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2020年2月9日、東京競馬場で東京新聞杯(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるレッドヴェイロン、ヴァンドギャルド、プリモシーン、サトノアーサー、レイエンダらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にしていく。


東京新聞杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は1勝、2着1回で3着は2回。1倍台でも3着、3倍台でも連対がないあたり、人気だから大丈夫ということはなさそうだ。

それでも5倍や6倍の馬に良績が集まるなど手ごろにおいしくなる馬が狙い目といったところか。穴もそれなりに絡んでくる。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 今年の前走G1組は信用できない?

前走G1(4- 1- 0-18)
勝率 17.4% │ 複勝率 21.7%

前走G1組は4勝、それなりの数字を残しているが、実はこのうちの3勝はエリザベス女王杯を使った組、シャドウディーヴァは2走目がエリ女で、前走は3勝クラスを勝っている。

エリ女のデータを消すと、1-1-0-17になり、勝率も複勝率も一切強調できないことになる。つまり、今年の前走G1組は信用できないということだ。

マイルチャンピオンシップ組はたった1頭しか絡んでいないが、本番ではコンマ3秒負け。エリ女組でもコンマ5秒負けまでなので、人気馬は相当危険だろう。

予想参考データ② 充実の4歳

明け4歳馬はこのレースに強く、5勝を挙げている。6歳馬も4勝と気を吐いているが、2着3着まで含めても4歳勢の層の厚さはさすがのもの。

対して7歳以上となると、一気に強調できなくなる。これまでに39頭出て2着3着1回ずつではやむなしか。これだと軸にしようというのは厳しい。

7歳馬が馬券に絡んだケースとしては京都金杯でそこそこの人気を背負ってコンマ5秒負けというのが1つの目安になる。少しはヒモを切れそうだ。

予想参考データ③ 末脚ではどうにもならないことも

直線が長く、広い東京競馬場は、基本的に上がり一発でどうにかなることが目立つ。ところが、このレースは上がり最速の脚を見せても過去10年未勝利という嫌なデータがある。

2位でも複勝率50%、3位だと33%、こうなっちゃうと上がりの脚よりは道中の位置取り。目安は5番手以内、逃げ馬も残るレースと考えれば、前目でレースをしておきたい。

穴男である江田照男騎手が騎乗するモルフェオルフェが逃げる可能性が高く、まんまと逃げ切るなんてことも。レイエンダが後方からレースを進めるのは果たしてどうか。

2020年の危険な人気馬は?

レイエンダは人気になる見込みだが、マイルチャンピオンシップがいささか負けすぎで、後方ままで見せ場なしがどうか。ルメール騎手はレッドヴェイロンを選んだことを考えると、少し厳しいか。丸山元気騎手が工夫して乗れるかどうかだろう。東京新聞杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、プリモシーンは1つ目の消しデータに合致している。マイルに相性が良いことを考えれば十分にチャンスだが、マイルチャンピオンシップが案外。初の56キロも微妙に影響しそうだが。

反対にヴァンドギャルドは危険なデータに一つも当てはまらない。元々クラシック戦線での活躍が期待されたがあと一歩ダメだった。しかし、条件戦での3連勝は優秀で、前走は馬も人も経験が乏しい中で遠征でも結果を出し、今回は2戦2勝の福永祐一騎手に手が戻る。世代間でそこまで差があったわけではなく、明け4歳馬の成長を見せたい。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ヴァンドギャルドと言えそうだ。

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