目次
軽いダートなら一発も
カフジテイク
(端午ステークス2着、昇竜ステークス3着)
昇竜・伏竜・端午ステークスと、ダートのオープンを3戦して2着1回3着1回。特に重いダート(中山)の伏竜ステークスで12着から、軽いダート(京都)の端午ステークスで2着に巻き返していることから、初東京でも侮りがたいです。
また下の成績が示すように、勝っても人気になりにくいのが同馬の特徴。
3歳未勝利 1着(11番人気)
3歳500万下 1着(13番人気)
端午ステークス 2着(7番人気)
相手が強化される重賞ですから、オッズ次第では妙味ありです。
絶対的な末脚、爆発なるか
ノンコノユメ
(青竜ステークス1着)
デビュー戦からダートを使われ6戦3勝。連勝こそありませんが、出走したすべてのレースで最速の上がりを繰り出して、しっかりと上位に顔を出しています。
その中でオープン勝ちとなった青竜ステークスを掘り下げてみましょう。
【勝ちタイム】
同日に同競馬場・同コースで行われたBSイレブン賞(1600万下)と、0.1秒しか変わらないという秀逸なもの。
【レース内容】
4コーナー3番手につけた馬が2~5着までを占める前残りの中、一頭だけ9番手から上がり34.7秒の末脚で突き抜ける。
レースタイムは展開いかんで変わるとしても、9番手から34秒台の脚を繰り出した点は評価が高いです。青竜ステークスと同じ舞台ですし、もう一丁があるかもしれません。
目下、ダートの連対率100%
ラインルーフ
(鳳雛ステークス2着)
芝からダートに切り替えて、未勝利→500万下を連勝。そしてオープンで2着と勢いを感じるのがラインルーフ。常に4コーナー2・3番手に着ける先行力と、そこから上がり1位を繰り出せる地力が魅力です。
重いダートの阪神で連勝していますが、軽いダートの京都で、よりレベルの高いレースを2着。父フレンチデピュティということからも、本質は軽いダートが合っていると言えます。初東京ですが、脚質的にも気にしておきたい一頭でしょう。
まとめ
過去の傾向を見ると、6勝2着2回と、一番人気が強いユニコーンステークス。しかしその一番人気馬の大半は、前走でダートのオープンを好走していた馬なのです。
ということは、今回紹介した有力馬は、例年なら一番人気になってもおかしくない力を持っているということになります。
ゴールデンバローズの一強ムードが大きいですが、仮想一番人気の馬がその牙城を崩すところも見てみたいものです。
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