2021年3月27日、阪神競馬場で毎日杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるグレートマジシャン、シャフリヤール、ルペルカーリア、プログノシース、ロジローズらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にしていく。


毎日杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は4勝、2着は2回、3着は3回。比較的人気の信頼度は高い。1倍台後半なら勝率100%で、2倍台は複勝率100%だ。

伏兵馬の活躍は少し難しい部分があり、大穴馬が激走するケースは過去10年で見る限り、少ない。それなりの実績と勢いが必要かもしれない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 新馬未勝利組は苦戦

過去10年で新馬未勝利組は計23頭いるが、馬券圏内に入ったのはたった1頭だけ。しかも未勝利組は1頭も馬券に絡んでいない。

唯一絡んだのは、2019年2着のウーリリ。前走の新馬戦は1番人気1着だったが、1勝クラス勝ちもゴロゴロいて、重賞1番人気に支持されていた馬も参戦する中では、1番人気1着が最低条件ともいえる。

ルペルカーリアは先日亡くなったシーザリオを母に持ち、父は最近のトレンドになっているモーリス。それでも新馬戦の負け方が不満で、未勝利で楽勝しても当然といえば当然。面白いのはプログノシースか。この馬は初戦が3月の未勝利戦で、経験馬相手に勝っている。中1週でぶつけてきたところに魅力を感じる。

予想参考データ② 前走重賞組の取捨選択

毎日杯は皐月賞に向けて最後のレースであり、皐月賞に出たい陣営が必死にぶつけてくるイメージが強い。

そのため、前走1番人気だった馬が結構出てきている。人気薄の場合は掲示板に入っているかどうか。加えて1秒程度の負けまで。

今回で見ると、シャフリヤールが微妙なところで、共同通信杯2番人気3着。ここが最低限とすると、他の重賞組は切ってもいいだろう。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

グレートマジシャンの前走はセントポーリア賞だったが、勝ちタイムは近年の中ではかなり優秀で、この次に速いのがドゥラメンテが勝った年。素直に評価していいだろう。1頭だけ次元の違う末脚を披露しており、いきなり勝ち負けでもおかしくはない。

シャフリヤールの前走は共同通信杯だったが、平均的の範疇にある勝ちタイムだった。ややスローで流れた中、シャフリヤールは中団から後方でレースを進め、上がり2位の脚で3着。位置取りが全てだったが、エフフォーリアが前目で同じだけの末脚だったことを考えると、結構な差がある。

3歳未勝利組をそれぞれ紹介する。ルペルカーリアは中京2000メートルの未勝利戦だったが、勝ちタイムは同条件で調べる中では優秀な部類。前目で抜け出して押し切ったレースで、実力差がはっきり出た。2着馬が次で未勝利戦を抜け出し、すみれステークス3着。それを考慮すると、それなりのレベルにいそうだ。

プログノーシスは阪神2000メートルの未勝利戦だったが、こちらもタイムは同条件の中では優秀な部類。勝ち方もルペルカーリアとあまり変わらない。ただ2着馬がいまだ勝ち上がれていないのが大きな違い。

ロジローズは東京マイルの未勝利戦だったが、こちらはそれなりに流れた中で、中団待機の中で勝利している。ただこの時の2着馬も勝ち上がれておらず、未勝利組を比較するならルペルカーリアだろう。

2021年の危険な人気馬は?

プログノーシスは人気になる見込みだが、デビュー戦を考えれば優秀とみるべきだろうが、力関係が甘かった可能性はある。いきなりここでというのは厳しいか。毎日杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ロジローズは3つ目の消しデータに合致している。距離延長がそこまで魅力的ではないのと、スピード勝負になるだろうかという疑問もある。

反対にグレートマジシャンは危険なデータに一つも当てはまらない。前走がとても優秀で、ドゥラメンテより速いというのは魅力いっぱい。敵は初遠征のみ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、グレートマジシャンと言えそうだ。

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