カテゴリー:予想・考察

安田記念2018の最新人気・予想オッズ、出走予定馬は?過去の歴代勝ち馬一覧

(C)MAZIMICKEY

2018年6月3日、東京競馬場で安田記念(GⅠ/芝1600m)が行われる。スワーヴリチャード、ペルシアンナイト、サングレーザー、リスグラシュー、リアルスティール、レッドファルクス、サトノアレスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は週中時点における最新予想オッズをお届けする。どの馬が人気に指示されるのか? 実績やポテンシャルの割に低評価な馬とは?

以下が出走予定馬と、週中時点での予想オッズの傾向、そして過去の勝ち馬の一覧だ。


概要

2018年 6月 3日(日) 3回東京2日目 19頭 [仮想出馬表]
【11R】  第68回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝1600m (C)

出走予定馬・登録馬

アエロリット 牝4 戸崎圭騎手 菊沢厩舎
ウインガニオン 牡6 津村騎手 西園厩舎
ウエスタンエクスプレス セ6 ○○騎手 サイズ厩舎
キャンベルジュニア 牡6 石橋脩騎手 堀厩舎
サトノアレス 牡4 蛯名騎手 藤沢和厩舎
サングレーザー 牡4 福永騎手 浅見厩舎
スターオブペルシャ セ5 内田博騎手 藤沢和厩舎
スワーヴリチャード 牡4 Mデムー騎手 庄野厩舎
タワーオブロンドン 牡3 ○○騎手 藤沢和厩舎
ダッシングブレイズ 牡6 北村宏騎手 吉村厩舎
ヒーズインラブ 牡5 藤岡康騎手 藤岡厩舎
ブラックムーン 牡6 秋山騎手 西浦厩舎
ペルシアンナイト 牡4 川田騎手 池江厩舎
ムーンクエイク セ5 ○○騎手 藤沢和厩舎
モズアスコット 牡4 ルメール騎手 矢作厩舎
リアルスティール 牡6 岩田騎手 矢作厩舎
リスグラシュー 牝4 武豊騎手 矢作厩舎
レーヌミノル 牝4 和田騎手 本田厩舎
レッドファルクス 牡7 田辺騎手 尾関厩舎

想定人気・予想オッズ

5番人気 アエロリット 10.9倍
15番人気 ウインガニオン 89.7倍
14番人気 ウエスタンエクスプレス 81.9倍
9番人気 キャンベルジュニア 27.2倍
6番人気 サトノアレス 12.2倍
2番人気 サングレーザー 4.4倍
16番人気 スターオブペルシャ 170.5倍
1番人気 スワーヴリチャード 3倍
10番人気 タワーオブロンドン 38.7倍
19番人気 ダッシングブレイズ 356.8倍
13番人気 ヒーズインラブ 79.9倍
18番人気 ブラックムーン 191.3倍
3番人気 ペルシアンナイト 4.5倍
11番人気 ムーンクエイク 44.9倍
12番人気 モズアスコット 51.6倍
7番人気 リアルスティール 12.4倍
4番人気 リスグラシュー 6.6倍
17番人気 レーヌミノル 179.6倍
8番人気 レッドファルクス 16.7倍

過去の勝ち馬たち

2017/06/04 サトノアラジン [西]池江泰寿厩舎
2016/06/05 ロゴタイプ [東]田中剛厩舎
2015/06/07 モーリス [東]堀宣行厩舎
2014/06/08 ジャスタウェイ [西]須貝尚介厩舎
2013/06/02 ロードカナロア [西]安田隆行厩舎
2012/06/03 ストロングリターン [東]堀宣行厩舎
2011/06/05 リアルインパクト [東]堀宣行厩舎
2010/06/06 ショウワモダン [東]杉浦宏昭厩舎
2009/06/07 ウオッカ [西]角居勝彦厩舎
2008/06/08 ウオッカ [西]角居勝彦厩舎


鳴尾記念2018の最新人気・予想オッズ、出走予定馬は?過去の歴代勝ち馬一覧

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2018年6月2日、阪神競馬場で鳴尾記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。サトノノブレス、トリオンフ、トリコロールブルー、マルターズアポジー、ヤマカツライデン、アメリカズカップらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は週中時点における最新予想オッズをお届けする。どの馬が人気に指示されるのか? 実績やポテンシャルの割に低評価な馬とは?

以下が出走予定馬と、週中時点での予想オッズの傾向、そして過去の勝ち馬の一覧だ。


概要

2018年 6月 2日(土) 3回阪神1日目 12頭 [仮想出馬表]
【11R】  第71回鳴尾記念
3歳以上・オープン・G3(別定)(国際)(特指) 芝2000m・内 (A)

出走予定馬・登録馬

アメリカズカップ 牡4 松若騎手 音無厩舎
サトノノブレス 牡8 川田騎手 池江厩舎
ストレンジクォーク 牡6 浜中騎手 古賀慎厩舎
ストロングタイタン 牡5 M.デムーロ騎手 池江厩舎
タツゴウゲキ 牡6 秋山騎手 鮫島厩舎
テイエムイナズマ 牡8 ○○騎手 武英厩舎
トリオンフ セ4 ルメール騎手 須貝厩舎
トリコロールブルー 牡4 岩田騎手 友道厩舎
ナスノセイカン 牡6 丸山騎手 矢野厩舎
マルターズアポジー 牡6 武豊騎手 堀井厩舎
モンドインテロ 牡6 石川騎手 手塚厩舎
ヤマカツライデン 牡6 松山騎手 池添兼厩舎

想定人気・予想オッズ

7番人気 アメリカズカップ 32.7倍
4番人気 サトノノブレス 7倍
8番人気 ストレンジクォーク 33.4倍
6番人気 ストロングタイタン 12.9倍
5番人気 タツゴウゲキ 8.1倍
12番人気 テイエムイナズマ 356.1倍
2番人気 トリオンフ 3倍
1番人気 トリコロールブルー 2.8倍
10番人気 ナスノセイカン 53.4倍
3番人気 マルターズアポジー 3.8倍
11番人気 モンドインテロ 71.5倍
9番人気 ヤマカツライデン 35.1倍

過去の勝ち馬たち

2017/06/03 ステイインシアトル [西]池江泰寿厩舎
2016/06/04 サトノノブレス [西]池江泰寿厩舎
2015/06/06 ラブリーデイ [西]池江泰寿厩舎
2014/06/07 エアソミュール [西]角居勝彦厩舎
2013/06/01 トウケイヘイロー [西]清水久詞厩舎
2012/06/02 トゥザグローリー [西]池江泰寿厩舎
2011/12/03 レッドデイヴィス [西]音無秀孝厩舎
2010/12/04 ルーラーシップ [西]角居勝彦厩舎
2009/12/05 アクシオン [東]二ノ宮敬厩舎
2008/12/06 サクラメガワンダー [西]友道康夫厩舎


安田記念2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬は?

(C)MAZIMICKEY

2018年6月3日、東京競馬場で安田記念(GⅠ/芝1600m)が行われる。スワーヴリチャード、ペルシアンナイト、サングレーザー、リスグラシュー、リアルスティール、レッドファルクス、サトノアレス、アエロリットらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今年で68回目を迎える安田記念は1984年のグレード制導入時からGⅠに格付けされ春のマイル王決定戦の位置づけとなり、1993年からは国際競走としてこれまでに3頭の外国馬が優勝しているレースでもある。

1995年にドバイから遠征してきたハートレイクに武豊騎手が騎乗し、当時の日本のマイル・中距離戦線での代表馬ともいえる単勝1番人気のサクラチトセオーをハナ差で破ったレースなどは競馬ファンの記憶にも残るレースとなっている。

今回は過去10年の安田記念の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20171サトノアラジン
20172ロゴタイプ
20161ロゴタイプ
20163フィエロ
20153クラレント
20142グランプリボス
20143ショウナンマイティ
20133ダノンシャーク
20122グランプリボス
20123コスモセンサー
20111リアルインパクト
20101ショウワモダン
20102スーパーホーネット
20093ファリダット
20083エイシンドーバー

注目点① 人気薄は人気に関係なく検討を

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が15頭と5割・半数に達していて高配当を裏付ける結果となっている。

しかも、過去10年の中で1頭も該当馬がいなかった年は1回もなく、2頭がリストアップされる年が5回もあり積極的に人気薄を狙うことも考えなければならないことが安田記念の大きな特徴だ。

ただし、今回の該当馬を人気別や単勝オッズで見ると、高配当になる場合の人気を気にする必要はないものの単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのは得策でないことがわかる。

人気別集計 安田記念 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気4- 1- 0- 5/ 1040.0%50.0%
2番人気2- 1- 0- 7/ 1020.0%30.0%
3番人気0- 2- 2- 6/ 100.0%40.0%
4番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
5番人気0- 2- 1- 7/ 100.0%30.0%
6番人気0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
7番人気1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%
8番人気2- 1- 0- 7/ 1020.0%30.0%
9番人気1- 0- 1- 8/ 1010.0%20.0%
10番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
11番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
12番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
13番人気0- 1- 0- 8/ 90.0%11.1%
14番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
15番人気0- 0- 1- 8/ 90.0%11.1%
16番人気0- 1- 0- 8/ 90.0%11.1%
17番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
18番人気0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017サトノアラジン712.4
2017ロゴタイプ814.6
2016ロゴタイプ836.9
2016フィエロ629.5
2015クラレント1242.7
2014グランプリボス16148.4
2014ショウナンマイティ1037.1
2013ダノンシャーク1237.2
2012グランプリボス1325.3
2012コスモセンサー1535.7
2011リアルインパクト929.3
2010ショウワモダン813.9
2010スーパーホーネット612.1
2009ファリダット1052
2008エイシンドーバー933.6

注目点② 社台ファーム・ノーザンファーム生産馬に注目

馬産地について注目をすると、今回の該当馬15頭中約半数の8頭(直近2年はいずれも2頭ずつ)が日本競馬界を席巻している社台グループの中心である社台ファームかノーザンファームの生産馬となっている。

3歳クラシック路線に比べれば勢いは多少落ちるものの、人気薄の激走馬を探る際には一度は検討しなければならないことがわかる。

生産者別集計 安田記念 過去10年

生産者着別度数勝率複勝率
社台ファーム3- 2- 2-23/3010.0%23.3%
ノーザンファーム2- 2- 0-28/326.3%12.5%
カントリー牧場2- 0- 0- 0/ 2100.0%100.0%
社台コーポレーション白老ファーム1- 1- 0- 9/119.1%18.2%
戸川牧場1- 1- 0- 0/ 250.0%100.0%
ケイアイファーム1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%
矢野牧場0- 1- 1- 0/ 20.0%100.0%
ガーベラパークスタツド0- 1- 0- 2/ 30.0%33.3%
Miss J.Fleming G.G.James & T.E.Jamison0- 1- 0- 1/ 20.0%50.0%
笠松牧場0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%
上水牧場0- 0- 2- 3/ 50.0%40.0%
下河辺牧場0- 0- 1- 8/ 90.0%11.1%
ノースヒルズマネジメント0- 0- 1- 4/ 50.0%20.0%
川越ファーム0- 0- 1- 1/ 20.0%50.0%
North Hills Management0- 0- 1- 1/ 20.0%50.0%
Columbiana Farm0- 0- 1- 0/ 10.0%100.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順 ※3着以内に入った生産者のみ

馬名生産者
サトノアラジンノーザンファーム
ロゴタイプ社台ファーム
ロゴタイプ社台ファーム
フィエロ社台ファーム
クラレントノースヒルズマネジメント
グランプリボスノーザンファーム
ショウナンマイティ矢野牧場
ダノンシャーク下河辺牧場
グランプリボスノーザンファーム
コスモセンサー川越ファーム
リアルインパクトノーザンファーム
ショウワモダン社台ファーム
スーパーホーネットガーベラパークスタツド
ファリダットNorth Hills Management
エイシンドーバーColumbiana Farm

注目点③ 前走はGⅡ戦に出走

今回の該当馬15頭中11頭が前走はGⅡを走っていて、特に格下とも言える1600万下・OPEN特別・GⅢといったレースを走っていた馬の活躍は難しい結果となっている。

前走がGⅡの実力馬は人気を落としてきていても、陣営の調整やレース展開などで前評判を覆して巻き返しが十分可能であることを示していると言える。

ちなみに前走がGⅠとなると長期休養明けや3歳馬の挑戦など調整が難しいこともあり安田記念で単勝上位人気に支持されない人気薄の成績は奮わなくなっている。

クラス別集計 安田記念 過去10年

前走クラス着別度数勝率複勝率
1600万下0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
OPEN特別1- 0- 0- 13/ 147.1%7.1%
GⅢ2- 0- 0- 9/ 1118.2%18.2%
GⅡ2- 7- 10- 74/ 932.2%20.4%
GⅠ4- 1- 0- 24/ 2913.8%17.2%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走クラスレース名
サトノアラジンGⅡ京王杯SC
ロゴタイプGⅡ中山記念
ロゴタイプGⅢダービー卿CT
フィエロGⅡマイラーズC
クラレントGⅡマイラーズC
グランプリボスGⅠマイルCS
ショウナンマイティGⅡ産経大阪杯
ダノンシャークGⅡマイラーズC
グランプリボスGⅡ京王杯SC
コスモセンサーGⅡマイラーズC
リアルインパクトGⅠNHKマイルC
ショウワモダンOPEN特別メイS
スーパーホーネットGⅡマイラーズC
ファリダットGⅡ京王杯SC
エイシンドーバーGⅡマイラーズC

注目点④ 前走は単勝9番人気以内

今回の該当馬15頭すべてが前走でも単勝9番人気以内と極端な人気薄とはなっていなかったことがわかる。


安田記念では他馬との比較で人気を落としていても少なくとも前走では実力がそれなりに認められて人気となっていた馬が、陣営の調整による調子の向上、騎手の作戦など何らかの要因により安田記念で前評判を覆した場合に好走できたことを示している。

前走人気別集計 安田記念 過去10年

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気5- 1- 2- 29/ 3713.5%21.6%
前走2人気1- 3- 2- 12/ 185.6%33.3%
前走3人気0- 0- 2- 18/ 200.0%10.0%
前走4人気2- 1- 1- 6/ 1020.0%40.0%
前走5人気0- 1- 1- 17/ 190.0%10.5%
前走6~9人1- 2- 2- 24/ 293.4%17.2%
前走10人~0- 0- 0- 16/ 160.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走人気
サトノアラジン1
ロゴタイプ7
ロゴタイプ4
フィエロ1
クラレント9
グランプリボス7
ショウナンマイティ4
ダノンシャーク3
グランプリボス5
コスモセンサー7
リアルインパクト4
ショウワモダン6
スーパーホーネット2
ファリダット2
エイシンドーバー3

注目点⑤ 前走は10着以内

最後に前走の着順にも注目をしてみると今回の該当馬15頭中すべてが前走でも10着以内という結果だった。

前走で凡走し大敗した馬が、GⅠの大舞台である安田記念でいきなり挽回して好走するチャンスはほとんどないことを示している。

前走着順別集計 安田記念 過去10年

前走着順着別度数勝率複勝率
前走1着5- 2- 1- 33/ 4112.2%19.5%
前走2着2- 4- 0- 24/ 306.7%20.0%
前走3着1- 1- 4- 17/ 234.3%26.1%
前走4着1- 0- 1- 18/ 205.0%10.0%
前走5着0- 0- 2- 11/ 130.0%15.4%
前走6~9着1- 3- 1- 16/ 214.8%23.8%
前走10着~0- 0- 1- 23/ 240.0%4.2%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走着順
サトノアラジン9
ロゴタイプ3
ロゴタイプ2
フィエロ4
クラレント10
グランプリボス9
ショウナンマイティ5
ダノンシャーク3
グランプリボス7
コスモセンサー3
リアルインパクト3
ショウワモダン1
スーパーホーネット9
ファリダット3
エイシンドーバー3

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

サトノアレス

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年の安田記念の登録頭数は19頭(出走可能頭数18頭)となっていて出走を回避する馬がいない場合は賞金順によりモズアスコットが出走できないので注意が必要だ。


後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


鳴尾記念2018の競馬予想データ分析…6つの注目点から浮上する激走馬は?

(C)yusukekeiba

2018年6月2日、阪神競馬場で鳴尾記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。サトノノブレス、トリオンフ、トリコロールブルー、マルターズアポジー、ヤマカツライデン、アメリカズカップ、ストレンジクォークらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

その昔、鳴尾競馬場で競馬が行われていたことがレース名の由来となっている鳴尾記念は1951年から行われている阪神競馬場ではおなじみとなっているレースだが、これまでに開催時期や負担重量、距離やグレードなど様々な要素が度々変更となっている。

2012年に年間の開催カレンダーが見直された際にこの時期、中京競馬場で行われていたGⅡ・金鯱賞が移設される替わりとして現在では6月に行われるようになり、春シーズンの最後を飾るグランプリGⅠ・宝塚記念に向けてのステップレースとして位置づけられた。

2018年はどのような決着となるのか。

今回は過去6年の鳴尾記念の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去6年の該当馬(2012年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20173マイネルフロスト
20163プランスペスカ
20152マジェスティハーツ
20142アドマイヤタイシ
20143フラガラッハ
20131トウケイヘイロー
20132エクスペディション

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から10番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去6年で馬券圏内に入った延べ18頭のうち単勝6番人気以下が7頭と約3分の1となっていて比較的平均的な結果となっている。

それでも、過去6年の中で比較的堅い結果となった2012年を除いて必ず1頭はリストアップされていることから人気薄を狙うことも考えなければならない。

ただし、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝11番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 鳴尾記念 過去6年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気1- 2- 0- 3/ 616.7%50.0%
2番人気2- 1- 0- 3/ 633.3%50.0%
3番人気2- 0- 1- 3/ 633.3%50.0%
4番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
5番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
6番人気1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%
7番人気0- 1- 1- 4/ 60.0%33.3%
8番人気0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%
9番人気0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%
10番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
11番人気0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
12番人気0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
13番人気0- 0- 1- 1/ 20.0%50.0%
14番人気0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017マイネルフロスト713.8
2016プランスペスカ13252.7
2015マジェスティハーツ835.8
2014アドマイヤタイシ916.8
2014フラガラッハ1025.3
2013トウケイヘイロー611.6
2013エクスペディション726.8

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系に注目

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭がロイヤルチャージャー系種牡馬となっている。

ディープインパクトやステイゴールド、オルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するような距離での活躍が特に目立ち、2000mで行われる鳴尾記念は得意と言える条件だ。

種牡馬系統別集計 鳴尾記念 過去6年

種牡馬系統着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系3- 5- 6-37/515.9%27.5%
ネイティヴダンサー系2- 0- 0- 4/ 633.3%33.3%
ナスルーラ系1- 0- 0- 6/ 714.3%14.3%
ニアークティック系0- 1- 0- 8/ 90.0%11.1%

集計期間:2012年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父系統種牡馬
マイネルフロストロイヤルチャージャー系ブラックタイド
プランスペスカロイヤルチャージャー系ブラックタイド
マジェスティハーツロイヤルチャージャー系ハーツクライ
アドマイヤタイシニアークティック系Singspiel
フラガラッハロイヤルチャージャー系デュランダル
トウケイヘイローロイヤルチャージャー系ゴールドヘイロー
エクスペディションロイヤルチャージャー系ステイゴールド

注目点③ 前走は先行か中団待機馬が活躍!

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭が前走で先行か中団からのレースをしていた。

重賞レースともなると、条件線に比べると実力が比較的高いレベルで拮抗していることもあって、騎手の駆け引きも重要な要素となり、逃げ馬を目標に見ながらレースを進めることができる先行・中団待機馬が鳴尾記念では好走できている。

前走脚質別集計 鳴尾記念 過去6年

前走脚質着別度数勝率複勝率
逃げ1- 0- 0- 3/ 425.0%25.0%
先行3- 2- 1-19/2512.0%24.0%
中団1- 2- 5-16/244.2%33.3%
後方1- 1- 0-16/185.6%11.1%
マクリ0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走脚質
マイネルフロスト先行
プランスペスカ中団
マジェスティハーツ中団
アドマイヤタイシ先行
フラガラッハ中団
トウケイヘイロー逃げ
エクスペディション中団

注目点④ 前走は2000m以下のレースに出走

前走の距離から見た時に、今回の該当馬7頭すべてが前走で2000m以下の距離のレースを使われていた。


2000mを超える距離から距離短縮して挑戦する馬も多い中で、他馬との比較で人気を落としていてもマイル寄りの距離適性がある馬のほうが鳴尾記念では低評価を覆して活躍できていることがわかる。

前走距離別集計 鳴尾記念 過去6年

前走平地距離着別度数勝率複勝率
1200m0- 0- 0- 0/ 0
1400m1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%
1600m0- 1- 0- 4/ 50.0%20.0%
1800m2- 2- 1-15/2010.0%25.0%
1900m0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
2000m1- 3- 4-23/313.2%25.8%
2200m0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
2400m0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
2500m0- 0- 1- 3/ 40.0%25.0%
3200m2- 0- 0- 1/ 366.7%66.7%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走距離
マイネルフロスト2000
プランスペスカ1800
マジェスティハーツ1800
アドマイヤタイシ2000
フラガラッハ2000
トウケイヘイロー1400
エクスペディション1800

注目点⑤ 前走は単勝4番人気以下

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭が前走でも人気がなく単勝4番人気以下となっていた。

前走で単勝上位人気で敗退した馬は、敗退の原因が馬券購入の際に検討され、敗因が明らかな場合には再度上位に支持される傾向がある。

一方、前走人気がなく、実際に敗退した馬は徐々に検討の対象外となり単勝人気も徐々に下降していく傾向があるが、鳴尾記念ではそういった馬たちにも一旦フォーカスを当てていくことが必要であることがわかる。

前走人気別集計 鳴尾記念 過去6年

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%
前走2人気2- 0- 0- 6/ 825.0%25.0%
前走3人気0- 0- 1- 3/ 40.0%25.0%
前走4人気0- 2- 0- 1/ 30.0%66.7%
前走5人気0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%
前走6~9人2- 2- 3-18/258.0%28.0%
前走10人~1- 1- 2-20/244.2%16.7%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走人気
マイネルフロスト11
プランスペスカ11
マジェスティハーツ7
アドマイヤタイシ10
フラガラッハ8
トウケイヘイロー2
エクスペディション4

注目点⑥ 前走は4着以下

最後に前走の着順に注目すると今回の該当馬7頭中6頭が前走でも4着以下に敗れている。

前走重賞に出走して人気もなく着順も悪かった馬が、休養で立て直したり、暖かい気候で徐々に調子をあげてきたりなど、何らかの理由で調子が上向きに転じ前評判を覆した場合に鳴尾記念で馬券圏内に入ってくることを示している。


前走着順別集計 鳴尾記念 過去6年

前走着順着別度数勝率複勝率
前走1着0- 1- 0- 4/ 50.0%20.0%
前走2着0- 0- 1- 3/ 40.0%25.0%
前走3着0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
前走4着0- 2- 0- 2/ 40.0%50.0%
前走5着0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
前走6~9着3- 0- 3-12/1816.7%33.3%
前走10着~3- 3- 2-25/339.1%24.2%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走人気
マイネルフロスト2
プランスペスカ7
マジェスティハーツ4
アドマイヤタイシ13
フラガラッハ6
トウケイヘイロー8
エクスペディション16

まとめ

ここまでの6つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

モンドインテロ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


安田記念2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?最強マイラー決定戦展望

(C)Ko-Mei

2018年6月3日、東京競馬場で安田記念(GI/芝1600m)が行われる。スワーヴリチャード、ペルシアンナイト、リアルスティール、リスグラシュー、サングレーザーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

2018年 6月 3日(日) 3回東京2日目 19頭 [仮想出馬表]
【11R】  第68回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝1600m (C)

出走予定馬・登録馬

大阪杯で悲願の初GⅠ制覇を成し遂げたスワーヴリチャードが、矛先をマイル戦線の頂点であるこのレースに向けてきた。

右回りへの不安が危惧されていた大阪杯では、外目から一気のスパートでマクリ切るという強気の競馬で2着のペルシアンナイト以下を完封する強い内容。2000m前後では日本のトップクラスに近いアルアインやサトノダイヤモンドも相手にしなかっただけに、実力はこのメンバーでは完全に抜けている印象。

今回の安田記念、左回りに変わるのは寧ろ歓迎。問題はマイル適性……というよりもマイルのペースだろう。金鯱賞、大阪杯の連勝の内容を見る限りベストは2000m前後なのは明らか。得意のロングスパートがマイル戦で効くかという部分だけクリアすれば、圧勝があってもおかしくはない。デムーロ騎手が継続騎乗するのも好材料だ。

大阪杯でそのスワーヴリチャードの後塵を拝したペルシアンナイトは、マイルに変わって十分に巻き返しが狙える1頭。

スワーヴリチャードとは対照的に適性はマイル前後にある同馬。前走の大阪杯では若干距離が長いのではという印象こそあったものの、やはり良馬場なら最後にキレる脚を使えるのが同馬の魅力。粘るアルアインをしっかり差し切っての2着であり、地力は証明した。とにかく時計の出る馬場・良馬場が理想。

中間の馬場状態さえまともなら、馬群を捌いて初G1制覇を成し遂げた昨年のマイルCS戴冠の再現があっても良いだろう。

もう古豪と呼んでも差し支えない年齢にまでなったリアルスティールも、悲願の国内GⅠ制覇をこのレースに賭けている1頭。

一昨年のドバイターフを制してからどうもリズム良くレースに使えなかったり、使えたレースでも馬場状態が向かなかったり……と運に恵まれていない印象。しかし地力はこのメンバーでも上位は明らかで、前走のドバイターフでは少し折り合いを欠く場面こそあったが、しぶとく伸びて3着は確保。現状ワンターンの左回りコースがベストなのは明白で、ペースが上がるマイル戦は寧ろ歓迎。岩田騎手との新コンビで新味見せるか。

そのリアルスティールと同じ矢作厩舎から牝馬のリスグラシューも出走する。

GⅠでの2着が前走のヴィクトリアマイルで4回目となった。鞍上武豊騎手の騎乗も含めてベストなレースを繰り返してはいるものの、GⅠとなるとどうも勝ちきれない印象がある。ただ前走のヴィクトリアマイルの内容、今年初戦となった東京新聞杯の勝ちっぷりを見るにベストが東京マイルにあるのは間違いなく、勝ち切るのはともかく馬券圏内のチャンスは十分にありそう。

前哨戦のマイラーズCを素晴らしい末脚で制したサングレーザーも人気を集めそうだ。とにかく末脚のキレはこのメンバーでも最上位のモノがあり、上手く脚を溜められれば戴冠の可能性も十分。課題は左回りとフルゲートの競馬だろう。

他にも、前走は落鉄の影響ああったアエロリット、まだ底を見せていない京王杯SCの勝ち馬ムーンクエイク、昨年3着に健闘したスプリント王レッドファルクス、東京なら安定感あるアトノアレスなどが上位を狙っている。

登録馬は以下の通り。

馬名S性齢斤量
アエロリット牝4 56
ウインガニオン牡658
ウエスタンエクスプレス58
キャンベルジュニア牡658
サトノアレス牡458
サングレーザー牡458
スターオブペルシャセ558
スワーヴリチャード牡458
タワーオブロンドン牡354
ダッシングブレイズ牡658
ヒーズインラブ牡558
ブラックムーン牡658
ペルシアンナイト牡458
ムーンクエイクセ558
モズアスコット牡458
リアルスティール牡658
リスグラシュー牝4 56
レーヌミノル牝4 56
レッドファルクス牡758

想定・予想オッズ

6番人気アエロリット16.5倍
14番人気ウインガニオン124倍
12番人気ウエスタンエクスプレス73.7倍
13番人気キャンベルジュニア81.4倍
7番人気サトノアレス17.8倍
3番人気サングレーザー4.7倍
18番人気スターオブペルシャ287.5倍
1番人気スワーヴリチャード2.3倍
9番人気タワーオブロンドン48.6倍
19番人気ダッシングブレイズ364.2倍
17番人気ヒーズインラブ188.3倍
15番人気ブラックムーン170.6倍
2番人気ペルシアンナイト4.3倍
10番人気ムーンクエイク49倍
11番人気モズアスコット59.2倍
5番人気リアルスティール14.3倍
4番人気リスグラシュー5.7倍
16番人気レーヌミノル182倍
8番人気レッドファルクス18倍

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