安田記念2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

6月2日、東京競馬場で安田記念(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのは、アーモンドアイ、ダノンプレミアム、アエロリット、ステルヴィオ、インディチャンプらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

安田記念の配当傾向

過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2012年の468,600円で、その他に2014年(373,470円)・2009年(348,740円)・2010年(335,600円)を含めて10年中7年で10万超えの配当が出ている。残りの3年も全て万馬券で波乱の傾向が非常に強い。今年も積極的に人気薄を狙いたい。

単勝オッズは2009年(180円)、2014年(170円)のように1倍台の馬が優勝するケースもあれば2016年(3,690円)や2011年(2,930円)のように人気薄の馬が優勝するケースが多い。海外遠征帰りの馬やGⅠ連戦の馬も多く、取捨を慎重に行う必要がある。

馬連は最高配当が2014年(18,730円)で、それ以外に2009年(12,640円)・2010年(12,270円)・2017年(10,480円)と万馬券が出ている。単勝1倍台の馬が優勝した2014年で最高配当が出ているように対抗に人気薄の馬を選択するのも一つの手と言える。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

父系はディープインパクト・ハーツクライ・マンハッタンカフェ産駒の好走が目立つが、一方で非サンデーサイレンス系種牡馬も活躍している。昨年はノーザンダンサー系のワンツー決着であり、今年も注意する必要がある。

サンデー系産駒は母系がノーザンダンサー系の馬が好相性である。

2017年 サトノアラジン(7人気/母父storm cat)
2016年 フィエロ(6人気/母父デインヒル)
2015年 ヴァンセンヌ(3人気/母母父ノーザンテースト)/クラレント(12人気/母父ダンシングブレーヴ)
2014年 ショウナンマイティ(10人気/母父storm cat)
2013年 ショウナンマイティ(3人気)/ダノンシャーク(12人気/母父Caerleon)
2009年 ディープスカイ(2人気/母父Chief's Crown)

非サンデー系種牡馬は近年は特に母父サンデーサイレンス系との相性が良い。
2018年 アエロリット(5人気/母父ネオユニヴァース)
2017年 ロゴタイプ(8人気/母父サンデーサイレンス)/レッドファルクス(3人気/母父サンデーサイレンス)
2016年 ロゴタイプ(8人気)
2014年 グランプリボス(16人気/母父サンデーサイレンス)
2012年 グランプリボス(13人気)
2011年 スマイルジャック(3人気/母父サンデーサイレンス)
2010年 スマイルジャック(5人気)
2009年 ファリダット(10人気/母父サンデーサイレンス)

人気薄の馬でより傾向が見られており今年も注目だ。

予想参考データ② マイル重賞実績のある2桁人気馬に注目

マイル実績のある馬が当然多く集まるが近走の走りが不振であり人気を落とした馬が激走するケースも度々あり、2桁人気馬でその傾向が強い。今年もこの傾向に注目したい。

2015年 クラレント(12人気/京成杯オータムH・関屋記念など1着)
2014年 グランプリボス(16人気/NHKマイルC・朝日杯FSなど1着)
2013年 ダノンシャーク(12人気/京都金杯1着)
2012年 グランプリボス(13人気)/コスモセンサー(15人気/アーリントンC1着)

予想参考データ③ 関東所属騎手騎乗馬に注目

激走馬の騎手に注目すると関東所属騎手が騎乗しているケースが圧倒的に多い。今年も関東所属騎手の奮闘に期待したい。

2017年 ロゴタイプ(8人気/田辺裕信騎手)
2016年 ロゴタイプ(8人気/田辺裕信騎手)/フィエロ(6人気/内田博幸騎手)
2015年 クラレント(12人気/田辺裕信騎手)
2014年 グランプリボス(16人気/三浦皇成騎手)/ショウナンマイティ(10人気/北村宏司騎手)
2012年 グランプリボス(13人気/内田博幸騎手)/コスモセンサー(15人気/松岡正海騎手)
2010年 ショウワモダン(8人気/後藤浩輝騎手)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはロードクエスト、サングレーザー、ペルシアンナイトだ。

ロードクエストは相性の良いサンデー系種牡馬×母父ノーザンダンサー系の組み合わせである。マイル重賞実績は十分にあり鞍上も関東所属の石川騎手と条件を全て満たす。久々の同馬の好走に期待したい。

サングレーザーも父ディープ×母父ノーザンダンサー系でマイル重賞は昨年のマイラーズC勝ちがある。GⅠでも好走歴があり、今回も期待がかかる。

ペルシアンナイトは父が非サンデー系×母父サンデーのもう一つの好走血統背景を持つ。マイル重賞はGⅠ勝ちがあるが近走成績から人気を落としそうであり狙いたい一頭だ。

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