今週は名物重賞の第32回エプソムカップ(GIII/東京芝1800m)が行われます。
昨年引退したジャスタウェイが2013年のこのレースで2着してから覚醒が始まったように、今年も名馬候補が登場するかもしれません。
出走予定馬の中から有力馬の調教診断と、調教内容が良かった伏兵の調教診断をお届けします。
有力馬としてピックアップしたのは、以下の4頭です。
エイシンヒカリ(都大路S1着)
フルーキー(東京新聞杯3着、読売マイラーズ5着)
サトノアラジン(モンゴル大統領賞1着)
ディサイファ(中日新聞杯1着)
デビュー5連勝で注目を集めたエイシンヒカリやマイル重賞の常連フルーキーなど例年以上の好メンバーが集まりました。
これら有力馬の調教を順に診断してみたいと思います。
そして、最後にはこれら有力馬にひけを取らない調教で光っていた未来の名馬候補の注目馬を紹介しますのでこちらもお楽しみに。
有力馬調教診断
※調教の評価は10点満点です。
エイシンヒカリ|評価【9】
栗東│CW│重│6ハロン│馬なり直線強め
単走で走っている隣に併せ馬がやってきて、結果的に変則併せ馬のようになりましたがラスト少し追っただけで鋭い伸び脚でした。他の馬が来ても動じず、しっかり伸びてきた調教は素晴らしいの一言。黒光りする馬体も好調さを物語っていました。
フルーキー|評価【7】
栗東│CW│重│6ハロン│馬なり
3頭合わせで終始楽な手ごたえでほぼ鞍上の手は動かず馬なりで同入。それでもラストはいい伸びをみせていましたし、追えばもっと伸びそうでした。馬体もこの馬なりにいい感じに見えます。迫力という点で驚くほどではありませんが、順調でしょう。
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