ダービーが終わってもGIは続きます。今週は春のマイル王決定戦「第65回安田記念」が東京競馬場で行われます。
近年の安田記念というと、ストロングリターンが制した2012年を思い出します。1番人気が6.6倍という大混戦でした。ストロングリターンは脚元の弱さに悩まされましたが、潜在能力はかなりのものがあったと思っています。種牡馬としての活躍に期待したいですね。
近年のマイル路線はとにかく混戦。近3年の芝マイルGIの1番人気のオッズを振り返ってみると、
2014年 マイルCS 4.4倍(ミッキーアイル)
2014年 安田記念 1.7倍(ジャスタウェイ)
2013年 マイルCS 3.8倍(ダノンシャーク)
2013年 安田記念 4.0倍(ロードカナロア)
2012年 マイルCS 4.0倍(グランプリボス)
2012年 安田記念 6.6倍(サダムパテック)
このように、「世界チャンピオン」ジャスタウェイを除いた最低オッズは2013年マイルCSのダノンシャークの3.8倍で、いかにも混戦という言葉が似合います。しかし、レースを考察する楽しさも他のレースに増して味わえます。
今回も血統から安田記念の好走馬を探っていきたいと思います。
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