共同通信杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年2月10日、東京競馬場で共同通信杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはアドマイヤマーズ、クラージュゲリエ、ダノンキングリー、フォッサマグナらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象として、今年は登録馬が少な炒め穴馬の選定は2頭とした。


目次

共同通信杯の配当傾向

過去10年を見ると、三連単の高額配当は昨年の566,290円が50万超えの大波乱であった。その他にも2016年(98,880)や2013年(79,330)含めて計6回の万馬券が出ている。最低配当も2014年の3,190と比較的好配当が出ており、穴馬の出番が十分にあると言える。

単勝オッズは2016年(2,260円)が最高配当となり、それ以外は2018年(1,360円)を除くと220-740円までの人気上位馬が優勝する傾向にある。軸としては素直に上位人気馬から選定するのが良いと言える。

馬連も3桁配当が4回あるが2016年(9,650円)や2018年(5,080円)などの高配当も出ており、相手として穴馬の選定が重要となる。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 先行馬に注目

2009年のトップカミング(9人気)、2016年のディーマジェスティ(6人気)を除くと全ての穴馬が先行からそのまま粘りきり、波乱を演出する形となっている。今年も恐らく同様の傾向が続くと考えられる。以下に該当馬の人気と通過順位を挙げた。

2018年 オウケンムーン(6人気/3-5-5)/エイムアンドエンド(10人気/2-2-2)
2017年 エトルディーニュ(6人気/3-2-2)
2016年 イモータル(5人気/3-3-3)
2013年 マイネルストラーノ(9人気/2-2-2)
2011年 ユニバーサルバンク(6人気/3-2-2)

これらの傾向からも基本的には5番手以内につけそうな馬を狙うのが良いだろう。前述のトップカミング、ディーマジェスティにしても10番手以内から上位に追い込んできており、それ以下の極端な追い込みにかける人気薄馬を狙うのは危険と言える。

予想参考データ② 関東所属騎手が外国人騎手に注目

人気薄で激走した馬に関しては関西騎手の台頭はなく、関東騎手か外国人騎手を狙うの良いだろう。

関東所属騎手
2018年 オウケンムーン(6人気/北村 宏司騎手)
2017年 エトルディーニュ(6人気/柴山 雄一騎手)
2016年 ディーマジェスティ(6人気/蛯名 正義騎手)
2013年 マイネルストラーノ(9人気/柴田 大知騎手)
2009年 トップカミング(9人気/蛯名 正義騎手)

外国人騎手
2018年 エイムアンドエンド(10人気/ミナリク騎手)
2011年 ユニバーサルバンク(6人気/ベリー騎手)

予想参考データ③ 母系の欧州型ノーザンダンサーの血に注目

穴馬の母系に注目すると欧州型ノーザンダンサーの血を持つ馬が多くみられる。

2018年 オウケンムーン(母父エリシオ)
2017年 エトルディーニュ(母父オペラハウス)
2016年 ディーマジェスティ(母母父Sadler's Wells)
2013年 マイネルストラーノ(母母父ギャロップダイナ)
2009年 トップカミング(母母父マルゼンスキー)

また、表記していないが母系にナスルーラ系やロベルト系の血も含まれているケースも多く、今年も該当する馬がいれば狙いたい。

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはシュヴァルツリーゼ、ナイママだ。

シュヴァルツリーゼは関東所属の石橋脩騎手が騎乗、5番手以内での競馬が予想される。母系の血としては3代前までには含まれないが5代前までにSadler's Wells系×ナスルーラ系の組み合わせを持っており該当馬とした。上位人気馬に喰らいつけるか是非期待したいところだ。

ナイママは関東所属の柴田大知騎手が騎乗、昨年の夏は先行して結果を出してきた。前走は不完全燃焼に終わったが今回積極策に出ればチャンスがある。母系はナスルーラ系と3代前母ニシノプロミネンスがロベルト系×欧州型ノーザンダンサーに該当する。

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