マイラーズカップ2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年4月21日、京都競馬場でマイラーズカップ(GⅡ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはダノンプレミアム、インディチャンプ、パクスアメリカーナ、モズアスコットらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、今回は京都開催へ変更された2012年以降のデータを対象とした。また、登録馬が少数であるため、穴馬の選定は2頭とした。


目次

マイラーズCの配当傾向

過去7年を見ると、三連単の最高額配当は2016年の281,010円で、その他に2013年(137,990円)で10万馬券が出ている。万馬券は2015年(98,650円)と2012年(36,870円)にも出ており、穴馬の出番は十分にあると言える。

単勝オッズは2015年(2,240円)で人気薄の馬が優勝しているが、それ以外は上位人気馬が優勝する傾向が強く、人気馬がしっかり人気に応えるパターンが多い。

馬連は最高配当が2015年(12,880円)で他にも2013年(12,880円)で万馬券が出ている。人気サイドで決着する年もあれば、波乱の決着となる年もあり人気馬の取捨も慎重に行う必要があるだろう。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

父系はディープインパクトを中心としたサンデーサイレンス系種牡馬が優勢の状況となっている。

サンデー系産駒の母系はノーザンダンサー系を含む馬が好成績を挙げており、
2016年 ダノンシャーク(母父Caerleon)/クラレント(母父ダンシングブレーヴ)
2015年 レッドアリオン(母父ダンシングブレーヴ)/サンライズメジャー(母父Deputy Minister)/フィエロ(母父デインヒル)
2014年 フィエロ
2013年 ダノンシャーク
2012年 ダノンシャーク

非サンデー系種牡馬の母系においてもは母父サンデーサイレンスの活躍が目立つ。
2017年 エアスピネル(母父サンデーサイレンス)/ヤングマンパワー(母父サンデーサイレンス)
2013年 グランプリボス(母父サンデーサイレンス)
2012年 シルポート(母父サンデーサイレンス)

予想参考データ② 先行馬に注目

過去の人気薄での好走馬を見ると先行馬が多く見受けられる。人気薄の差し・追い込み馬は軽視するのが賢明と言える。以下に人気と道中の位置取りを挙げた。

2017年 ヤングマンパワー(7人気/2-2)
2016年 クラレント(11人気/3-3)
2015年 レッドアリオン(8人気/3-3)
2012年 コスモセンサー(7人気/4-3)

予想参考データ③ マイル重賞勝ち馬に注目

過去にマイル重賞を勝利した馬が近走の成績不振から人気を落とし激走することが度々ある。今年も人気を落とした重賞勝ち馬には警戒したい。

2017年 ヤングマンパワー(7人気/2016年富士ステークス、関屋記念)
2016年 クラレント(11人気/2014年京成杯オータムハンデ、関屋記念)
2013年 グランプリボス(5人気/2011年NHKマイルカップ)
2012年 コスモセンサー(7人気/2010年アーリントンカップ)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはグァンチャーレ、ケイアイノーテックだ。

グァンチャーレは3歳時にシンザン記念勝ちがある。先行脚質であり、上位人気馬に対抗しうる存在と言える。

ケイアイノーテックは昨年のNHKマイルC以降不振が続いているが復活が期待される一頭だ。相性の良いディープインパクト産駒で母系は母母父にノーザンダンサー系が含まれる。

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