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2018年10月7日、東京競馬場で毎日王冠(GⅡ/芝1800m)が行われる。出走予定馬には、復活を期したいキセキ、NHKマイルカップ馬のアエロリット、このコースで滅法強いダイワキャグニーなどがいる。京都大賞典に比べればやや小粒だが、それでも天皇賞秋に向けた大事な前哨戦となる。

毎日王冠過去10年の結果を見ると、1番人気は10年で4勝2着2回で着外は4回とまずまず。連対率は5割とまずまず。4番人気までで8勝と勝ち馬は絞りやすいが、2着3着はかなりバラける。特に3着は1番人気から3番人気まで過去10年で1回もなっていない。ヒモ荒れ確実といえるレースだろう。

去年は超豪華メンバーが揃った。近年の勝ち馬も名だたる馬が制しているが、なかなかこの先が続かないという前哨戦でもある。非根幹距離の1800メートルでどんな紛れが起こるのか、危険な人気馬は消していきたい。


データ① 求められる実績とリベンジ

前走の成績を見ると安田記念やエプソムカップ組が目立つ。ただこの中では安田記念で勝った馬、もしくは1番人気の馬が信頼できる。エプソムカップも1着馬が傾向として来やすい。一方で中山や阪神で惨敗を喫した馬が全く違うコースの東京で復活するケースもある。得意なコースで結果を出した馬か、苦手なコースで惨敗した馬か。このいずれかから狙うべきだ。

ダイワキャグニーは本来このコースで無類の強さを見せており切りにくいが、重馬場とはいえエプソムカップは負け過ぎか。そして再び雨予報が出ており、そこが気になる。札幌記念で好走したサウンズオブアース、ここは少し距離が短くやや不向き。人気が少しでも上がるようなら思いっきり消しでいいだろう。

データ② 逃げるのは名馬の特権?

そもそも東京の長い直線で逃げ残ること自体大変だが、意外と毎日王冠では逃げが残りやすいデータがある。1勝2着3回、十分大健闘の部類だが大変な落とし穴がある。例えば唯一の勝ち馬はフランスGⅠで歴史的な勝利を飾ったエイシンヒカリだ。武豊騎手がどうにか御して逃げ残ったのは記憶に新しい。2着3回のうちあのウオッカが2回記録し、もう1回はサンレイレーザーだ。名馬レベルの馬の実績を無視すればなんてことはないデータになる。

今回逃げ馬不在だが、アエロリットがいく可能性が強い。去年はソウルスターリングが押し出されるように先頭へ立ち、結果的に惨敗を喫する。モレイラ騎手がその手に乗るかは分からないが、元々前目でレースをする馬である。他にそうした馬が見当たらないとなれば行かざるを得ない。その場合に残り目があるかどうか。そこが注目だが、ちょっと嫌いたい。

データ③ その他データあれこれ

前走オープン特別や準オープンだった馬は1頭を除き3着以内にも入っていない。唯一3着以内に入ったのが2014年3着のスピルバーグだが、この時は前走がメイステークスで毎日王冠と同じ舞台、1番人気1着だった。それなりに整った環境で人気に応えた。そうした状況でない限りは全消しでいいだろう。今回はそうした馬はいないが、重賞で2ケタ人気2ケタ着順では勝負にならない。こうした馬も全消しでいい。

7歳以上の馬は1勝しかしていないが、その1勝はカンパニーによるものだ。その近親馬にはヒストリカルもいるが、この馬も2016年に7歳で3着に入った。それ以外は苦戦傾向にある。ニューカマーが出てきやすい毎日王冠でおじさんの出番はなさそうだ。ステファノスは今年7歳だがあまり調子は良くない。まだ人気はするかもしれないが、ここは消しでいい。

まとめ

3歳馬ステルヴィオやケイアイノーテック、サトノアーサーなどがいるが、3歳馬はいずれも買いか。3歳馬はダービーで惨敗した馬がここに出てきて勝ち負けになりやすい。ごまかせば菊花賞で勝ち負けになる馬はここには来ない。明らかにダービーは長かったという馬がここに出てくる。それならば距離短縮で一発はある。ケイアイノーテックはNHKマイルカップを制しており、相性はいい。

キセキは微妙なところだが、元々距離の長いところで勝ち負けの馬であり、この距離は少し短い。セントポーリア賞ではダイワキャグニーに負けるなど、少し相性は良くない。復活を期したいがこの舞台では果たしてどうか。

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