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2018年11月4日、京都競馬場でJBCスプリント(JpnⅠ/ダート1200m)が行われる。1400メートルの日本レコードを持つマテラスカイ、韓国のコリアスプリントを制したモーニン、地方からは東京盃を勝ったキタサンミカヅキなどが参戦を予定する。JBC3競争のオープニングを飾る一戦、かなりの豪華メンバーが揃った。

過去10年のデータは各地で行われるJBCスプリントのデータとなっているが、1番人気が勝ったのは10年で4回、2着も4回と信頼できるが、着外になることもありその時は三連単などが高く跳ねる。3番人気までで決まりやすく、基本的には荒れないが何せ今年は京都開催で、優勝の可能性のある馬は多いので油断はできない。

特に地方馬に優勝の可能性が高くあるのはこのレースであり、前哨戦の東京盃は断然人気のマテラスカイが負け、地方馬のキタサンミカヅキが勝った。危険な人気馬を少しでもあぶり出してなんとかしたいところだ。


データ① 前走芝組の取捨選択

過去10年で前走がスプリンターズステークスだった馬は2頭だけ馬券圏内に来ており、2着と3着だった。ドリームバレンチノのように初めてのダートで走る馬もいれば、全く来ない馬もいる。この違いはパワーにある。ドリームバレンチノはシルクロードステークスで58キロを背負って勝ち、ダッシャーゴーゴーは58.5キロを背負って重賞に勝っていた。それなりの実績があり、パワーもあれば1200メートルなら何とかこなせるはずだ。

セイウンコウセイは少し怪しい。ダートで未勝利を脱出はしているが、少し手間取った。ナックビーナスもチャンスに思えるが、54キロでしか勝てず、明らかに目標は前走のはずなのでおつりがあるか。その点、レッツゴードンキはチャンスだが、全ては馬体重だろう。フェブラリーステークスでも善戦しており、ここは狙えるが馬体重が減るようではしんどい。

データ② 地方馬の取捨選択

地方馬は過去10年で4頭が3着以内に入った。過去にはフジノウェーブがJBCスプリントを制したように、地方馬にはチャンスがある。その地方馬の傾向を見ると、中央でもオープンを勝っていたブルドッグボス、後に中央の重賞で2着を経験するサトノタイガー、ナイキマドリードはいずれも東京盃で惜しい競馬をしていた。ナイキマドリード以外は中央での実績もあった。アウエーでなおかつ中央馬が勢ぞろい。そうなると中央での実績が問われる。

アンサンブルライフは去年のJBCスプリントでスピードについていけずボロ負けで消し。ラブバレットは根岸ステークスで1秒以上の負けが2年連続なので消し。問題はノブワイルドとキタサンミカヅキ。浦和のトリッキーなコースをうまく立ち回った感のあるノブワイルドは中央での実績も薄く、ここは消し。キタサンミカヅキは遠征にそこまで強くなく、中山と東京で強かった。勢いは認めたいが、ここは強気に行けない。

データ③ その他データあれこれ

JBCスプリントは1000メートルや1400メートルでの開催もあるが、1200メートルに限ると、前走が1200メートルか、もしくは1600メートルで連対した馬、しかもマイルチャンピオンシップ南部杯組しか過去10年では来ていない。距離短縮組もそれなりの実績と勢いが必要だ。ノボバカラは少し負け過ぎ、アンサンブルライフやノブワイルドは距離短縮組もちょっと格が足りない。

キタサンミカヅキ潰しのデータは東京盃1着馬はそこまでの存在ではないという点だ。正確に言えば2010年のサマーウインド、2011年のスーニが勝っているが、これはサマーウインドが抜けた存在であったり、JBCスプリントが大井開催でステップレースが直結したケースだったりする。どちらかといえば東京盃で負けた組の巻き返しが目立つ。キタサンミカヅキには厳しい。マテラスカイには名誉挽回のチャンスだ。

まとめ

抜けた存在がいないのでキタサンミカヅキやノブワイルドといった地方馬にも人気が集まるかもしれないが、騎手が乗り慣れていない分、そこはハンデがある。面白いのはネロの先行だが、同じ森厩舎のマテラスカイにどこまで配慮をするかも気になるところだ。

京都ダート1200メートルでは長い歴史で重賞が行われたことは1度もなく、これが最初の重賞であり、しかもJpnⅠだ。ダート1200メートルで行われたオープン特別の傾向としてはリピーターが来やすい。こうなるとニシケンモノノフは狙い目かもしれない。人気落ちが見られる分、ここはチャンスか。とにもかくにも、荒れる可能性は十分にある。

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