秋の飛躍を占うエプソムカップ(GIII/芝1800m)が6月14日に東京競馬場で行われる。
中心となるのが都大路ステークスを見事なラップで逃げ切ったエイシンヒカリだ。2連勝で本格化の兆しを見せるサトノアラジン、前走の中日新聞杯で重賞2勝目を飾ったディサイファなどの走りにも注目が集まる。
予想される人気と、出走を予定している主な有力馬はを見ていこう。
人気予想
1番人気 サトノアラジン
2番人気 エイシンヒカリ
3番人気 フルーキー
4番人気 ディサイファ
5番人気 ヒラボクディープ
※独自のアルゴリズムを用いて集計しています
勢力図を予想
エイシンヒカリ(牡4)
連勝こそ前々走で止まったが、前走の都大路ステークスではグランデッツア以下の追撃を振り切って逃げ切り勝ちを収めた。前走は休み明けで、今回は叩き2走目となるので、上積みを見込めそうだ。今回も武豊騎手とのコンビ。ここを勝って秋の天皇賞へ向かいたいところだ。
サトノアラジン(牡4)
前々走の春興ステークスでは接戦を制し、前走のモンゴル大統領賞では余裕の差し切りで完勝と、ここにきて充実ぶりを示している。元々はクラッシクレースでの活躍を期待されていた素質馬で、重賞を勝つ能力は十分にある。3連勝で重賞初制覇となるか。
ディサイファ(牡6)
前年のこのレースの勝ち馬で、東京1800mで他にも2つ勝ち鞍があり、この条件はベストだ。昨年の秋はGI戦線で大敗を喫していたが、GIIIのここなら力上位だ。その証拠に前走の中日新聞杯で重賞2勝目を挙げている。ここを勝って再び秋の大舞台へと繋げたいところ。
フルーキー(牡5)
安田記念を回避してこのレースに参戦。前走の読売マイラーズカップでは5着と敗れたが、直線では前が塞がる不利を受けており、決して力負けではない。1800mでは(2-1-0-0)と好成績を収めていて適距離だ。ここ4走は重賞で惜敗を続けており、そろそろ重賞タイトルが欲しいところ。
他には絶好調の横山典弘とコンビを組むダノンジェラード、先行したときのしぶとさに定評のあるアーデント辺りも圏内か。故障から復帰したものの、ここ3走で良いところがないマイネルホウオウの復活にも期待したい。
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