カテゴリー:予想・考察

日本ダービー2017の予想データ分析…オススメの1頭と3つの強調材料とは?

(C)Horse Race Photo Studio

本日はいよいよ、東京競馬場で牡馬クラシック第2戦の東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)が行われる。

開催に際し、競馬TIMES編集部では“オススメの1頭”をピックアップ。今回は、その馬がなぜ強調できるのか、という点を解説していく。

日本競馬の祭典はどのようなレースになるのだろうか? その馬が激走する可能性が高い理由とは? 検証を開始していこう。

オススメの1頭とは?

その馬の名は……

スワーヴリチャード

である。

プロフィール

ハーツクライ
ピラミマ
母の父 Unbridled’sSong
母の母 CareerCollection
性別
馬齢 3 歳
生年月日 2014年3月10日
毛色 栗毛
馬主 (株)NICKS
調教師 庄野靖志(栗東)
生産牧場 ノーザンファーム
産地 安平町
馬名意味 冠名+人名より

では、なぜスワーヴリチャードが強調できるのか? その理由を挙げていく。

オススメの理由1 フィルターに合致

競馬TIMESでは、日本ダービー開催に際し、いくつかの検証を行ってきた。その内の一つの考察で、「5つの消し」というものがあった。スワーヴリチャードはこの条件に一つも当てはまっていない。

ポイント1 超人気薄は消し!
ポイント2 外枠は消し!
ポイント3 馬体重の軽い馬は消し!
ポイント4 後方一気は消し!
ポイント5 1、2月生まれは消し!

※詳細は記事にて。

明確なマイナス要素がない、という点は一つの強調材料だろう。

オススメの理由2 ハーツクライ産駒の力

ハーツクライ産駒はJRAで屈指の“勝負強い血統”として知られている。大本命でレースに臨むより、伏兵という立場で真価を発揮するのだ。

例えばヌーヴォレコルトを思い出してみてほしい。当時、オークスの圧倒的一番人気に押されていたのはハープスターだった。しかし、ヌーヴォレコルトは直線で堂々と抜け出し、ハープスターを振り切ってみせた。

もともとハーツクライは現役時代にディープインパクトを破った実績を持つような馬だ。大一番での勝負強さは折り紙つきといえる。

実際、東京芝2400mのGIにおけるハーツクライ産駒の成績を見てみると……

種牡馬 着別度数
ハーツクライ 3- 2- 3-11/19
勝率 複勝率 単回値 複回値
15.8% 42.1% 157 128

集計期間:2011. 4.30 ~ 2017. 5.21

※10番人気以内

ご覧の通り、驚異的な成績を残していることが分かる。

オークスをヌーヴォレコルトが、ダービーをワンアンドオンリーが制していて、東京芝2400mの実績は十分だ。

ちなみにそのワンアンドオンリーは皐月賞で差し遅れ、ダービーで巻き返したという実績を持っている。

オススメの理由3 四位洋文

そして鞍上も心強い。実は四位洋文騎手は、東京芝2400mのGIで最も強調できる騎手の一人なのだ。

過去10年の東京芝2400mのGIにおける騎手別の成績を見てみよう。

騎手 着別度数
岩田康誠 5- 1- 3-14/23
武豊 3- 1- 2-18/24
横山典弘 3- 0- 0-19/22
四位洋文 2- 2- 2-10/16
M.デム 2- 1- 2- 8/13
川田将雅 2- 1- 1-15/19
ルメール 2- 1- 1- 9/13
福永祐一 1- 3- 2-16/22
内田博幸 1- 2- 1-19/23
戸崎圭太 0- 3- 0-13/16
松岡正海 0- 0- 2-17/19
北村宏司 0- 0- 2-11/13
松山弘平 0- 0- 0- 4/ 4
藤岡佑介 0- 0- 0- 9/ 9
柴田大知 0- 0- 0- 7/ 7
騎手 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
岩田康誠 21.70% 39.10% 170 83
武豊 12.50% 25.00% 64 58
横山典弘 13.60% 13.60% 77 39
四位洋文 12.50% 37.50% 88 174
M.デム 15.40% 38.50% 330 126
川田将雅 10.50% 21.10% 50 30
ルメール 15.40% 30.80% 46 46
福永祐一 4.50% 27.30% 53 165
内田博幸 4.30% 17.40% 138 41
戸崎圭太 0.00% 18.80% 0 34
松岡正海 0.00% 10.50% 0 93
北村宏司 0.00% 15.40% 0 52
松山弘平 0.00% 0.00% 0 0
藤岡佑介 0.00% 0.00% 0 0
柴田大知 0.00% 0.00% 0 0

複勝率37.5%は騎乗する全騎手の中で3位の好成績だ。しかも回収率が凄まじい。複勝回収値174はダントツのトップである。人気馬だけでなく、人気薄の馬も馬券圏内に持ってきている、ということだ。

さらに詳細を見ていくと、驚くべきことが分かる。

日付 馬名 着順
2017.5.21 ミスパンテール 10
2016.5.29 レッドエルディスト 9
2016.5.22 ペプチドサプル 5
2011.11.27 ジャガーメイル 3
2011.5.29 リベルタス
2011.5.22 グルヴェイグ 14
2010.5.30 ルーラーシップ 5
2010.5.23 アプリコットフィズ 6
2009.11.29 レッドディザイア 3
2009.5.24 レッドディザイア 2
2008.11.30 ディープスカイ 2
2008.6.1 ディープスカイ 1
2008.5.25 ライムキャンディ 12
2007.11.25 ウオッカ 4
2007.5.27 ウオッカ 1
2007.5.20 ピンクカメオ 5

集計期間:2007. 5.20 ~ 2017. 5.21

5着までをカウントすると(2−2−2−1−3−6)となる。つまり、掲示板率は50%を遥かに超えているのだ。

そしてご存知の通り、四位騎手はダービー連覇を成し遂げた実績を持っている。

まとめ

いかがだっただろうか? スワーヴリチャードにはマイナス要素がなく、強調材料がいくつもあることが分かった。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


日本ダービー2017の予想分析、結果発表!回収率200超のデータ該当馬は?

(C)Ko-Mei

今週は東京競馬場で東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)が行われる。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。

消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 超人気薄は消し!
ポイント2 外枠は消し!
ポイント3 馬体重の軽い馬は消し!
ポイント4 後方一気は消し!
ポイント5 1、2月生まれは消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 10番人気以内なのは?

まずは土曜日午前中時点でのオッズを見ていくと……


馬名 単勝
オッズ
1 アドミラブル 4.1
2 レイデオロ 5.2
3 スワーヴリチャード 5.4
4 アルアイン 7.9
5 サトノアーサー 8.3
6 カデナ 10.7
7 ダンビュライト 12.2
8 ペルシアンナイト 13.0
9 クリンチャー 32.6
10 ダイワキャグニー 34.7
11 ベストアプローチ 49.4
12 ウインブライト 74.1
13 トラスト 107.6
14 アメリカズカップ 109.0
15 キョウヘイ 111.1
16 マイスタイル 117.6
17 マイネルスフェーン 144.0
18 ジョーストリクトリ 161.1

10番人気以下となる見込みなのは……

ベストアプローチ
ウインブライト
トラスト
アメリカズカップ
キョウヘイ
マイスタイル
マイネルスフェーン
ジョーストリクトリ

この馬たちはここで消えることになる。

ポイント2 外枠なのは?

次に外枠の馬を見ていくことにしよう。ダービーは内枠有利、外枠不利で有名なレースだ。

・コーナーを4回回る(=外枠は距離ロスをしやすい=内枠が有利)
・ダービー週からAコース→Cコースに変わる(=内が荒れていないため内枠有利)

こういったデメリットがあるため、基本的に外枠の馬は割り引いて考える必要がある。

馬名
1 1 ダンビュライト
1 2 アメリカズカップ
2 3 マイスタイル
2 4 スワーヴリチャード
3 5 クリンチャー
3 6 サトノアーサー
4 7 アルアイン
4 8 トラスト
5 9 マイネルスフェーン
5 10 ベストアプローチ
6 11 ペルシアンナイト
6 12 レイデオロ
7 13 カデナ
7 14 ジョーストリクトリ
7 15 ダイワキャグニー
8 16 キョウヘイ
8 17 ウインブライト
8 18 アドミラブル

外枠なのは……

カデナ
ジョーストリクトリ
ダイワキャグニー
キョウヘイ
ウインブライト
アドミラブル

ここで1番人気が濃厚な青葉賞馬アドミラブルや弥生賞馬カナデは消えることになる。

ポイント3 馬格がないのは?

次に馬格を見ていこう。東京芝2400mは三歳馬にとって厳しい舞台のため、体力が重要になってくる。

どんな馬が体力を秘めているかといえば、「大きな馬」だ。ボクシングなどの格闘技に階級があるように、体重が重いというだけで有利なことはたくさんある。馬体が当たっても当たり負けしなかったり、消耗したりすることも、馬格のない馬に比べれば少ない。

基本的には480キロ以上を基準に考えていこう。

馬名 前走体重
ダンビュライト 466
アメリカズカップ 446
マイスタイル 452
スワーヴリチャード 504
クリンチャー 476
サトノアーサー 472
アルアイン 518
トラスト 472
マイネルスフェーン 446
ベストアプローチ 468
ペルシアンナイト 480
レイデオロ 484
カデナ 452
ジョーストリクトリ 490
ダイワキャグニー 486
キョウヘイ 424
ウインブライト 466
アドミラブル 510

当日になってみないと分からないため、今回は470キロの馬までセーフとする。470キロ未満の馬は……

ダンビュライト
アメリカズカップ
マイスタイル
マイネルスフェーン
ベストアプローチ
カデナ
キョウヘイ
ウインブライト

ここで1枠1番の好枠を引いたダンビュライトが消える。

ポイント4 後方から競馬をするのは?

東京競馬場は直線が長い。差し馬に有利と思われがちだ。しかし、実際のところ、そうではない。

差し馬はコーナーで外を回さなければいけないため、距離をロスするリスクが常にある。

しかもダービー週はコースが替わる。必然的に内が有利になりやすく、差し馬にとって厳しい状況が揃っている。

馬名 前走脚質
ダンビュライト
アメリカズカップ
マイスタイル
スワーヴリチャード
クリンチャー
サトノアーサー
アルアイン
トラスト
マイネルスフェーン
ベストアプローチ
ペルシアンナイト
レイデオロ
カデナ
ジョーストリクトリ
ダイワキャグニー
キョウヘイ
ウインブライト
アドミラブル

前走、後方から競馬をしたのは……

アメリカズカップ
サトノアーサー
ベストアプローチ
レイデオロ
ジョーストリクトリ
キョウヘイ
アドミラブル

ここでもアドミラブルはアウト。さらに上位人気が予想されるサトノアーサー、レイデオロも消える。

ポイント5 1、2月生まれなのは?

2歳〜3歳の1、2月には成長の早い早生まれ(1、2月生まれ)の馬たちが活躍する傾向にあるが、クラシックになると成長が追いついてきた3、4、5月生まれの馬たちが巻き返してくる。

実際に数字を見てみると、3、4、5月生まれの成績が突出している。1、2月生まれは割り引いたほうがいいのだ。

馬名 誕生
ダンビュライト 3月 3日
アメリカズカップ 2月 7日
マイスタイル 4月 1日
スワーヴリチャード 3月10日
クリンチャー 3月10日
サトノアーサー 3月 1日
アルアイン 5月 1日
トラスト 3月29日
マイネルスフェーン 4月16日
ベストアプローチ 4月24日
ペルシアンナイト 3月11日
レイデオロ 2月 5日
カデナ 3月30日
ジョーストリクトリ 4月17日
ダイワキャグニー 2月25日
キョウヘイ 4月22日
ウインブライト 5月12日
アドミラブル 3月23日

1、2月生まれなのは……

アメリカズカップ
レイデオロ
ダイワキャグニー

ここでもレイデオロはアウト。そしてプリンシパルステークスを圧勝したダイワキャグニーも消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

スワーヴリチャード
クリンチャー ※馬体重クリアしない可能性あり
アルアイン
ペルシアンナイト ※馬体重クリアしない可能性あり

この4頭が、今回の激走馬候補となった。馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


日本ダービー2017の予想考察…過去に外枠から激走した10頭の5つの共通点は?

(C)Yusuke Tsutaya

今週は東京競馬場で牡馬クラシック第2戦の東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)が行われる。

日本ダービーは内枠が有利なレースとして知られているが、上位人気が予想されるアドミラブルが外枠に入った。好走は厳しくなってしまったのか? 他の外枠の馬たちにチャンスはあるのか?

ということで今回は、過去10年で外枠から好走した馬たちを振り返り、共通点を探っていく。

共通点1 人気馬(7/10頭)

まずは単純に強い馬だった、ということが言える。歴代好走馬たちの人気を振り返ってくと……

着順 馬名 性齢 斤量 人気
ドゥラメンテ 牡3 57 1
サトノクラウン 牡3 57 3
イスラボニータ 牡3 57 1
ディープブリランテ 牡3 57 3
フェノーメノ 牡3 57 5
トーセンホマレボシ 牡3 57 7
リーチザクラウン 牡3 57 5
アントニオバローズ 牡3 57 8
アサクサキングス 牡3 57 14
アドマイヤオーラ 牡3 57 4

集計期間:2007. 5.27 ~ 2015. 5.31

10頭中7頭が5番人気以内に支持されていた。他の3頭にしても2頭は一桁人気。そして残りの1頭は、超スローペースを逃げて2着に粘った馬(アサクサキングス)だった。

基本的に外枠は不利なため、能力の高い馬でないと厳しい。大前提として能力が高い馬が、様々なハンデを克服して好走を果たしているわけだ。

ちなみに唯一、二桁人気から好走したアサクサキングスは、後の菊花賞馬である。要するに、決して弱い馬ではなかったわけだ。

共通点2 1800mで好タイム(7/10頭)

特に2、3歳戦では1800mが最も総合力が問われるレースといえる。

マイル以下はスピードが求められるケースが多いため、スタミナを計ることができない。

反対に2000mを超えてくると、スタミナが求められる割合が多くなりすぎてスピードがあるかどうか分からない。

1800mはスピードとスタミナの両方を備えているか、計るのに適切な距離なのだ。そして、総合力を求められる条件で強い競馬をした馬は「才能を秘めている」と結論付けることができる。

ダービーでは才能を秘めているかどうかがとても重要になってくる。実際、過去の好走馬を見てみると、多くの馬が1800mで好タイムを叩き出していた。

ボーダーラインは1分48秒を切れるかどうか。歴代好走馬たちがどうだったかというと……

ドゥラメンテ
未勝利 1分47秒5
セントポーリア賞 1分46秒9
共同通信杯 1分47秒2

サトノクラウン
東京スポーツ杯2歳S 1分47秒9

イスラボニータ
東京スポーツ杯2歳S 1分45秒9

ディープブリランテ
なし

フェノーメノ
※出走経験なし

トーセンホマレボシ
未勝利 1分47秒9

リーチザクラウン
未勝利 1分47秒4

アントニオバローズ
なし

アサクサキングス
百日草特別 1分47秒5

アドマイヤオーラ
中京2歳S 1分47秒9

ご覧の通り、10頭中7頭に好タイムで好走した実績があった。才能を秘めているかどうかが、ダービーで最も重要な要素である。やはり才能を秘めた馬を狙うのが、最も有効的ということだ。

共通点3 先行策(6/10頭)

では、日本ダービーで走れる素質がある馬たちは、どのようなレースを展開していたのか?

見ていくと、多くの馬が先行策を取っていたことが分かる。

着順 馬名 通過順
ドゥラメンテ  08-08-07
サトノクラウン  14-14-13
イスラボニータ  03-03-02
ディープブリランテ  04-04-03
フェノーメノ  07-06-07
トーセンホマレボシ  02-02-02
リーチザクラウン  02-02-02
アントニオバローズ  05-05-05
アサクサキングス  01-01-01
アドマイヤオーラ  06-07-09

集計期間:2007. 5.27 ~ 2015. 5.31

実に10頭のうち、6頭が先行(5番手以内)していた。18頭立てだと、特に中団は馬が密集し、外枠の馬は外々を回ることになる。そうなると距離をロスし、直線で競える体力が失われてしまう。

先行策を取れば、中団に比べて馬が殺到するわけではないため、ある程度内に入ることができる。結果、距離ロスを防ぎ、外枠の不利を緩和できる、というわけだ。

先行するために余計な力を使ってしまう……というリスクもあるものの、コーナーで外を回るより影響は小さい。また、直線で前が詰まったり、外に持ち出す必要がないため、後ろから競馬するよりリスクは小さいのだ。

共通点4 馬格が大きい(7/10頭)

これも全体的な傾向であるが、やはり480キロ以上の馬格のある馬が大半を占めている。馬格があったほうがポジション争いをする上で有利だからだ。

馬体重 着別度数
440~459kg 0- 0- 1- 0/ 1
460~479kg 0- 1- 1- 0/ 2
480~499kg 2- 2- 0- 0/ 4
500~519kg 0- 1- 2- 0/ 3

集計期間:2007. 5.27 ~ 2015. 5.31

外枠から内に潜り込もうとしたとき、小さく非力な馬だと押し負けてしまう。ある程度の馬格は必要、ということだ。

共通点5 社台系生産馬(8/10頭)

そして意外な共通点もある。歴代好走馬のほとんどが社台系の生産馬だった、という点だ。

生産者 着別度数
ノーザンファーム 1- 0- 3- 0/ 4
パカパカファーム 1- 0- 0- 0/ 1
社台ファーム 0- 2- 0- 0/ 2
追分ファーム 0- 1- 0- 0/ 1
社台コーポレーション白老ファーム 0- 1- 0- 0/ 1
前川隆範 0- 0- 1- 0/ 1

集計期間:2007. 5.27 ~ 2015. 5.31

単純に社台系の生産馬が多く出走している、という点もある。だが、社台系の生産馬はダービーを目標に調教が行われているため、ダービーで好走するための素質を備えた馬が多い、という見方もできる。

また、ややオカルト的な話になるが、社台系の馬の中で“序列”があるとすれば、外枠に入った有力馬を内に潜り込ませるために内枠の社台系馬が走路を確保する……というケースが考えられないこともない。

まとめ

整理すると……

・人気馬
・1800mで好タイムの実績
・先行馬
・馬体重480キロ以上
・社台系生産馬

以上の項目に該当している馬がいれば、「好走するポテンシャルを持っている」ということができるだろう。果たして該当する馬はいるのか? 出馬表と照らして考えてみよう。


日本ダービー2017の枠順発表!内枠有利、外枠不利が顕著な4つの理由は?

(C)競馬TIMES

5月28日に行われる東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)の枠順が発表される。

枠順発表が注目されている背景には「大注目のレース」という他に、理由がある。というのも、日本ダービーは「内枠有利」が顕著なレースとして知られているからだ。どの枠順を引くかによって、結果が大きく変わってくる可能性がある。

日本ダービー2017の枠順は?

2017年 5月28日(日) 2回東京12日目 18頭 [15:40発走]
【10R】  第84回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 芝2400m (C)

馬名 性齢 斤量
1 1 ダンビュライト 牡3 57
1 2 アメリカズカップ 牡3 57
2 3 マイスタイル 牡3 57
2 4 スワーヴリチャード 牡3 57
3 5 クリンチャー 牡3 57
3 6 サトノアーサー 牡3 57
4 7 アルアイン 牡3 57
4 8 トラスト 牡3 57
5 9 マイネルスフェーン 牡3 57
5 10 ベストアプローチ 牡3 57
6 11 ペルシアンナイト 牡3 57
6 12 レイデオロ 牡3 57
7 13 カデナ 牡3 57
7 14 ジョーストリクトリ 牡3 57
7 15 ダイワキャグニー 牡3 57
8 16 キョウヘイ 牡3 57
8 17 ウインブライト 牡3 57
8 18 アドミラブル 牡3 57

騎手は?

馬名 替 騎手
1 ダンビュライト 武豊
1 アメリカズカップ 松若風馬
2 マイスタイル 横山典弘
2 スワーヴリチャード 四位洋文
3 クリンチャー 藤岡佑介
3 サトノアーサー 川田将雅
4 アルアイン 松山弘平
4 トラスト *丹内祐次
5 マイネルスフェーン 柴田大知
5 ベストアプローチ 岩田康誠
6 ペルシアンナイト *戸崎圭太
6 レイデオロ ルメール
7 カデナ 福永祐一
7 ジョーストリクトリ *内田博幸
7 ダイワキャグニー 北村宏司
8 キョウヘイ 高倉稜
8 ウインブライト 松岡正海
8 アドミラブル M.デム

枠順別の成績は?

日本ダービーは枠順傾向が顕著なレースとして知られている。

過去10年の成績を見てみると……

枠番 着別度数
1枠 5- 2- 1-12/20
2枠 2- 0- 3-15/20
3枠 1- 0- 0-19/20
4枠 0- 3- 2-14/19
5枠 1- 1- 1-17/20
6枠 0- 2- 1-17/20
7枠 1- 1- 2-26/30
8枠 0- 1- 0-28/29
枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 25.0% 40.0% 258 126
2枠 10.0% 25.0% 72 154
3枠 5.0% 5.0% 15 7
4枠 0.0% 26.3% 0 108
5枠 5.0% 15.0% 42 58
6枠 0.0% 15.0% 0 51
7枠 3.3% 13.3% 6 35
8枠 0.0% 3.4% 0 73

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

実に1枠が最多の5勝を挙げている。複勝率はなんと40%。当然、単復回収値はどちらも100を大きく超えている。

2枠にしても複勝回収率は100オーバー。3枠のみ不振であるものの、4枠も含めてほとんどの内枠は成績がいい。

対する外枠は8枠の複勝率がわずか3%という点を筆頭に、不振傾向にある。

なぜ、これほどまでに差が生まれてしまうのだろうか?

理由1 Aコース→Cコース替わり

もっとも大きな理由は、ダービー開催週にコースが替わることだ。オークス週まではAコースを使用するが、ダービー週はCコースになる。

CコースはAコースに比べて最初のコーナーまでの距離が短い。ある程度いいポジションを取ろうとすると、特に外枠の馬は無理に前に行ったり、外目を回ったりする必要が出てきてしまう。外枠の馬たちは、何かと無理しなければいけない場面に遭遇する可能性が高いわけだ。

理由2 距離ロスが発生する

Cコースに替わることで発生するファクターは他にもある。Aコースで荒れていた内の部分がカバーされるため、内と外との差がつきにくくなる。そうなると、当然ながら経済コースを通った馬のほうが有利になる。

外枠に入ってしまうと、経済コースを通れる可能性が極めて低くなる。外を回した結果、最後の直線で余力が残っておらず、失速……というケースが多々見受けられるのだ。

例えば現役最強馬のキタサンブラックは生涯で一度しか馬券圏内から外れたことがない。そして、その唯一の敗戦こそ、8枠を引いたダービーだった。

あのときは17番枠から先行したが、大幅に距離をロスすることになり、直線では後退する一方だった。本格化前だったとはいえ、キタサンブラックはその時点でスプリングステークスを勝ち、皐月賞で3着になるほどの馬だった。そしてわずか半年後には菊花賞を制している。

あのキタサンブラックですら、ダービーの外枠から好走するのは難しかったわけだ。

理由3 ポジションが下がりがち

一方、差し馬の場合も不利は大きい。むしろ差し馬のほうが距離ロスのリスクが高い。先行馬はなんとか先行できれば内に入れられるが、差し馬は馬群が密集するところにポジションを取ることが大半だ。

だが、馬群が密集するところで内に入れるのは至難の業となる。

内に入れるためには先行するか、後方に下げるか、という選択以外にない。差し馬の場合、後ろに下げる選択をすることが多い。しかし、後ろに下げれば直線で究極の瞬発力を使わなければいけないし、スローペースになれば位置取りが悪い時点で勝負にならないケースもある。

そういう意味で、ポジションが下がりがちなのも、外枠が不利な理由の一つと言えるだろう。

理由4 不利を受けやすい

さらに言えば、後ろに下げることで多くの不利を受けるリスクがある。

・スローペース(になれば届かない)
・直線で外に持ち出さねばならないため、どのみち距離ロスに
・直線で前が開かず、詰まる

などなど。もちろん、内枠の馬でも発生するリスクではあるが、外枠の馬のほうが影響を受ける可能性が高いのだ。

まとめ

以上のように、外枠に入った馬たちには多くの不利、リスクが降りかかる可能性があるのだ。

今年は枠順によってどんなドラマが生まれるのか? 注目されるところだ。


日本ダービー2017の予想データ分析…5つの消しで好走率4割、回収率200超も

(C)masakin0712

今週は東京競馬場で牡馬クラシック第2戦の東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)が行われる。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?

ポイント1 超人気薄は消し!

ダービーは2400mのGIだ。3歳馬にとって、2400mという舞台設定は過酷だし、GIレベルとなると、より厳しくなってくる。しかも東京コースは直線が長いため、実力がない馬が惰性で粘り込むような展開になりにくい。

人気 着別度数
1番人気 4- 1- 2- 3/ 10
2番人気 1- 1- 0- 8/ 10
3番人気 4- 1- 1- 4/ 10
4番人気 0- 0- 1- 9/ 10
5番人気 0- 4- 0- 6/ 10
6番人気 0- 0- 1- 9/ 10
7番人気 1- 0- 1- 8/ 10
8番人気 0- 0- 3- 7/ 10
9番人気 0- 0- 0- 10/ 10
10番人気 0- 1- 0- 9/ 10
11番人気 0- 0- 0- 10/ 10
12番人気 0- 1- 1- 8/ 10
13番人気 0- 0- 0- 10/ 10
14番人気 0- 1- 0- 9/ 10
15番人気 0- 0- 0- 10/ 10
16番人気 0- 0- 0- 10/ 10
17番人気 0- 0- 0- 10/ 10
18番人気 0- 0- 0- 8/ 8
人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 40.0% 70.0% 114 102
2番人気 10.0% 20.0% 77 51
3番人気 40.0% 60.0% 286 151
4番人気 0.0% 10.0% 0 35
5番人気 0.0% 40.0% 0 163
6番人気 0.0% 10.0% 0 35
7番人気 10.0% 20.0% 319 93
8番人気 0.0% 30.0% 0 203
9番人気 0.0% 0.0% 0 0
10番人気 0.0% 10.0% 0 66
11番人気 0.0% 0.0% 0 0
12番人気 0.0% 20.0% 0 210
13番人気 0.0% 0.0% 0 0
14番人気 0.0% 10.0% 0 214
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気 0.0% 0.0% 0 0
18番人気 0.0% 0.0% 0 0

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

過去10年で二桁人気馬が馬券に絡んだのはわずか3回のみ。無謀な穴狙いはしないほうがいいだろう。

※以下、10番人気以内を対象に集計

ポイント2 外枠は消し!

ダービーは圧倒的に内枠が有利なレースとして知られている。

・コーナーを4回回る(=外枠は距離ロスをしやすい=内枠が有利)
・ダービー週からAコース→Cコースに変わる(=内が荒れていないため内枠有利)

よって、基本的に内枠を重視したほうがいい。反対に外枠に入った馬は厳しい戦いを強いられる。

枠番 着別度数
1枠 5- 2- 1- 9/17
2枠 2- 0- 2- 4/ 8
3枠 1- 0- 0- 9/10
4枠 0- 2- 2- 9/13
5枠 1- 1- 1-12/15
6枠 0- 2- 1- 7/10
7枠 1- 1- 2- 8/12
8枠 0- 0- 0-15/15
枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 29.4% 47.1% 304 148
2枠 25.0% 50.0% 181 232
3枠 10.0% 10.0% 30 15
4枠 0.0% 30.8% 0 91
5枠 6.7% 20.0% 56 78
6枠 0.0% 30.0% 0 103
7枠 8.3% 33.3% 15 88
8枠 0.0% 0.0% 0 0

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

7枠より外になると、非常に厳しい成績となっている。ちなみに15番より外になると(0−0−0−18)と全く馬券に絡めていない。

基本的には1〜6枠を重視し、外枠は軽視したほうがよさそうだ。

ポイント3 馬体重の軽い馬は消し!

東京芝2400mは三歳馬にとって厳しい舞台だ。だからこそ、体力が重要になってくる。

ではどんな馬が体力を秘めているかというと、基本的には大きな馬を選んだほうがいい。体が大きいというのはそれだけでアドバンテージになる。筋肉量が多ければ他馬とぶつかって当たり負けしたり、消耗したりすることは少ないし、ポジション争いをするときにも優位に立てる。

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg
400~419kg 0.0% 0.0% 0 0
420~439kg 0.0% 0.0% 0 0
440~459kg 7.7% 30.8% 23 100
460~479kg 4.3% 21.7% 12 38
480~499kg 16.1% 22.6% 188 83
500~519kg 15.0% 40.0% 76 121
520~539kg 0.0% 25.0% 0 163
540~ 0.0% 100.0% 0 450

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

基準のラインを引くとするなら、480キロあるかどうか、といったところだろう。

それ以下になると好走率、回収率ともに下がる。特に回収率は極めて低い。

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
指300~478kg 5.0% 22.5% 14 55

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

これだけ回収率が低いというのは、穴馬がほとんど走っていないことを意味している。

ポイント4 後方一気は消し!

東京競馬場は直線が長いため、差し馬に有利と思われがちだ。しかし、実際にはそうではない。

特にダービー週はコース替わりをするため、内が有利にやりやすく、コーナーを4回回るため距離ロスをしやすい差し馬は不利を受けやすい。

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 0.0% 33.3% 0 320
平地・先行 4.8% 33.3% 40 125
平地・中団 13.0% 29.6% 118 82
平地・後方 9.1% 13.6% 31 43

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

前走後方から競馬をした馬の成績が悪いことが分かる。差し馬より先行馬を、最低でも中団につけられる馬を軸として選ぶべきだろう。

ポイント5 1、2月生まれは消し!

3歳クラシックは、競走馬にとって最も華のある時期である。言ってみれば青春時代のようなものだ。

だからこそ、誕生月が重要になってくる。2歳〜3歳の1、2月には成長の早い早生まれ(1、2月生まれ)の馬たちが活躍する傾向にあるが、クラシックになると成長が追いついてきた3、4、5月生まれの馬たちが巻き返してくる。

実際に数字を見てみると……

生月 着別度数
1月生 1- 1- 1- 4/ 7
2月生 1- 2- 1-21/25
3月生 4- 1- 4-22/31
4月生 2- 2- 3-18/25
5月生 2- 2- 0- 7/11
6月生 0- 0- 0- 1/ 1
生月 勝率 複勝率 単回値 複回値
1月生 14.3% 42.9% 57 85
2月生 4.0% 16.0% 22 48
3月生 12.9% 29.0% 143 77
4月生 8.0% 28.0% 56 147
5月生 18.2% 36.4% 104 100
6月生 0.0% 0.0% 0 0

集計期間:2007. 5.27 ~ 2016. 5.29

1月生まれは対象馬が少ないため成績がいいように見えるが、2月生まれの成績を見れば早生まれがいい要素ではないことが分かるだろう。3、4、5月の成績が突出しているのだから、素直にここから選んでいいのではないだろうか。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

人気 着別度数
指1-18人 5- 1- 4-15/25
勝率 複勝率 単回値 複回値
20.0% 40.0% 248 173

集計期間:2007. 5.27 ~ 2015. 5.31

なんと、好走率は40%超、回収率も200%オーバーという極めて優秀な成績となっている。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。


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