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2018年9月23日、中山競馬場でオールカマー(GⅡ/芝2200m)が行われる。中山競馬場で行われた過去10回のオールカマーを見ると、三連単の高額配当は2013年の64420円が最高であり10万円以上の馬券がない。馬連万馬券は1回もなく、比較的おとなしい結果が多い一方で配当的にはそこまでおいしくないとも言い切れない。

単勝オッズは140円が最低で、最高は3800円と、一瞬夢を感じさせるが単勝が4ケタになったのは1回だけである。ただ、1倍台が勝ったのに馬連がそこまで安くならないのは2着馬が伏兵だったからだ。1番人気2番人気の人気サイドでは決着しない。そのことも覚えておきたい。

レイデオロの出走など役者はそこそこ揃った。あとはうまく穴馬を見つけておいしい配当をゲットしたいところだ。


データ① 中山での実績

オールカマー過去10回では2ケタ人気の馬が1頭も来ていないという穴党にはなんとも厳しい傾向がみられるが、その中で多少人気が薄くてもやってきた馬から探っていくと、やはり中山実績があった。2013年9番人気1着のヴェルデグリーンは中山で3勝を挙げていた。トウショウシロッコは2008年と2010年で3着があるが、中山の重賞でいつも善戦する馬、2015年7番人気3着のミトラはこの年の冬にAJCCで3着があった。

1年半の休み明けがあまりにもネックだが、ミライヘノツバサを狙いたい。全4勝はすべて中山、この距離で3勝、そして中山重賞でも好走している。すべては1年半の休み明けだが、これを度外視すればこれほどオールカマーで走りそうな馬はいない。中山マイスターとしての復帰戦、あっと驚かすには十分な舞台だろう。

データ② ステイゴールド産駒強し

血統面ではステイゴールド産駒がディープインパクト産駒を凌駕していると言っていい。今更語るまでもないが、多くのGⅠ馬を輩出してきた。ステイゴールド自体は惜しい競馬が多かったものの、華々しいレースで華々しく勝ったスター性があった。そのスター性が受け継がれたのか、オルフェーヴルやゴールドアクター、フェノーメノといった馬たちが世に出て、そして種牡馬の道に入っていった。

ステイゴールド産駒で勝負するならマイネルミラノだ。中山で4勝を挙げるなど、この馬も中山巧者の1頭である。近走は振るわないが、今年のAJCCでは3着に入った。展開がハマればまだまだやれることを証明してみせた。鞍上の丹内祐次騎手は今年の北海道競馬で穴を開けまくっている。マイネル馬ばかりに乗っているが、その騎乗ぶりはまさにいぶし銀であり、度胸良く逃げを打ってもらいたい。

データ③ 狙い目は天皇賞春での惨敗馬

2年前のゴールドアクターや2011年2着のゲシュタルトがそうだったが、前走天皇賞春でかなりの惨敗を喫していた。ゴールドアクターの場合は坂がないコースでしかも3200メートルという条件が合わなかっただけ、ゲシュタルトは今後もあるかどうか分からない乱ペースの被害者のような存在であり、惨敗はやむを得なかった。実績を考えればむしろこれだけやれることは当然という馬である。

その点、ガンコもこの中に入る馬だ。天皇賞春では4コーナーで先頭だったが、家賃が高く距離も合わなかった可能性がある。しかし、この距離なら十分にやれる。芝の中長距離で底を見せたのが天皇賞春が初めてだが、重賞初挑戦の日経新春杯でも3着、日経賞で1着と十分やれるところは見せた。レイデオロなど光輝く役者が多い中、いぶし銀の光り方を見せるガンコは人気は落ち着くだろう。そこが狙いだ。

まとめ

ミライヘノツバサ、マイネルミラノ、ガンコと推奨したが、当然この中ならガンコか。その次にミライヘノツバサと続く。レイデオロのように東京コースが大勝負の馬ではない。中山コースでなんとか賞金を稼ぎたい馬である。そうなると、ここは多少無理をしてでも勝ちたい。有馬記念ならどの馬も狙ってみたいと思わせる。時にデータや勢いなどを度外視して中山適性という理由だけで勝つときがある。それがマツリダゴッホだった。

中山だと滅法強い馬、狙うならこの3頭ではないだろうか。

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