アンタレスS2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年4月15日、阪神競馬場でアンタレスS(GⅢ/ダート1800m)が行われる。過去にはゴルトブリッツ、アウォーディー、ロンドンタウンなどがここを優勝して後にGⅠ馬となっている。今年もこれらの馬たちに続く活躍馬が現れるか注目したい。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去6年(阪神開催となったの2012年以降)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
13ディープスカイアフリート
26カネヒキリHonour and Glory
38キングカメハメハサンデーサイレンス
11ジャングルポケットサンデーサイレンス
23アグネスデジタルタバスコキャット
35ステイゴールドFusaichi Pegasus
16アドマイヤボスジェイドロバリー
21ヘニーヒューズRunning Stag
32ゼンノロブロイエンドスウィープ
12ゼンノロブロイエンドスウィープ
25キングカメハメハダンシングブレーヴ
31ホワイトマズルアドマイヤベガ
11キングカメハメハCherokee Run
22ホワイトマズルアドマイヤベガ
33ゼンノロブロイトニービン
11スペシャルウィークSeeking the Gold
211ソングオブウインドデヒア
33アグネスデジタルリアルシャダイ

解析・分析:注目血統は?

ダート路線で活躍するサンデーサイレンス系種牡馬とキングカメハメハを中心としたミスタープロスペクター系種牡馬が主に活躍している傾向にあり、ついでニアークティック系種牡馬となる。

サンデー系種牡馬の傾向として、近年は母父ミスタープロスペクター系種牡馬の傾向が強い

2017年 モルトベーネ(母父アフリート)
2016年 サージェントバッジ(母父Fusaichi Pegasus)
2015年 クリノスターオー(母父ジェイドロバリー)/ナムラビクター(母父エンドスウィープ)
2014年 ナムラビクター
2012年 ゴルトブリッツ(母父Seeking the Gold)

今年はアルタイルが該当する。同コースは初めてとなるが、過去の重賞挑戦ではいずれも掲示板内という堅実な走りを見せており、今回もその走りに期待したい。

非サンデー系では母父サンデー系の馬が活躍している。

2017年 ロワジャルダン(母父サンデーサイレンス)
2016年 アウォーディー(母父サンデーサイレンス)
2014年 ニホンピロアワーズ(母父アドマイヤベガ)
2013年 ニホンピロアワーズ

今年は母父サンデーサイレンスではディアデルレイが該当しており、近走の不振を振り払う走りを見せられるか注目したい。また、フジキセキを母父にもつユライトやメイショウウタゲの激走にも注意が必要だろう。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
アグネスデジタル9-14-8-847.8%27.0%
カネヒキリ14-6-7-6515.2%29.3%
パイロ2-4-5-582.9%15.9%
キングカメハメハ38-33-40-2959.4%27.3%
ロージズインメイ3-7-4-793.3%15.1%
エンパイアメーカー20-13-18-1748.9%22.7%
シニスターミニスター6-4-2-4610.3%20.7%
プリサイスエンド7-7-3-658.5%20.7%
ゴールドアリュール36-18-24-21212.4%26.9%
ディープインパクト11-12-15-1037.8%27.0%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

キングカメハメハ・カネヒキリがこの条件ではゴールドアリュールと同等の好成績を残している。また、ダートの条件ながらディープインパクトの成績も良く、軽視は禁物だろう。その他にも同じ阪神コースで連勝を狙うナムラアラシの父エンパイアメーカーも同条件での成績は良く好走が期待される。

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