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プラチナムバレットの血統や次走、将来性は?京都新聞杯の覇者を分析

(C)Koji Takahashi

5月6日に京都競馬場で行われた日本ダービートライアルの京都新聞杯(GII/芝外回り2200m)で、2番人気のマンハッタンカフェ産駒プラチナムバレット(牡3)が、1番人気のサトノクロニクル(牡3)を押さえて勝利した。3番人気のインヴィクタ(牡3)は7着に終わった。

プラチナムバレットの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。


プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

マンハッタンカフェ
スノースタイル
母の父ホワイトマズル
母の母シャルムダンサー
性別
馬齢3 歳
生年月日2014年5月19日
毛色芦毛
馬主(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
調教師河内洋(栗東)
生産牧場岡田スタツド
産地新ひだか町
馬名意味プラチナの弾丸

血統評価は?

プラチナムバレットは父マンハッタンカフェ、母父ホワイトマズルという血統だ。

何といってもスマートレイアーの半弟として知られている。姉は古馬になってから先行する競馬をして結果を出すようになったが、若い頃は後方一気しかできない不器用な馬として知られていた。

一方のプラチナムバレットは前からの競馬も後ろからの競馬もできる。このあたりはマンハッタンカフェ産駒らしい器用さ、と表現していいのではないだろうか。

ただし、近親の活躍馬はスマートレイアーくらい。同馬にしてもGIを勝つには今のところ至っていないため、スケール感という意味でやや心もとないところだ。父がディープインパクトからマンハッタンカフェに変わったことで器用さは得られたが、一方でスケール感という意味ではダウンしているはず。そういった意味でも、大舞台で勝つためにはどれだけ器用さを生かしていくか、という点がカギになってきそうだ。

ポジティブなポイントを挙げるとするなら、マンハッタンカフェは母父ノーザンダンサー系との相性がいい。活躍馬を上から並べていくと……

ヒルノダムール
ガルボ
クイーンズリング
ショウナンマイティ
レッドディザイア
グレープブランデー
ジョーカプチーノ
フミノイマージン
マンハッタンスカイ
ルージュバック

この中で母父がノーザンダンサー系ではない、というのはグレープブランデーとマンハッタンスカイのみだ。グレープブランデーはダート馬だし、マンハッタンスカイは長く活躍した一方で大舞台では振るわなかったため、例外と考えていい。

そうなると、成功したほとんどのマンハッタンカフェ産駒は母系に色濃くノーザンダンサーの血を持っていたことになる。そういう意味では、プラチナムバレットも活躍馬になれる資格は持ち合わせているのではないか。

次走は?

次走は当然、日本ダービー……と書きたいところだったが、残念なことにレース後、骨折が判明した。

京都新聞杯(GII)に優勝したプラチナムバレット号(牡3歳 栗東・河内 洋厩舎)は、右橈骨遠位端骨折が判明しましたのでお知らせいたします。なお、休養期間は未定です。(JRAより)

復帰が待たれるところだ。


(C)Koji Takahashi

5月6日に京都競馬場で行われた日本ダービートライアルの京都新聞杯(GII/芝外回り2200m)で、2番人気のマンハッタンカフェ産駒プラチナムバレット(牡3)が、1番人気のサトノクロニクル(牡3)を押さえて勝利した。3番人気のインヴィクタ(牡3)は7着に終わった。

勝ち馬の勝因、敗れた馬たちの敗因は何だったのか? 振り返っていくことにしよう。


レース映像・動画

映像はこちらから(※JRA公式サイト→レース結果のページでご覧いただけます)

結果・着順

2017年 5月 6日(土) 3回京都5日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第65回京都新聞杯
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝・外 2200m 12頭立

馬名S性齢
11プラチナムバレット牡32
3サトノクロニクル牡31
2ダノンディスタンス牡36
5サトノリュウガ牡35
8ミッキースワロー牡34
6ゴールドハット牡38
4インヴィクタ牡33
9メルヴィンカズマ牡37
12ウインベラシアス牡311
107ハギノアレス牡310
111カケルテソーロ牡39
1210ユキノタイガ牡312

LAP 12.7-11.1-12.8-12.4-13.1-13.1-12.7-12.6-11.6-11.5-11.6
通過 36.6-49.0-62.1-75.2
上り 73.1-60.0-47.3-34.7
平均 1F:12.29 / 3F:36.87

レース分析

まずはレースラップを見てみよう。

12.7-11.1-12.8-12.4-13.1-13.1-12.7-12.6-11.6-11.5-11.6

前半はウインベラシアスがハナを切ったものの、ペースは上がらなかった。道中は2度の13秒台を刻むなど、スローペースに。

しかも向こう正面でウインベラシアスは2番手以下を10馬身程度ちぎっていた。2番手以降は超のつくスローペースだったことが分かる。ウインベラシアスが力のある馬なら、普通に粘り込めていても何らおかしくなかっただろう。

完全に位置取りと、上がりの瞬発力勝負というレースになった。上がりの3ハロンは「11.6-11.5-11.6」。ほとんど減速しないまま、ゴール板を駆け抜けている。よほどゆるいレースで、どの馬もバテなかった……というか、脚を余した馬も多かったのではないか。

京都新聞杯は特に近年、ダービーにつながるトライアルとして名が通っている。しかし、今年に限ってはレースレベルだけ見れば非常に厳しいのではないか。

混戦を極める牡馬クラシック路線を象徴するようなレースだったと言っていいだろう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 プラチナムバレット

道中は後方に待機し、直線のヨーイドンで切れ味を発揮した。今回はディープインパクト産駒が不在で、ライバルとなったのがハーツクライやハービンジャー、ルーラーシップ産駒といった、どちらかといえばスタミナ寄りの血統の馬が多かったことが瞬発力勝負で勝てた要因だったと考えられる。

この馬の血統を見ても、京都の外回りで強いのは半姉スマートレイアー譲りと言えるかもしれない。

2着 サトノクロニクル

父ハーツクライ、母父インティカブ(ロベルト系)、母母父ニジンスキーという重厚な血統だけあって、瞬発力勝負は厳しかったか。4コーナーから直線に入る際、外を回っていたミッキースワローに楽な手応えでかわされているところを見ても、一瞬の切れ味勝負に向いていないことが分かる。

最終的にはそのミッキースワローをかわしているのだから、追って味のあるタイプと言えるだろう。

次はダービーになるだろうが、距離が伸びるのはプラス。ただし、ダービーも瞬発力勝負になる傾向にあるため、さすがに厳しいかもしれない。馬場が悪化すれば、といったところ。

これから力をつけてくるタイプであるため、菊花賞など、長丁場のレースが楽しみだ。

3着 ダノンディスタンス

ルーラーシップ産駒らしく全く切れないが、なんとか直線までのリードを生かして粘り込んだ、という感じ。再現性はなし。


ジリ貧で決めて勝負には向かないため、先行してどこまで、というところだろう。

4着 サトノリュウガ

もったいない競馬だった。瞬発力がないのだからもう少し早く仕掛けていれば長くいい脚を使って押し切れそうな展開だったが、仕掛けが遅れたことで3、4コーナーで置いていかれてしまった。最後は伸びてきただけに、仕掛けの遅さが悔やまれた。

もっとも、そもそも瞬発力勝負に向いていないため、仕方ない部分もあったか。

5着 ミッキースワロー

持ったままサトノクロニクルをパスしたときは完勝もあるかと思われたが、案外伸びなかった。キャリア3走ですべて上がり1位を使っているように、末脚比べが苦手とは思えないだけに、意外な結果だった。

6着 ゴールドハット

7着 インヴィクタ

立ち遅れて最後方からの競馬となったことに加え、超スローペースになって万事休すだった。

直線の入り口ではプラチナムバレットと同じような位置にいたが、マンハッタンカフェとハービンジャーでは切れ味が違う。

今回はノーカウントでOKだろう。改めて秋の菊花賞路線でどこまで伸びてきてくれるかが期待される。

8着 メルヴィンカズマ

9着 ウインベラシアス

10着 ハギノアレス

11着 カケルテソーロ

12着 ユキノタイガ


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