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2018年11月4日、京都競馬場でJBCレディスクラシック(JpnⅠ/ダート1800m)が行われる。レディスプレリュードを制したプリンシアコメータ、ダートで覚醒したラビットラン、地方馬からはレディスプレリュード2着のブランシェクールなどが出走予定だ。JBC競走の大トリを飾るが、さてここはどうか。

2011年に新設されたJBCレディスクラシックだが、過去7年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは7年で3回、2着は2回で3着は1回とかなり信頼度は高い。しかし2番人気以下は安定感を欠き、6番人気以下で3着が4回と波乱含みだ。去年は初めて地方馬が勝った。危険な人気馬がいそうな雰囲気だ。

ダート1800メートルという設定は京都のダート重賞ではよく見られる。オーソドックスな距離設定の中で牝馬たちの戦いがどう繰り広げられるのか、注目が集まる。


データ① 出来るだけ中央実績を

去年のJBCレディスクラシックを見ると2着のプリンシアコメータは準オープンで4着と実績はそこまであったわけではない。それでもこの舞台で2着というのは地方での結果を中央での結果と比較するのはそれだけ難しいことを意味する。地方での結果で作られた人気を中央の舞台で行われる重賞にそのまま当てはめることは厳しい。出来ればオープン特別以上で実績が欲しいところだ。

プリンシアコメータは平安ステークスに出たが、単勝88倍で1.5秒差の惨敗だった。牡馬混合で1900メートルではあったが、ちょっとこれではという思いがする。その点クイーンマンボは同じ平安ステークスで3番人気2着。明らかに上だろう。エルムステークス5着のアンジュデジールもいいが、これならオープンや準オープン勝ちの経験馬までチャンスはあると思ってよさそうだ。プリンシアコメータはしんどく見える。

データ② 地方馬の取捨選択

地方馬が穴を開けることが多く、去年は100万馬券が飛び出すなど、大波乱を演出した。レディスプレリュードで2秒負けまで、7着までなら本番でどうにか巻き返せるところまで来れそうだ。2016年3着だった浦和のトーセンセラヴィは自己条件でコンマ9秒差の圧勝。データの中で傾向をつかむならこの2つのどちらかだが、この場合の自己条件は南関東競馬であることを留意しておきたい。

去年3着のラインハートはレディスプレリュードで12着、2秒4差負けでは厳しい。ジュエルクイーンはチャンスがある。レディスプレリュードで6着コンマ9秒差なら巻き返せる。しかも鞍上は岩田康誠騎手で中央の騎手だ。中央馬相手にもそれなりに健闘してきた。3着まではあるかもしれない。

さらにチャンスがあるのはブランシェクールだ。タイム差なしの2着は大健闘だろう。中央馬時代のTCK女王盃2着もあり、実績はある。微妙なのがディアマルコだ。レディスプレリュードで1秒9負け。これなら可能性はまだ残されている。高知の馬なので遠征にも慣れている。あとは鞍上次第といったところか。

データ③ その他データあれこれ

レディスプレリュードですべての勝ち馬が出ているが、その中で見ていくと、人気馬が惨敗して本番で巻き返したケースはほとんどない。1番人気2着程度の負けが精いっぱいで人気を集めて惨敗した馬は本番でも来ない。クイーンマンボはあまりにも負け過ぎた。今までの傾向なら来ないが、なにせ乗るのがルメール騎手、ジンクスを壊し続ける男だ。リエノテソーロも地味に人気で大敗なので、ここは切りたい。

前走中央だった馬の傾向を見ると、勝利もしくはコンマ2秒差負けがボーダーラインとなる。出来れば重賞やオープンがいいが、準オープンでもコンマ2秒負けなら含めておきたい。アンデスクイーンやビスカリアはしんどい。ファッショニスタは準オープン2着だが、タイム差なしなら問題はない。元々準オープン勝ちがあり降級した身なので軽視は禁物だ。

まとめ

クイーンマンボとプリンシアコメータ、リエノテソーロなどは傾向から見ると厳しい。リエノテソーロはNHKマイルカップ2着なので中央実績はあるといえばあるが、芝とダートでは違う。地方馬の2秒負けと中央馬の2秒負けは意味が違い、さすがに強気にはなれない。地方馬にこれだけ勝機があるなら、最終レースで一発逆転を狙う意味を込めて地方馬から勝負するのもいいだろう。

京都のダートは得てして逃げ残りが穴を開ける。アイアンテーラーの逃げ残りも面白い。カワキタエンカが出走しているが、さすがに芝とダートではどうか。牝馬は格より勢いだ。それなら勢いに賭けたい。

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