チューリップ賞2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬とは?

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2018年3月3日、阪神競馬場でチューリップ賞(GⅡ/芝1600m)が行われる。ラッキーライラック、リリーノーブル、マウレア、シグナライズ、サラキア、スカーレットカラーらが出走を予定しているが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵は果たしているのか?

古くから桜花賞へ向けて重要な位置づけとなるオープン特別として行われていたが、年々トライアルレースとしての価値が高まったことから、1994年にはGⅢ、そして今年2018年からはGⅡに格付けされることになったのがチューリップ賞だ。

2014年の勝馬ハープスターは桜花賞馬、2016年勝馬のシンハライトは桜花賞2着の後オークス馬、そして昨年2017年の勝馬ソールスターリングも桜花賞こそ3着に敗退したもののやはりオークス馬に輝くなど春の牝馬クラシック戦線の中心として活躍している。

配当に関しては、単勝1番人気馬の成績は良いものの2番人気から8番人気までの成績がほぼ同じということもあって、傾向がはっきりしているわけでもなく荒れる年もあれば堅く収まる年もある。

2018年はどのような結果となるのか。

今回は過去10年のチューリップ賞の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。

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目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2017 2 ミスパンテール
2016 3 ラベンダーヴァレイ
2015 2 アンドリエッテ
2014 3 リラヴァティ
2013 2 ウインプリメーラ
2011 3 メデタシ
2010 1 ショウリュウムーン
2010 3 エーシンリターンズ
2009 2 サクラミモザ
2009 3 ルージュバンブー

注目点① 人気薄は狙っても単勝6番人気から10番人気まで

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った30頭のうち単勝6番人気以下が10頭となっていて、2010年と2009年が2頭ずつ含まれているのに対し、2012年と2008年は該当馬が1頭もいない結果となっている。

ただし、直近5年という期間で見れば毎年1頭ずつ含まれている。

それでも、今回の該当馬を人気別に見ると極端な人気薄を狙うのは得策ではなく単勝10番人気までが検討する対象となりそうだ。

人気別集計 チューリップ賞 過去10年

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 4- 3- 1- 2/ 10 40.0% 80.0%
2番人気 1- 1- 3- 5/ 10 10.0% 50.0%
3番人気 1- 1- 0- 8/ 10 10.0% 20.0%
4番人気 1- 1- 0- 8/ 10 10.0% 20.0%
5番人気 2- 0- 1- 7/ 10 20.0% 30.0%
6番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
7番人気 0- 4- 0- 6/ 10 0.0% 40.0%
8番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
9番人気 1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0%
10番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0%
11番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
12番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
13番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0%
14番人気 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0%
17番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 人気
ミスパンテール 7
ラベンダーヴァレイ 10
アンドリエッテ 7
リラヴァティ 6
ウインプリメーラ 7
メデタシ 6
ショウリュウムーン 9
エーシンリターンズ 8
サクラミモザ 7
ルージュバンブー 8

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系に注目!

直近5年で単勝6番人気以下で3着以内に入った馬はすべてが父・ロイヤルチャージャー系種牡馬だ。

やはり、クラシック戦線の有力レースではディープインパクトやステイゴールドなどの日本競馬を代表する種牡馬たちの血統・ロイヤルチャージャー系が活躍することが多い。

たとえレース実績などからチューリップ賞で人気を落としていても血の力で挽回できることを示している。

種牡馬系統別集計 チューリップ賞 過去10年

チェック種牡馬 着別度数 勝率 複勝率
ロイヤルチャージャー系 6- 6- 6-68/86 7.0% 20.9%
ネイティヴダンサー系 2- 3- 2-25/32 6.3% 21.9%
ニアークティック系 2- 0- 2-16/20 10.0% 20.0%
ナスルーラ系 0- 1- 0- 3/ 4 0.0% 25.0%
トゥルビヨン系 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%
その他のエクリプス系 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名 種牡馬系統 種牡馬
ミスパンテール ロイヤルチャージャー系 ダイワメジャー
ラベンダーヴァレイ ロイヤルチャージャー系 ディープインパクト
アンドリエッテ ロイヤルチャージャー系 ディープインパクト
リラヴァティ ロイヤルチャージャー系 ゼンノロブロイ
ウインプリメーラ ロイヤルチャージャー系 ステイゴールド
メデタシ ロイヤルチャージャー系 ディープインパクト
ショウリュウムーン ネイティブダンサー系 キングカメハメハ
エーシンリターンズ ネイティブダンサー系 キングカメハメハ
サクラミモザ ネイティブダンサー系 ティンバーカントリー
ルージュバンブー ニアークティック系 マリエンバード

注目点③ 人気薄は関西馬から

若駒の牝馬にとっては長距離輸送が課題となることもあって、よほどの実力馬もしくは桜花賞に向けて阪神競馬場を体験させたいという関東馬以外は遠征自体も少なく、関東馬は実力馬しか結果を残せていない。

調教師分類別集計 チューリップ賞 過去10年

調教師分類 着別度数 勝率 複勝率
美浦 3- 4- 1- 12/ 20 15.0% 40.0%
栗東 7- 6- 9- 98/120 5.8% 18.3%
地方 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 所属厩舎
ミスパンテール 関西・昆貢
ラベンダーヴァレイ 関西・藤原英昭
アンドリエッテ 関西・牧田和弥
リラヴァティ 関西・石坂正
ウインプリメーラ 関西・大久保龍
メデタシ 関西・音無秀孝
ショウリュウムーン 関西・佐々木晶
エーシンリターンズ 関西・坂口正則
サクラミモザ 関東・畠山吉宏
ルージュバンブー 関西・佐藤正雄

注目点④ 前走は敗れていても5着まで!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った10頭中10頭すべてが前走着順は1着から5着までとなっている。

勝ち抜き戦の様相が強くクラシックへ向けての戦いの中で、他馬との比較で人気を落としていても前走でそれなりの結果を残している馬が、前評判を覆して馬券圏内に入ってきていることがわかる。

前走着順別集計 チューリップ賞 過去10年

前確定着順 着別度数 勝率 複勝率
前走1着 6- 5- 3- 43/ 57 10.5% 24.6%
前走2着 2- 2- 2- 5/ 11 18.2% 54.5%
前走3着 1- 1- 1- 14/ 17 5.9% 17.6%
前走4着 0- 1- 1- 9/ 11 0.0% 18.2%
前走5着 0- 0- 2- 9/ 11 0.0% 18.2%
前走6~9着 0- 1- 1- 19/ 21 0.0% 9.5%
前走10着~ 1- 0- 0- 14/ 15 6.7% 6.7%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走着順
ミスパンテール 1
ラベンダーヴァレイ 5
アンドリエッテ 4
リラヴァティ 3
ウインプリメーラ 2
メデタシ 5
ショウリュウムーン 1
エーシンリターンズ 1
サクラミモザ 1
ルージュバンブー 1

まとめ

ここまでの4つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

スカーレットカラー
レッドランディーニ

ただし、堅い決着となる年もあることから、大穴狙いは得策とはいえず、基本的には今回の該当馬を軸もしくは相手にして上位人気の馬との流しかフォーメーション馬券を検討すると良さそうだ。

後は予想時点での単勝人気なども確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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