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2019年6月9日、阪神競馬場でマーメイドステークス(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるセンテリュオ、フローレスマジック、モーヴサファイア、ランドネ、スカーレットカラー、クィーンズベストらの中で危険なのはどの馬か。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


マーメイドステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは2回、2着、3着ともに1回ずつと、信頼度はそこまで高くなく、ハンデ戦らしい印象を与える。

上位人気も大差がなく、10番人気まで似たような数字が並ぶ。人気より中身、そこで考えても全然大丈夫と言える。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 関東馬の取捨選択

関東馬(0- 6- 3-36)
勝率 0.0% │ 複勝率 20.0%

過去10年未勝利の関東馬、なかなか勝ち切れない印象を与えるが、ここで重要なのはどんな関東馬がここで激走するか。

目立つのは斤量がそこそこ軽い馬、52キロや53キロの馬が目立ち、それより重い馬は前走にそれなりの実績を残しておきたい。

今年の関東馬はフローレスマジックが大将格だが、斤量55キロを背負う。条件戦では関東馬も関西遠征で健闘を見せるが果たして。

予想参考データ② 決め手がカギを握る!

この時期は超高速馬場になりやすく、東京競馬場を見れば分かるが信じられないタイムばかりが並ぶ。しかし、マーメイドステークスに限っては、思ったほど速いタイムにはならない。

2分台の決着もあるなど、全体的なスピード決着にならず、1分58秒台での決着が過去10年でないため、条件馬でも全然勝負になる。

逃げ馬はそれほど有利とはいえず、いかに末脚などの決め手を有するかが大きなポイントであり、勝敗を大きく左右する。

33秒台後半で十分上がり最速を狙えることから、中団あたりでレースに参加し、直線で抜け出せるような馬が狙いだろう。

予想参考データ③ 激アツは53キロ!

斤量53キロ(6- 3- 2-22)
勝率 18.2% │ 複勝率 33.3%

マーメイドステークスはハンデ戦、斤量50キロの馬がちょくちょく来るので軽ハンデ狙いをする方も多いだろうが、外せないのが斤量53キロの馬だ。

53キロに設定されるのは、3勝クラス、準オープンで勝ち負けの馬、もしくはオープン特別で掲示板前後に来るような馬、このあたりが目立つ。

牝馬限定の重賞で活躍する馬より、狙うなら3勝クラスで頑張っている馬、そんな傾向が見て取れる。

56キロ以上で活躍する馬もいるにはいるが、桜花賞などクラシック戦線で頑張った馬が多く、できればクラシックやGⅠでの勝利経験がほしいところだ。

2019年の危険な人気馬は?

フローレスマジックは人気になる見込みだが、福島牝馬ステークス2着こそあるが、55キロを背負うまでの存在とは言い難く、見込まれた印象がある。この時期はあまり走っておらず、多少涼しい時期が狙い目とも言える。マーメイドステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ランドネは2つ目の消しデータに合致している。人気先行タイプで、結果はそこまでではない。逃げ残りを期待されるだろうが、思ったほど逃げが決まりにくいのがマーメイドステークスなので、人気が先行するようなら嫌ってもいいかもしれない。

反対にスカーレットカラーは危険なデータに一つも当てはまらない。斤量53キロはこの馬だけという激アツ要素だけでなく、相性がいいパールステークスを勝利。懸念されるのは距離だが、ペースは速くならず消耗戦になりにくい。気にしなくていいだろう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、スカーレットカラーと言えそうだ。

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