小倉2歳S2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？スピード自慢の2歳重賞展望

2018年9月2日、小倉競馬場で小倉2歳ステークス（GⅢ／芝1200m）が行われる。シングルアップ、チュウワフライヤー、タムロドリーム、ファンタジスト、ルチアーナミノルらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

日程・概要

2018年 9月 2日(日)　2回小倉12日目　16頭　[仮想出馬表] 【１１Ｒ】　 第38回小倉２歳Ｓ (単勝5%UP/予定)
２歳・オープン・Ｇ３(馬齢)(国際)(特指)　芝1200m (B)

出走予定馬・登録馬

新馬戦と前走のフェニックス賞を好内容で連勝しているシングルアップが戦績通り人気を集めそうだ。

新馬戦は阪神の芝1400mで、好位から抜け出すセンスの良い走りを見せた。続く前走のフェニックス賞では距離短縮をものともせずスンナリとハナへ。そのまま余裕を持っての逃げ切りだった。

クロフネの肌にキンシャサノキセキの配合で、キレやパワーよりは平均スピードの持続性で押し切るタイプだろう。上がりに限界はあるかもしれないが、現時点での完成度やレースセンスでは他馬より１枚上手と考えられる。極端な時計決着やスローペースにさえならなければ、上位は必至だろう。

ダートの新馬戦を勝ち上がった後前走のフェニックス賞では芝にも難なく対応しての２着だったチュウワフライヤー。上積み次第では頭もあるだろう。

新馬戦は阪神のD1200m、先行集団から早めに抜け出す内容で後続を封じ込めた。時計が平凡であったが砂をかぶっても怯まないあたりは完成度や気性的なアドバンテージが伺えた。

初芝となった前走は若干テンの追走に戸惑う面こそあったものの、リズムに乗ってからの走りは悪くなかった。勝ったシングルアップにこそはなされたものの、上がり最速の末脚で差し込んで2着なら上積みがまだあるはず。完成度はシングルアップにも負けておらず、芝2戦目で前進があれば逆転まで。

新馬戦を勝ち上がったばかりの組ではタムロドリームに一発の気配が漂っている。

前走は今回と同じ小倉芝1200mでの勝ち上がりとなった。調教の動きからも人気を集めていたが、レースに行くと抑えても抑え切れないような感じでハナへ。終始折り合いを欠いたような暴走気味のラップを刻み最後は甘くなったものの、なんとか逃げ切った。とにかく調教の動きも良く、単調なスピードタイプであるのは間違いないが、折り合いさえ付けばもっと時計もパフォーマンスも詰められそうな素材ではある。

同じく小倉の芝1200mの新馬戦を制したファンタジストもセンスがある1頭。時計こそ平凡だったが、小倉1200mにしてはかなりのスローペースだったので致し方の無いところだろう。ディープインパクトの肌にロードカナロアという素軽いスピード血統で、引き続き武豊騎手の騎乗で一発も。

タイムだけなら前走の未勝利戦を1分8秒2で逃げ切ったルチアーナミノルも無視はできない。手応えほど伸びなかった初戦（中京芝1400m）を考えれば距離短縮と逃げ戦法が向いたのだろう。上積みがどうかだが、前走だけ走れれば例年の走破時計なら馬券になっていい。

他にはパワフルな走りで前走の未勝利戦を圧勝したセプタリアン、そのセプタリアンを新馬戦で破ったジャカランダシティ、前走外目から余裕のある差し切りを見せたアズマヘリテージ、九州産馬カシノティーダなどが上位を狙っている。

登録馬は以下の通りだ。

想定・予想オッズ