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2019年12月21日、阪神競馬場で阪神カップ(GⅡ/芝1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるイベリス、グァンチャーレ、グランアレグリア、スマートオーディン、マイスタイルらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年間のデータを参考に予想を進めていく。


阪神カップの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは1回で、2着はなし、3着は1回。人気が割れやすく、単勝2倍台の馬は5頭いたが1頭しか3着に絡んでおらず、信用度は低い。

といっても、上位人気の信頼度はそれなりのもの。去年は大波乱となったが、チラホラとある程度で、1番人気が飛びやすいから大穴が来やすいと安易に考えるのも危険だ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 関東馬が激熱

関東馬(8- 6- 2-40)
勝率 14.3% │ 複勝率 28.6%

西高東低と言われて久しいが、阪神カップだけは傾向が変わる。ここ10年必ず1頭は関東馬が馬券圏内に絡む。関東馬独占という年も何回かあった。

傾向ははっきりしており、秋の東京で使った組かマイルチャンピオンシップ組か。それ以外では前走重賞勝ち。この3つに当てはまる関東馬を狙うのがいいか。

そうなるとグランアレグリアはどれにも該当しない。休み明け自体は問題ないだろうが、初めての1400メートル。成長分もあるだろうが、激熱といっても傾向から違うのでそこがどうか。

予想参考データ② マイルチャンピオンシップ組の取捨選択

前走別の成績で断然注目を集めるのがマイルチャンピオンシップ組である。去年は馬券に絡めていないが、マイルチャンピオンシップ組で独占するケースもあった。

昔と今で傾向が変わり、以前は2桁着順だった馬でも結構来ており、1秒以上の負けも不問と言えたが、ここ数年はコンマ3秒負けでとどめたい。

これは前走がどのレースでも傾向が変わらず、ダートを使って惨敗したコパノリチャードのケースを除けばほとんどがコンマ3秒以内の負け。マイルチャンピオンシップでコンマ8秒負けのグァンチャーレには厳しいか。

予想参考データ③ 牝馬で結果を出すなら阪神1400実績

去年ダイアナヘイローが勝ったが、それまでの10年間は21頭の牝馬の出走で1頭も3着以内に絡んでいない。阪神カップで来た牝馬の傾向を見ると、阪神1400メートルでの実績があった。

イベリスは阪神での実績はあるが、1200と1600のみ。1400では3戦未勝利なので、阪神が得意だと飛びつくのはあまりに危険だろう。

グランアレグリアもマイルで実績はあるが1400は未体験。阪神1400の重賞で勝利したのは、同着ではあるがノーワンだけ。レッツゴードンキは阪急杯2着があるが、勝ててはいない。

これだけだいぶ切れるが、残ったノーワンもフィリーズレビューでは坂井瑠星騎手がうまく乗ったからこその勝利だったとも言える。1400は意外と奥が深いのだ。

2019年の危険な人気馬は?

グランアレグリアは人気になる見込みだが、気にしたいのは成長度合い。あとは長期休養明けでディープインパクト産駒がそこまで強気になれないコース。それでも人気が一本被りするなら切っていいだろう。阪神カップの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、グァンチャーレは2つ目の消しデータに合致している。スワンステークス3着こそあるが、その時はレベルが高くなかった。元々1600の馬で、1400はさほど得意ではない。池添騎手との相性は抜群なのが怖いが、1400で実績がない以上、ここは躊躇する。

反対にマイスタイルは危険なデータに一つも当てはまらない。函館記念を勝ち、そこからのスワンステークスは不安視されたがタイム差なし3着と大健闘、マイルチャンピオンシップも頑張った。パワーやスタミナは説明しなくていいだろうし、小回りの競馬場で存在感を見せるのであれば、ここは結果を出しても何ら不思議ではない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、マイスタイルと言えそうだ。

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