3歳馬にとって一生に一度のレースであるオークスと日本ダービーが今週、来週に渡って東京競馬場で行われる。有馬記念と同じく“競馬の祭典”である日本ダービーは、毎年多くの方々から注目を集めるレースである。
そこでこのレースの過去の傾向から血統や配合について分析していきたい。(データの集計期間は2012.1.29~2015.5.9)
東京芝2400mの黄金配合
東京芝2400mというのは明確な逃げ馬がいない限り、スローペースになりやすい。そのため最後の直線勝負になりやすく、瞬発力が重要な舞台である。瞬発力といえば父サンデーサイレンス系が有名であるが、母父はノーザンダンサーを含む系統が配合的には良い。
そこでオークス・ダービーで注目したい配合は以下の3つである。
父サンデーサイレンス系×母父ダンジグ系
(6-3-1-21) 勝率19.4% 複勝率32.3%
父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系
(5-3-4-27) 勝率12.8% 複勝率30.8%
父サンデーサイレンス系×母父ストームバード系
(5-1-1-16) 勝率21.7% 複勝率30.4%
勝利数でいうと父サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系の8勝や父ミスタープロスペクター系×母父サンデーサイレンス系の7勝がいいのだが、勝率や複勝率ベースで見ると父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサーを含む系統の配合が良い。
また過去のオークス・ダービーで好走した馬として、オークスでは父サンデーサイレンス系×母父ダンジグ系なら2012年1着のジェンティルドンナ(父ディープインパクト×母父Bertolini)や2013年2着のエバーブロッサム(父ディープインパクト×母父デインヒル)がいる。
父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系は2014年2着のハープスター(父ディープインパクト×母父ファルブラヴ)、父サンデーサイレンス系×母父ストームバード系は2011年1着のエリンコート(父デュランダル×母父Bluebird)がいる。
そしてダービーでは、父サンデーサイレンス系×母父ダンジグ系が2012年2着のフェノーメノ(父ステイゴールド×母父Danehill)、父サンデーサイレンス系×母父ストームバード系は2013年1着のキズナ(父ディープインパクト×母父Storm Cat)や2011年2着のウインバリアシオン(父ハーツクライ×母父Storm Bird)がいる。
この3つの配合は過去に好走しているので、是非チェックしてほしい。
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