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2018年1月7日、中山競馬場でフェアリーステークス(GⅢ/芝外回り1600m)が行われる。レッドベルローズ、サヤカチャン、プリモシーン、トロワゼトワル、ジーナスイートらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

プリモシーンとレッドベルローズは、ともにディープインパクト産駒の良血馬で、デビュー前から能力を高く評価されていた。その期待に応え、2頭とも前走は東京芝1600m戦で父の産駒らしい切れ味を見せて快勝している。

どちらも上位人気になることは確実だが、優勝するためには共通する3つのマイナスデータをクリアする必要がある。


不安① ディープインパクト産駒

中山マイルはディープインパクト産駒が苦手とする舞台の一つ。中山芝1600mの重賞では、これまでに35頭が出走して【0・5・4・26】。全体的に質の高い同産駒だけに、1番人気が2頭、2番人気が6頭、3番人気が3頭と上位人気に推された馬も多いが、未勝利だ。フェアリーSでも、2016年にリセエンヌが1番人気に支持されながら7着に敗れている。

得意としている東京や阪神外回りなどに比べれば、そもそも中山の成績は今ひとつだが、特に芝1600m以下では割り引いて考える必要がある。

今回出走するのはプリモシーンとレッドベルローズの2頭。ディープインパクト産駒のジンクスを覆せるだろうか。

不安② ノーザンファーム生産馬

昨年もJRA重賞を50勝し、7年連続のリーディング生産者となったノーザンファーム。もはや、ノーザンファームなしに日本競馬は語れないというレベルだが、このレースとは相性が良くない。

条件が芝1600mになった2009年以降、同ファームの生産馬は22頭が出走して未勝利。昨年は、4か月後にNHKマイルCを勝つアエロリットでさえ2着に敗れた。

今年はプリモシーンとレッドベルローズを含め7頭が出走するが、悪い流れを断ち切ることができるだろうか。

不安③ 外枠

中山芝1600mはスタートしてすぐにコーナーがあるため内枠有利が通説だが、キャリアが浅い若駒同士の戦いということもあり、このレースではその傾向が特に顕著に現れている。

条件が芝1600mになった2009年以降、毎年フルゲートの16頭立てになっているが、2桁馬番だった馬は【1・5・2・55】(勝率1.8%)と明らかに不振だ。

レッドベルローズは13番、プリモシーンは14番と揃って7枠に入った。不利を能力の高さでカバーすることができるだろうか。

まとめ

共通点が多く、期待と不安が入り交じるプリモシーンとレッドベルローズだが、ここで不安を蹴散らして重賞初制覇を決めれば、牝馬クラシック戦線の主役に躍り出ることは間違いない。期待の良血馬が3歳初戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目したい。

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