リアルスティールや無敗馬サトノクラウンらが激突!2015年皐月賞を展望

牡馬クラシックの開幕まであと2週間となり、皐月賞の登録馬が発表された。

昨年はイスラボニータがここを制し、秋には古馬に挑戦。天皇賞秋で2着となった。さらに2着のトゥザワールド、3番人気に支持されていたトーセンスターダムはオーストラリアへ遠征し、ともにGIで2着となっている。

今年もきっと、熱い戦いと将来のスターホースが誕生するはず。

競馬ファン必見の牡馬クラシック初戦を、当サイト編集長のJINが展望する。

皐月賞出走予定馬

2015年 4月19日(日) 3回中山8日目 19頭 [仮想出馬表] 【11R】  第75回皐月賞
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 芝2000m (B)

馬名性齢斤量
アダムスブリッジ牡357ゼンノロブロイ
アンビシャス牡357ディープインパクト
キタサンブラック牡357ブラックタイド
クラリティスカイ牡357クロフネ
グァンチャーレ牡357スクリーンヒーロー
コメート牡357ブラックタイド
サトノクラウン牡357Marju
シャイニングレイ牡357ディープインパクト
スピリッツミノル牡357ディープスカイ
タガノエスプレッソ牡357ブラックタイド
ダノンプラチナ牡357ディープインパクト
ダノンリバティ牡357キングカメハメハ
ドゥラメンテ牡357キングカメハメハ
ブライトエンブレム牡357ネオユニヴァース
ベルーフ牡357ハービンジャー
ベルラップ牡357ハーツクライ
ミュゼエイリアン牡357スクリーンヒーロー
リアルスティール牡357ディープインパクト
ワンダーアツレッタ牡357エンパイアメーカー

勢力図を予想

中心となるのはリアルスティールだろうか。

1戦1勝の見ながら共同通信杯を制し、前走のスプリングステークスでは本番を想定した“試走”で2着に入った。世代屈指の実力を持っていることは確かだろう。

もっとも、人気ほどの信頼性はどうだろうか?

例えば今までのキャリアでは少頭数のスローペースしか経験していない。皐月賞はフルゲートでよどみない流れとなることが通例だ。今までと異なる流れに対応できるのか、確証はない。数々のGIレースを制しているディープインパクト産駒だが、皐月賞は未勝利。あまり向いている条件ではないため、人気で信頼しすぎるのはどうか。

また、鞍上の福永騎手はエピファネイアで臨んだ菊花賞以外、牡馬クラシックでの実績がない。2012年にワールドエースで臨んだ皐月賞は大外から追い込むも、2着に終わっている。勝ちきるまではどうか、不安は尽きない。

無敗馬サトノクラウンは日本で馴染みの薄いマルジュー産駒。スローペースの弥生賞は勝ち切ってみせたが、父はマイラー血統だけに、よどみなく流れる2000mへの適応が鍵になりそうだ。

距離という意味ではダノンプラチナも不安がある。朝日杯フューチュリティステークスを制したことでマイルで力があることを示した。しかし、前走のスプリングSでは伸びきらずに3着。距離が伸びていいタイプではなさそうなだけに、人気になるならどうか。

才能という意味ではドゥラメンテは世代屈指の能力を持っているように映る。母アドマイヤグルーヴ、母母エアグルーヴという超良血馬は2戦2勝。特にキャリア2戦目の未勝利におけるパフォーマンスは圧巻だった。ベストが東京なのは間違いないだけに、中山への適応力が鍵を握りそう。

他にも皐月賞と同じ舞台で行われる京成杯を制したベルーフ、弥生賞2着の良血馬ブライトエンブレム、出世レースの毎日杯を制したミュゼエイリアンなど、楽しみなメンバーが揃った。

人気馬が実力を示すのか? それとも波乱が起こるのか? どんな結果になるにせよ、競馬ファンが焦がれるような、熱いレースを期待したい。

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