「菊花賞は強い馬が勝つ」は本当か?過去の歴史から紐解く名馬の条件


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皐月賞は速い馬が勝つ。

ダービーは運のいい馬が勝つ。

菊花賞は強い馬が勝つ。

競馬で昔から言われる格言だ。21世紀に入ってからはレース形態の変化から長距離レースの権威が落ちてきてしまっているものの、ここ最近は長距離GIが見直されつつある。

菊花賞で勝ったサトノダイヤモンドと、菊花賞および天皇賞春を制したキタサンブラックが現役最強馬争いを繰り広げているからだ。また、近年の菊花賞を勝ち馬を振り返っても同じことが言える。

トーホウジャッカルこそ、故障によって真価を発揮できなかったが、2013年の勝ち馬エピファネイアは後にジャパンカップを圧勝。2012年の勝ち馬ゴールドシップは有馬記念や宝塚記念を制してGI5勝を挙げた。

そして2011年の勝ち馬オルフェーヴルはクラシック3冠に加え、有馬記念(2回)と宝塚記念を制覇。そして凱旋門賞で2度2着になったことは、今なお記憶に新しい。

格言に修正を加えるなら?

近年の菊花賞の傾向を汲み取るとすれば、上記した格言には若干の修正が必要である。

菊花賞は「勝った馬が強い」とは必ずしも言い切れない。どの馬にとっても未知数の長距離戦ゆえに、フロックが起こってしまうことも稀にある。

だからこそ、こう表現してみてはどうだろうか。


「菊花賞は強い馬が“勝つべくして”勝つレース」

菊花賞では「3000mを走りきるスタミナ」と「軽い京都の芝コースで切れ負けしないスピード」が求められる。言ってみれば、極めて総合力が問われるレースなのだ。だからこそ、本当に強い馬が出てきた場合、その馬に抗うすべはない。

ディープインパクトも、オルフェーヴルも、ゴールドシップも、エピファネイアも、そしてサトノダイヤモンドも、圧倒的な一番人気に応えるべくして応えてきた。言ってみれば「必然の勝利」だったのだ。

さて、今年はどの馬が勝つのだろうか。その馬の将来には、さらなる栄光が待っているのだろうか。

そう思いを馳せる菊の舞台が、間もなくやってくる。


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