京成杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2019年1月14日、中山競馬場で京成杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるシークレットラン、ラストドラフト、ランフォザローゼス、ダノンラスター、カテドラルらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

京成杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは3回、2着3回で3着1回となっており、まずまずの信頼度だ。

2番人気も3勝2着1回3着2回とこちらもそれなりの信頼度である。7番人気の勝利もあるが、おおむね上位で決まりやすい。中穴狙いにはぴったりか。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 惜敗が強く圧勝は弱い?!

前走の着差に注目してみたが、勝った馬と負けた馬に注目したい。まず負けた馬だが、コンマ5秒差までの馬の成績を見ていただきたい。

コンマ5秒までの負け馬 ( 4- 5- 3-21)
勝率 12.12% │ 複勝率 36.36%

過去33頭が出走し、4勝2着5回、連対率27.27%だ。コンマ6秒以上となると過去に45頭のうち1頭しか3着に入っていない。ここが前走負け組の条件だ。

では前走1着組についてだが、実はコンマ6秒以上の差をつけて勝った馬は5頭出走したが1頭も馬券圏内に絡んでいない。面白いのはコンマ3秒から5秒までの馬だ。

コンマ3~5秒差で勝利の馬 ( 3- 1- 2-8)
勝率 21.4% │ 複勝率 42.9%

完膚なきまでの圧勝は必要ない。いわゆる最後は流して勝利するような完勝がベストだ。

予想参考データ② 逃げ残りより追い込み!

中山競馬場で馬場改修が行われて数年が経つが、過去5年のコーナーの通過順の傾向を見ると、4コーナーで10番手以下、中団やや後方から後方にいる馬が15頭中7頭だった。

7番手や8番手にいた馬は4頭いるので、中団や後方の馬が11頭もおり、前残りのケースはやや少ない。この傾向は馬場改修後顕著になっている。

中山は小回りだから逃げが残りやすいというのは、少し前の常識であり、今はこの馬場でも十分差しが決まる。前より後ろだ。

予想参考データ③ 狙いはキャリア3戦

新馬戦からの参戦だとキャリア1戦となるが、ここでの狙いはキャリア3戦の馬である。

キャリア3戦 ( 6- 4- 2-25)
勝率 16.2% │ 複勝率 32.4%

キャリア3戦で挑む馬は確かに多いが、それでもこれだけの勝率と複勝率は単に頭数が多いだけという理由にはならないだろう。ちなみに4戦もいい。

これがキャリア6戦になると過去12頭いて1頭だけが3着に入った。狙うならキャリア3戦か4戦か。2戦はやや割引といったところか。

2019年の危険な人気馬は?

カテドラルはオープン勝ちもあるので人気に支持される見込みだが、前走は東スポ杯をコンマ9秒負け。京成杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ラストドラフトは新馬戦をタイム差なしで勝ったのが引っかかる。前走新馬戦組で3着に入った2頭は着差をつけて勝っていた。良血馬だが割引は必要だ。

一方、シークレットランは危険なデータに一つも当てはまらないどころか、キャリア3戦などの好成績データにも当てはまる。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、シークレットランと言えそうだ。

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