのがダノンプレミアムだから相手が悪い。

人気馬で引っかかったのがシャドウエンペラーだ。9月に行われた阪神の新馬戦、重馬場だったが前目でレースを進め、上がり最速タイムで勝ってみせたが、逃げたマイネルシャードフをなかなか退けられず、クビ差まで粘られた。3着以下はコンマ9秒も離しているが、そこが少し気になる。

データ② 関西馬に注目!

今回最終登録は10頭となったが、美浦所属と栗東所属がそれぞれ5頭ずつとなっており、きれいに分かれた。関西でも2歳重賞は目立ち、デイリー杯など格上の重賞もある。その中でここを選ぶというのはクラシックに向けた予行演習と考えていいだろう。東スポ杯が有名だが、去年のダノンプレミアムもそうだったように東京で実績を残せたことは大きい。26頭のうち、4勝2着4回というのも優秀ではないか。

関東馬の総大将はグランアレグリアだが、これは仕方ない。しかし新潟1400メートルで1着のドゴール、アスター賞5着のトーラスジェミニはちょっと狙いにくい。前走500万下条件だった馬は8頭いながらすべて着外に終わっている。その点では関西馬だが、ドラウプニルも嫌だ。

データ③ その他データあれこれ

前走2番人気までの馬で8勝2着7回と圧倒的な成績を残している。そのほとんどがクリアしているが、先ほど指摘したトーラスジェミニとドゴールは消える。あとはアマーティ、サムシングジャストも前走は3番人気だ。期待の良血馬は人気になりやすく、それであっさり勝つゆえのデータだろうが、グランアレグリアのパフォーマンスと比較するとこれらの馬は少しインパクトが弱い。

上がり3ハロンで1位の馬が4勝2着2回と好調だ。末脚一発で勝ち切ることもあるが、前で粘られると少し厳しい。基本は前目だが、武器となる末脚があれば問題ない。グランアレグリアは前で競馬をしてそれなりの末脚がある。アマーティは末脚の鋭さから人気を集めそうだが、やや後ろで競馬をする。グランアレグリアを物差しにするとそれではなかなか逆転しきれない。

まとめ

グランアレグリアが単勝1倍台レベルの人気になるだろうが、これはやむを得ない。6月初旬の時点ですでに1分33秒台で33秒台の末脚を繰り出す時点で完成度は高い。伸びしろはどうかだが、管理する藤沢和雄調教師が太鼓判を押す存在だ。むしろこれくらいは勝ってもらわないと困るくらいの勢いか。

人気馬に何かしらケチがついた中でグランアレグリアにはケチのつけようがない。まだ10月ぐらいのレースでは完成度で何とかなりそうだ。1着は堅いかもしれない。あとは相手だが、これが非常に難解。斤量3キロ増にはなるが、セグレドスペリオルが狙い目か。

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