日本ダービー2017の最新予想オッズは?過去10年のデータ傾向を徹底分析

いよいよ、競馬界の祭典、東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)が5月28日、東京競馬場で行われる。

アルアインやアドミラブル、ペルシアンナイトらが出走するが、どんなレースになるのだろうか? 台頭する可能性を秘めた伏兵はどの馬になるのか?

出走馬のおさらいとともに、予想のポイント(過去の傾向、データ、血統、人気、枠順など)を考察していこう。


目次

出走予定馬・登録馬

2017年 5月28日(日) 2回東京12日目 19頭 [仮想出馬表] 【10R】  第84回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 芝2400m (C)

馬名性齢斤量
アドミラブル牡357
アメリカズカップ牡357
アルアイン牡357
ウインブライト牡357
カデナ牡357
キョウヘイ牡357
クリンチャー牡357
サトノアーサー牡357
サトノクロニクル牡357
ジョーストリクトリ牡357
スワーヴリチャード牡357
ダイワキャグニー牡357
ダンビュライト牡357
トラスト牡357
ベストアプローチ牡357
ペルシアンナイト牡357
マイスタイル牡357
マイネルスフェーン牡357
レイデオロ牡357

想定・予想オッズ

人気馬名予想オッズ
1アルアイン5.3
2ペルシアンナイト5.7
3サトノアーサー5.9
4アドミラブル6.4
5スワーヴリチャード7.7
6ダンビュライト8.4
7レイデオロ12.7
8クリンチャー12.9
9ダイワキャグニー21
10カデナ25
11ベストアプローチ27.1
12ウインブライト57.1
13マイネルスフェーン170.1
14トラスト185.2
15マイスタイル187.7
16アメリカズカップ203.8
17ジョーストリクトリ391.8
18キョウヘイ450.9

過去5年好走馬

馬名性齢着順人気
マカヒキ牡33
サトノダイヤモンド牡32
ディーマジェスティ牡31
ドゥラメンテ牡31
サトノラーゼン牡35
サトノクラウン牡33
ワンアンドオンリー牡33
イスラボニータ牡31
マイネルフロスト牡312
キズナ牡31
エピファネイア牡33
アポロソニック牡38
ディープブリランテ牡33
フェノーメノ牡35
トーセンホマレボシ牡37

集計期間:2012. 5.27 ~ 2016. 5.29

データ考察

過去10年のデータを抽出して傾向を探っていく。なお、週中には注目のデータをピックアップし、激走馬を導き出す考察を行っていく。そちらのチェックも見逃さないようにしよう!

人気別集計

人気勝率複勝率単回値複回値
1番人気40.0%70.0%114102
2番人気10.0%20.0%7751
3番人気40.0%60.0%286151
4番人気0.0%10.0%035
5番人気0.0%40.0%0163
6番人気0.0%10.0%035
7番人気10.0%20.0%31993
8番人気0.0%30.0%0203
9番人気0.0%0.0%00
10番人気0.0%10.0%066
11番人気0.0%0.0%00
12番人気0.0%20.0%0210
13番人気0.0%0.0%00
14番人気0.0%10.0%0214
15番人気0.0%0.0%00
16番人気0.0%0.0%00
17番人気0.0%0.0%00
18番人気0.0%0.0%00

二桁人気馬が激走することも度々あるものの、大波乱になることは少ない。

ホースマンの誰もが目指し、憧れる舞台であるため、各陣営が最高の状態に馬を仕上げてくる。ポテンシャルが高い馬ならダービーまでにその才能を発揮しているはずで、ここでは必然的に人気に支持されている。だから、ここでいきなり激走する、というケースは少ないのだ。

※以下、10番人気以内を対象に集計

馬体重別集計

馬体重勝率複勝率単回値複回値
~399kg
400~419kg0.0%0.0%00
420~439kg0.0%0.0%00
440~459kg7.7%30.8%23100
460~479kg4.3%21.7%1238
480~499kg16.1%22.6%18883
500~519kg15.0%40.0%76121
520~539kg0.0%25.0%0163
540~0.0%100.0%0450

とにかく大きな馬の期待値が高いことが分かる。反対に480キロ未満の馬は、好走率、期待値ともに低いため、狙いにくい。

枠番別集計

枠番勝率複勝率単回値複回値
1枠29.4%47.1%304148
2枠25.0%50.0%181232
3枠10.0%10.0%3015
4枠0.0%30.8%091
5枠6.7%20.0%5678
6枠0.0%30.0%0103
7枠8.3%33.3%1588
8枠0.0%0.0%00

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

馬番別集計

馬番勝率複勝率単回値複回値
1番44.4%77.8%512258
2番12.5%12.5%7025
3番40.0%80.0%290372
4番0.0%0.0%00
5番25.0%25.0%7537
6番0.0%0.0%00
7番0.0%28.6%081
8番0.0%33.3%0103
9番0.0%14.3%034
10番12.5%25.0%106116
11番0.0%33.3%0100
12番0.0%25.0%0107
13番0.0%25.0%035
14番20.0%60.0%38184
15番0.0%0.0%00
16番0.0%0.0%00
17番0.0%0.0%00
18番0.0%0.0%00

ダービーは世代最高の馬を決めるレースだが、明らかな傾向があることで知られている。それが枠順だ。

内枠が圧倒的に有利で、有力馬はもちろんのこと、ここから穴馬が激走するケースも少なくない。特に1番、3番の好走率は驚異的で、10番人気以内なら実に約8割が好走している。

枠順が大きなカギを握るレースであることは間違いないわけだ。

脚質上り別集計

脚質上り勝率複勝率単回値複回値
平地・逃げ0.0%25.0%0240
平地・先行14.3%35.7%115122
平地・中団10.3%27.6%9882
平地・後方8.3%20.8%2765
平地・マクリ
3F 1位36.4%54.5%444192
3F 2位50.0%87.5%181200
3F 3位10.0%30.0%77102
3F ~5位0.0%42.9%0140
3F 6位~1.8%8.8%1440

東京競馬場は直線が長いため、基本的にコーナーでセーフティーリードを奪った上での粘り込みは通用しない。一定の末脚、瞬発力を使えない限り、掲示板にすら載ることは難しいのだ。

もっとも、では後方一気タイプの馬が好走しているかというと、そうではない。

基本的に先行馬が有利な傾向にあり、先行して末脚をまとめられる馬が上位に来ている。

このあたりは内枠有利=先行していいポジションを取った馬が有利、と結びつけることができる。

間隔別集計

間隔勝率複勝率単回値複回値
連闘
2週
3週8.0%24.0%2682
4週0.0%15.8%0105
5~ 9週14.3%32.1%13087
10~25週
半年以上
初出走他
不明・他
明け2戦10.0%20.0%31961
明け3戦9.5%42.9%63160
明け4戦30.8%30.8%13356
明け5戦0.0%25.0%0165
明け6~0.0%11.1%034

あまり明確な傾向はないが、強いて言うなら連戦を続けている馬は厳しくなってくる。10週以上の休みがなくここに歩みを進めてきた馬は、 ほとんど好走できていないのだ。

前走脚質別集計

前走脚質勝率複勝率単回値複回値
平地・逃げ0.0%33.3%0320
平地・先行4.8%33.3%40125
平地・中団13.0%29.6%11882
平地・後方9.1%13.6%3143
平地・マクリ
3F 1位19.4%29.0%6775
3F 2位0.0%16.7%043
3F 3位14.3%42.9%302117
3F ~5位0.0%44.4%0185
3F 6位~7.1%17.9%5790

やはり後方から競馬を進めた馬の好走率は良くないという傾向が出ている。上がり1、2位の馬の成績が悪いのは、後方から速い上がりを使って上位に来ていたとしても、ダービーでそういう競馬が通用しない、ということを示唆している。

前走クラス別集計

前走クラス勝率複勝率単回値複回値
同クラス10.0%27.0%7989
昇級戦
降級戦
新馬
未勝利
500万下
1000万下
1600万下
OPEN特別0.0%14.3%088
G30.0%0.0%00
G23.7%22.2%10108
G113.8%30.8%11883

こちらは基本的にGII以上のレースを使ってきた馬を選んだほうが良さそうだ。

前走距離別集計

前走距離勝率複勝率単回値複回値
同距離0.0%16.7%0111
±200以内3.7%22.2%10108
±400以内9.3%27.9%7693
±600以内9.1%27.3%7491
今回延長12.2%29.3%9785
今回短縮

こちらはあまり明確な傾向がないため、気にしなくてよさそうだ。

前走レース名別集計

前走レース名勝率複勝率単回値複回値
皐月賞G113.2%32.1%11884
京都新聞G211.1%33.3%32101
NHKマG110.0%20.0%3653
桜花賞G150.0%50.0%525210
青葉賞G20.0%16.7%0111
プリンシ0.0%16.7%0103
毎日杯G30.0%0.0%00
端午S0.0%0.0%00

基本的には皐月賞組が優勢だが、京都新聞杯や(特に近年では)青葉賞組も無視できない。

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