安田記念2017の予想データ分析…驚きの血統傾向と不振種牡馬とは?

(C) Yusuke Tsutaya

今週は東京競馬場で春のマイル王決定戦の安田記念(GI/芝1600m)が行われる。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

なお、好走血統は過去10年、コース種牡馬成績は2014年以降(精度を高めるために1、2番人気の人気馬、および単勝100倍以上の人気薄、新馬戦、長期休み明けなどの不確定要素が多いレース=血統意外の要因で決着した可能性が高いレースは、集計から除外)を参考に考察していく。

過去10年好走馬血統

着順 種牡馬 母父馬
ローエングリン サンデーサイレンス
スクリーンヒーロー カーネギー
ディープインパクト Danehill
スクリーンヒーロー カーネギー
ディープインパクト ニホンピロウイナー
ダンスインザダーク ダンシングブレーヴ
ハーツクライ Wild Again
サクラバクシンオー サンデーサイレンス
マンハッタンカフェ Storm Cat
キングカメハメハ Storm Cat
マンハッタンカフェ Storm Cat
ディープインパクト Caerleon
シンボリクリスエス Smart Strike
サクラバクシンオー サンデーサイレンス
キングカメハメハ リヴリア
ディープインパクト Meadowlake
シンボリクリスエス Smart Strike
タニノギムレット サンデーサイレンス
エアジハード トニービン
ロドリゴデトリアーノ エルセニョール
タニノギムレット サンデーサイレンス
タニノギムレット ルション
アグネスタキオン Chief’s Crown
Kingmambo Sunday Silence
タニノギムレット ルション
Towkay Red Tempo
Victory Gallop Kris S.
サンデーサイレンス ノーザンテースト
Stravinsky Hansel
ダンスインザダーク Peterhof

集計期間:2007. 6. 3 ~ 2016. 6. 5

解説・分析:注目血統は?

近年の安田記念の注目血統を挙げるとするなら……

・父非サンデーサイレンス系

サンデーサイレンス系全盛の時代にもかかわらず、安田記念はサンデーサイレンス系が最も苦手としているレースなのだ。

実際、良馬場で行われた過去4年の勝ち馬はすべて父非サンデーサイレンス系だった。

ロゴタイプ 父ローエングリン
モーリス 父スクリーンヒーロー
ロードカナロア 父キングカメハメハ
ストロングリターン 父シンボリクリスエス

では、なぜサンデーサイレンス系は安田記念を苦手としているのか? その理由はレース傾向にある。過去5年のレースラップを見て、探っていくことにしよう。

2016年
12.3 – 11.0 – 11.7 – 12.0 – 12.1 – 11.3 – 10.9 – 11.7

2015年
12.4 – 10.8 – 11.1 – 11.6 – 11.4 – 11.2 – 11.3 – 12.2

2014年 ※不良のため参考外

2013年
12.0 – 10.7 – 11.2 – 11.4 – 11.7 – 11.5 – 11.3 – 11.7

2012年
12.2 – 10.7 – 10.9 – 11.1 – 11.4 – 11.3 – 11.8 – 11.9

昨年こそ緩んだレースになったものの、基本的に安田記念は「ラップがほとんど緩まない」というのが最大の特徴だ。(昨年は12頭立てと少頭数だったため、ペースがゆるんだと考えられる。)11秒台後半になることすら珍しく、去年のように12秒台のラップが刻まれることはかなり稀といえる。

また、前傾ラップになる可能性が高いことも特徴だ。

2016年 35.0-33.9
2015年 34.3-34.7
2013年 33.9-34.5
2012年 33.8-35.0

去年は超スローペースだったため、後継ラップとなったが、それまではすべて前傾ラップとなっている。

スタートからずっと脚を使わなければならないため、溜める場面が全くない。だから、サンデーサイレンス系の最大の特徴である瞬発力を使えないケースが多い、というわけだ。

基本的には父非サンデーサイレンス系を軸に考えていきたいところである。

コース種牡馬別集計

種牡馬 着別度数
ダイワメジャー 7- 4- 8- 66/ 85
ディープインパクト 5- 15- 8-116/144
メイショウサムソン 5- 4- 2- 19/ 30
キングカメハメハ 4- 3- 3- 68/ 78
シンボリクリスエス 1- 4- 4- 33/ 42
フジキセキ 1- 4- 4- 18/ 27
ローエングリン 1- 2- 1- 6/ 10
タニノギムレット 1- 1- 2- 32/ 36
スニッツェル 1- 0- 0- 5/ 6
スウェプトオーヴァーボード 0- 2- 0- 10/ 12
ダンスインザダーク 0- 1- 2- 10/ 13
種牡馬 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダイワメジャー 8.2% 22.4% 80 76
ディープインパクト 3.5% 19.4% 38 59
メイショウサムソン 16.7% 36.7% 485 198
キングカメハメハ 5.1% 12.8% 74 41
シンボリクリスエス 2.4% 21.4% 126 83
フジキセキ 3.7% 33.3% 90 116
ローエングリン 10.0% 40.0% 369 187
タニノギムレット 2.8% 11.1% 17 27
スニッツェル 16.7% 16.7% 93 31
スウェプトオーヴァーボード 0.0% 16.7% 0 49
ダンスインザダーク 0.0% 23.1% 0 67

集計期間:2014. 2. 1 ~ 2017. 5.21

解説・分析:注目種牡馬は?

最も注目されるのはメイショウサムソン産駒だろう。

複勝率約37%、単復回収値はいずれも100を大きく超える驚異的な成績を残している。このコースで最も強調できる種牡馬といっても過言ではないのだ。

ただし、メイショウサムソン産駒の場合、GIにおける実績がほとんどないため、コース成績を重視するか、GI実績を重視するかは難しいところになってきそうだ。

一方でディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒といったクラシック血統は苦戦傾向にある。

なお、以下が今回出走するメンバーの血統だ。考察を参考に、どの馬が当てはまるのか考えてみよう。

出走馬血統

アンビシャス
ディープインパクト
系統 ディープ系
カーニバルソング
母父 エルコンドルパサー
系統 キングM系
イスラボニータ
フジキセキ
系統 サンデー系
イスラコジーン
母父 Cozzene
系統 グレイS系
エアスピネル
キングカメハメハ
系統 キングM系
エアメサイア
母父 サンデーサイレンス
系統 サンデー系
クラレント
ダンスインザダーク
系統 サンデー系
エリモピクシー
母父 ダンシングブレーヴ
系統 リファール系
グレーターロンドン
ディープインパクト
系統 ディープ系
ロンドンブリッジ
母父 ドクターデヴィアス
系統 ヘロド系
コンテントメント
Hussonet
系統 ミスプロ系
Jemison
母父 Commands
系統 ダンジグ系
サトノアラジン
ディープインパクト
系統 ディープ系
マジックストーム
母父 Storm Cat
系統 ストームB系
サンライズメジャー
ダイワメジャー
系統 サンデー系
ティファニータッチ
母父 Deputy Minister
系統 ヴァイス系
ステファノス
ディープインパクト
系統 ディープ系
ココシュニック
母父 クロフネ
系統 ヴァイス系
ダッシングブレイズ
Kitten’s Joy
系統 サドラーズ系
Blazing Bliss
母父 Honour and Glory
系統 マッチェム系
ディサイファ
ディープインパクト
系統 ディープ系
ミズナ
母父 Dubai Millennium
系統 ミスプロ系
デンコウアンジュ
メイショウサムソン
系統 サドラーズ系
デンコウラッキー
母父 マリエンバード
系統 ニジンスキー系
トーキングドラム
キングカメハメハ
系統 キングM系
トランシーフレーズ
母父 サンデーサイレンス
系統 サンデー系
ビューティーオンリー
Holy Roman Emperor
系統 ダンジグ系
Goldendale
母父 Ali-Royal
系統 ニジンスキー系
ブラックスピネル
タニノギムレット
系統 ロベルト系
モルガナイト
母父 アグネスデジタル
系統 ミスプロ系
ヤングマンパワー
スニッツェル
系統 ダンジグ系
スナップショット
母父 サンデーサイレンス
系統 サンデー系
レッドファルクス
スウェプトオーヴァーボード
系統 ミスプロ系
ベルモット
母父 サンデーサイレンス
系統 サンデー系
ロゴタイプ
ローエングリン
系統 サドラーズ系
ステレオタイプ
母父 サンデーサイレンス
系統 サンデー系
ロジチャリス
ダイワメジャー
系統 サンデー系
プラチナチャリス
母父 Rock of Gibraltar
系統 ダンジグ系
ロンギングダンサー
シンボリクリスエス
系統 ロベルト系
ダンスパートナー
母父 サンデーサイレンス
系統 サンデー系


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