シンザン記念2018の競馬予想分析…ファストアプローチが重賞初制覇へクリアすべき4か条


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2018年1月8日、京都競馬場でシンザン記念(GⅢ/芝外回り1600m)が行われる。昨年は、このレースに出走していたアルアインとペルシアンナイトが皐月賞で1、2着。2011年には、のちの3冠馬オルフェーヴルと桜花賞馬マルセリーナが出走していた。優勝馬にはジェンティルドンナやタニノギムレットなどの名があり、マイル戦ながらクラシックを占う意味でも重要なレースだ。

今年のメンバーで実績上位といえるのがファストアプローチ。既に5戦とキャリア豊富で、札幌2歳S2着、朝日杯フューチュリティS6着と、能力の高さを証明している。

ミルコ・デムーロ騎手が騎乗することもあり、1番人気候補の筆頭だが、好走の条件が揃っているとは言えない。重賞制覇に向けて、不安要素となりそうなポイントを探っていく。


ポイント① 関東馬

このレースは関西馬が圧倒的に優勢。関東馬は出走数がそれほど多くないとはいえ、過去20年までさかのぼっても、1勝2着1回と劣勢だ。

ポイント② 2戦連続の関西遠征

今回は朝日杯FSから中2週。3週間で2回目の関西遠征という強行軍となる。既に4つの競馬場を経験しているキャリア豊富な馬だが、まだ若いこの時期に長距離輸送が続くことには不安がある。

前走はプラス馬体重だったが、当日は馬体重やテンションにもしっかりと気を払っておきたい。

ポイント③ サドラーズウェルズ系

父ドーンアプローチはサドラーズウェルズ系の種牡馬。母の父はマルジュで、ヨーロッパ色が強い。叔父のサトノクラウンは、良績が道悪のレースに集中していることを踏まえても、スピードよりパワー型のタイプだろう。

血統背景やこれまでのレース内容を見る限りは、軽いスピードが問われる京都外回りの適性は疑問だ。

ポイント④ M・デムーロ騎手の1月成績

昨年は、GIで10戦連続3着以内に入ったのをはじめ、史上最多タイとなる年間GI6勝、重賞騎乗機会5連勝などの大活躍を見せたM・デムーロ騎手。大舞台になればなるほど頼りになる男だ。

ただ、勢いに乗るととことん好成績が続くが、失速気味になる時期もあり、成績にやや偏りがある。

同騎手がJRA所属となった2015年以降の重賞での月別成績は以下の通りだ。

勝率 連対率 複勝率
1月 【0・1・2・5】  0.0% 12.5% 37.5%
2月 【10・0・0・3】 76.9% 76.9% 76.9%
3月 【3・2・2・10】 17.6% 29.4% 41.2%
4月 【5・1・3・9】 27.8% 33.3% 50.0%
5月 【2・1・4・12】 10.5% 15.8% 36.8%
6月 【1・4・1・6】  8.3% 41.7% 50.0%
7月 【4・0・1・5】 40.0% 40.0% 50.0%
8月 【1・1・0・9】  9.1% 18.2% 18.2%
9月 【2・2・1・7】 16.7% 33.3% 41.7%
10月 【5・5・6・12】 17.9% 35.7% 57.1%
11月 【4・3・2・11】 20.0% 35.0% 45.0%
12月 【5・2・1・9】 29.4% 41.2% 47.1%

JRA所属騎手となったのが2015年3月で、同年の1、2月は騎乗していないが、2月に重賞を10勝もしているのに対して、1月は8戦して未勝利。しかも騎乗した8頭のうち、1番人気が3頭、2番人気が3頭いたにもかかわらず、2着も1回あるのみなのだ。昨年のシンザン記念でも、1番人気のペルシアンナイトに騎乗して3着に敗れている。

もちろん、わずか3年で1月以外の全ての月で重賞を勝っていること自体が恐るべきことなのだが、1月に勝てていないのは事実。オカルト的なデータとして、「1月のM・デムーロ騎手は他の月に比べると割り引き」と考えていいかも知れない。

まとめ

今回はファストアプローチにとって、真価を問われる一戦となりそう。不安を一掃し、過去にこのレースをステップに羽ばたいた偉大な先輩たちに続くことはできるだろうか。


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