オークションへのショックと「ありがとう」
「最近の成績と年齢からも、そろそろ引退もあるかなとは思っていました。覚悟しているつもりでしたけど、いざ引退が決定すると寂しいもんですね…大人しいしいい乗馬になるわ、と思っていたのですが、まさかのオークション行き︎。オークションだとおそらく地方行きになるかと思いますが、まだ走らせようとしているのには残念な思いしかありません」
「走る事に対する気持ちが萎えてしまっているし、加齢による衰えもあります。走り方からダートの適性もあまりないと思いますし、賞金もまあまあ持ってるので上位クラスでのスタートでしょうから、状況は更に厳しくなるでしょう…。引退するのも「ビジネス」なんですね。正直、この決定にはショックでした」
「でも私には何の決定権もないので、受け入れるしかありません。何なら、オークションで自分で落札して乗用馬として引き取りたいくらいです」
ハーキュリーズに思いを寄せるからこそ、複雑な心境になっているようだ。実際、「私の中では存在感の強い馬でした」という。そして最後には「『今までお疲れさん、ありがとう!』とだけ言ってお別れしました。ハーキュリーズならどこへ行ってもかわいがってもらえると思うので、新天地で頑張ってほしいですね」と、エールを送っている。
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