(C)Ko-Mei

2018年10月28日、東京競馬場で天皇賞秋(GⅠ/芝2000m)が行われる。レイデオロ、アルアイン、ミッキーロケット、サングレーザー、スワーヴリチャードらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?

今回は天皇賞秋を予想する上で気になる鉄板データについて触れていこう。過去の天皇賞秋を振り返ると、今年の好走馬が見えてくる。過去の傾向に合致する今年の有力馬とは?


中心は4、5歳馬

天皇賞秋は古馬王道路線の最初のタイトルだ。権威があり、東京芝2000mという本格派向けのコースで行われる。当然、現役最強馬を争うメンバーが毎年のように集まる。

だからポッと出の馬や何の実績もない穴馬が勝ったり、穴を開けたりするのは極めて稀だ。

さらに書くならその馬の全盛期でない限り、好走するのは難しい。

実際、年齢別の成績を見てみると競走馬として一番油の乗っている時期と言える4、5歳馬の成績が圧倒的にいい。

3歳 ( 0- 2- 2- 8/12 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値
複勝率 33.30% │ 複勝回収値

4歳 ( 3- 5- 2-22/32 )
勝率 9.40% │ 単勝回収値
複勝率 31.30% │ 複勝回収値

5歳 ( 6- 3- 4-16/29 )
勝率 20.70% │ 単勝回収値
複勝率 44.80% │ 複勝回収値

6歳 ( 0- 0- 1-17/18 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値
複勝率 5.60% │ 複勝回収値

7歳 ( 0- 0- 0- 8/ 8 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値
複勝率 0.00% │ 複勝回収値

8歳 ( 1- 0- 0- 0/ 1 )
勝率 100.00% │ 単勝回収値
複勝率 100.00% │ 複勝回収値

8歳で天皇賞を勝ったカンパニーは例外中の例外として、その他はすべて4、5歳馬が勝っている。6歳以上で馬券に絡んだのはわずかに2頭。6歳ですら大苦戦を強いられている。

それもそうだろう。歴代名馬クラスの馬であればだいたい5歳に引退して種牡馬や繁殖牝馬になる。6歳にはもう競走馬ではないのだ。6歳になって天皇賞に出てくるのは「一流ではあるものの、超一流とは言えない」クラスの馬。そのクラスの馬が歴代名馬クラスかもしれない4、5歳馬の全盛期に勝てるかといえば……極めて難しいのだ。

基本的に4、5歳馬が中心。それ以外は割引が必要だ。

前々の位置取りを意識せよ

もう一つ重要なポイントとなるのが前々の競馬ができる馬か、という点だ。

東京競馬場の直線は長いため、位置取りはあまり重要ではないという印象を持たれる方もいるかもしれない。

しかし、実際には位置取りがかなりのポイントとなってくる。

天皇賞秋は古馬最強馬決定戦であり、少しの不利やロスが致命傷になる。そう考えると、ペースに翻弄されたり、前が詰まったり、不利を受けやすい後方待機組が直線だけの競馬で差し切るケースはほとんど見られないのだ。

できれば4角で6番手以内、最低でも中段にはつけて直線に入りたいところ。

例えば前走の位置取り別の成績を見てみると……

前走4角6番手以内( 7- 7- 9-40/63 )
勝率 11.10% │ 単勝回収値 113
複勝率 36.50% │ 複勝回収値 86

前走4角7番手以下 ( 3- 3- 0-28/34 )
勝率 8.80% │ 単勝回収値 91
複勝率 17.60% │ 複勝回収値 55

明らかに直線の入り口で前々につけている馬の成績がいいことが分かる。

基本的には前に行ける馬を重視。後ろから競馬をする馬は割引するのが天皇賞秋の基本戦略と言える。

鉄板データ馬は?

ではどんな馬が“鉄板”と言えるのか? 以下のデータに該当している馬の成績を見てみよう。

・8番人気以内
・4、5歳
・前走4角6番手以内

--------------------------------------------
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
--------------------------------------------
6- 6- 6-16/34 17.6% 52.9% 177 136
--------------------------------------------

ご覧の通り、優秀な成績を残していることが分かる。

今年条件に合致しそうなのは……

スワーヴリチャード
アルアイン
キセキ
ミッキーロケット

軸にするもよし、期待の穴馬にするもよし。少なくとも相手には加えておいたほうが良さそうだ。

おすすめの記事